目眩を起こした前庭神経炎を葛根湯で治した。麻生発言・従軍慰安婦に対する報道の責任。13年8月3日
1週間前から口内から喉にかけて、熱いスープで火傷をしたようにしみる。鏡で見ると少し赤く、口内炎の前兆のように見える。朝夕、うがい薬で洗うだけで様子を見た。相変わらず睡眠時間は短く、4時間で目覚めてから二度寝ができない。その睡眠不足に過労が重なっているのかもしれない。
昨日朝、目覚めると酷い目眩が起きた。目を開けると左右に視野が回転し、起き上がるとふらつき吐き気がある。乗り物酔いに似た気持ちの悪さだ。
朝食を少し食べたが、すぐに吐いた。このままでは体力が低下するばかりだ。気分の悪さを我慢しながら、ネットで目眩を起こす病気を重症の順にチェックした。最初に、脳腫瘍・脳出血・脳梗塞の項目を調べたが、合致しない。症状は目眩だけで、難聴・耳鳴り・耳閉感はないのでメニエール病ではない。
最後に調べた風邪の後に起きる前庭神経炎に類似点があった。診断では、風邪を引いた後に回転性のめまいが出現し、聴力低下や耳鳴りがない場合には前庭神経炎を疑って耳鼻咽喉科を受診するように、とある。前庭とは内耳の蝸牛と三半規管の間の中央の器官のことだ。そこがウイルスや細菌感染で炎症を起こすと、上記のような酷い目眩を起こす。
その項目を読んでから、この1週間の症状が、軽い風邪に似ていることに気づいた。夜も窓を開け放っているので、室内は25度以下のことも多かった。Tシャツにタオルケットだけで寝ていて、明け方に涼しさで目覚めたことが何度もあった。それで寝冷えを起こしていたようだ。
吐き気は治まらなかったが、無理矢理にカロリーのある飲み物を摂り、間を置いて葛根湯を飲んだ。葛根湯は初期のウイルス感染に効果があり、筋肉の緊張をやわらげ血行をよくする。飲んだ後、横になると午後3時頃まで気持ちよく寝てしまった。
目覚めると目眩は消え、食欲も回復していた。すぐに食事をとって散歩へ出た。
夕暮れに帰宅してからも仕事はせずにテレビを見ていた。9時からは「天空の城ラピュタ」を見た。その後、12時前に葛根湯と睡眠導入剤を飲んで寝た。
目覚めたのは午前9時。途中、トイレで起きただけで、久しぶりに長時間眠って気分は良かった。目眩は完全に治まり、フワフワ感が少し残っているだけだ。どうやら前庭神経炎の診断は間違っていなかったようだ。
治らなければ病院へ行くつもりだった。この対処方法は人には薦められない。前庭神経炎なら数日〜1週間ほど激しい目眩が続き、更にフワフワ感が長引くことがあるので、異常を感じたら必ず耳鼻科へ行くことを薦める。悪化させると内耳前庭部に損傷が起きて、長く酷い目眩に苦しむことになる。
夏空。
新聞を止めても違和感は全くなかった。昔は新聞依存症と思えるほどに、配達が待ち遠しかったのに、今は新聞がなくても何も感じない。ニュースは新聞のネットを開き、主要各社の総ての記事題名に目を通す。朝日のサイトは記事は粗筋だけで、詳しく読みたい場合は有料になっている。しかし、他の新聞社は記事を詳細に無料で閲覧できるところが多い。
今日、印象に残った記事は、パキスタンのクイズ番組の景品が捨てられた赤ちゃんだったことだ。当然ながら欧米紙は人権蹂躙だと非難ごうごうだったが、現地ではごく当然に受け止められていた。むしろ、イスラム精神に則って、親のない子供を育てる立派な行為として賞賛されていた。
キリスト教的な決めつけとイスラム的合理主義の対立が記事に読めてとても面白かった。
当然ながら朝日ではないが、従軍慰安婦関連記事では、20年前に朝日の記者と日本の人権活動家が組んで問題化したのがきっかけとあった。
朝日の記者はその問題を俎上に上げれば、正しく検証されると考えていたのだろうか。あるいは、左寄りの記者で日米韓の離反が目的だったのかもしれない。その結果、問題提起は政治的にねじ曲げられ反日運動に利用されてしまった。これは朝日で取り上げなかったら、韓国では殆ど顧みられなかった歴史で、政治的には日韓正常化時の賠償金で総て解決済みとされている。
従軍慰安婦が国内問題なら朝日の手法は正しく機能しただろうが、韓国には通用しなかった。朝日は今起きている反日運動を想定して、慎重に論証を重ね、正確な数値を出して問題提起すべきだった。
米国に建てられている慰安婦像には20万の若い女性が強制連行されて慰安婦に仕立てられたと併記してある。しかし、その殆どは勤労動員の数で、慰安婦の数ではない。にもかかわらず、米国を始めとして欧米では、非人道国家日本が一人歩き始めている。
このように様々な報道に触れると、麻生氏がナチスを擁護しているとの意図的誤報を含め、共同通信、朝日などがこれまで日本に対してやって来たことがよく見える。後で原文を読んだが、彼は平和的なワイマール憲法下でもナチスの台頭を防げなかった事実を知るべき、と正しいことを言っている。その発言に非難される箇所はない。強いて言えば「"反面教師"として手口を学ぶべき」と補足して説明すべきだった。しかし、共同通信は悪意のある英訳をして配信してしまった。最小限、報道は正確を期し、政治家は報道とは上げ足を取るものと肝に銘じるべきだ。
緑道公園。
お昼から散歩へ出た。久しぶりに夏陽射しだ。夏の光には死者のイメージを感じる。死者と言っても、暗いイメージではない、生と死が渾然と混ざり合った光り輝く世界だ。古代インカでは死者と生者が共に暮らしていたが、あの死生観はとても好きだ。
殊に、インカの風習が残るメキシコの死者の日はいい。日本のお盆と同じように、死者の魂があの世から帰って来て、生きている者たちと楽しむ日だ。その日は祖先の墓地へ出かけて、砂糖やロウで作られたドクロのオブジェとオレンジ色のマリーゴールドを飾り、死者たちと食べて飲んで楽しむ。
去年の秋にディズニーシーへ行った時はハローウィンと死者の日が重なっていて、夜の闇に飾られた鮮やかなマリーゴールドとドクロのオブジェが実に美しかった。
三時前の三時草。
時間通りに、花はまだ開いていなかった。
今日の散歩道では幾組もの浴衣がけの男女に出会った。
やはり、日本女性は着物が似合う。
見とれながら、今日が戸田の花火大会なのに気づいた。
夕暮れからドンドンと花火が打上ったが、音だけ聞いて見なかった。
写真は玄関前から戸田橋方向。
昔から花火大会はいつも、行けば大混雑で、連れの女の子のトイレから乗り物まで気を使うばかりで楽しめなかった。
むしろ、線香花火などの子供用の小さな花火の方が楽しい。夜の散歩で見かけると、必ず立ち止まって眺めてしまう。
夜9時、花火のドンが終わると、回りの花火見物のざわめきは潮が引くように消えてしまった。この祭りの後の寂しさも、花火大会が好きになれない理由の一つかもしれない。
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