« 新興のジェネリック家電が、世界の巨大家電ブランドを無意味にする。13年8月31日 | トップページ | 時に抗うように絵を描いて、新しい記憶を紡いでいる。13年9月6日 »

2013年9月 3日 (火)

巨大地震に遭遇する世代。13年9月3日

日曜は防災の日だった。災害特集が目白押しで、殊にNHKスペシャルのメガ・クエィクは災害列島に住む日本人にとって切実なテーマだ。

番組では東北大地震の発生前の1か月以上、微細な揺れスロー・クエイクが続いていたことを取り上げていた。これは太平洋プレートとフィリピン海プレートがユーラシアプレートの東端の日本列島下に潜り込む時の微細な摩擦振動だ。スロー・クエイクは摩擦が小さい箇所に起きる。プレートが強く固着している個所からの振動はほとんどなく、限界を越えた時に一気に剥がれて地震を起こす。プレート構造を正確に把握できれば地震予知は一気に前進するが、その仕組みは複雑過ぎて解明は難しい。

新しく分かったことは、伊豆半島がプレートの動きを押しとどめ、それに代わって半島東側にプレートが潜り込み始めていることだ。その結果、東南海地震の予想震源域は従来より50キロほど東京へ近づいた。

古くからの地震記録が残っている日本では、大地震の周期が分かっている。その中で要注意なのは千年以上前に起きた貞観の大地震の周期だ。

869年7月9日に起きた貞観三陸地震M 8.3〜8.6は、2011年の東日本大震災M9.0に匹敵する。それから9年後の878年10月28日に、相模・武蔵地震-M 7.4が起きた。更にその8年後の887年8月26日に 仁和南海地震・M 8.0〜8.5が起きて、東南海・東海地震が連動し、東海から紀伊半島にかけて巨大津波が襲った。

それを今回にあてはめると、2020年辺りに関東で直下型地震が起きて、2028年辺りに東海東南海地震が起きる。過去と同じ経緯を辿るとは限らないが、東南海東海地震と関東の直下型地震発生の30年以内発生説は納得できる。

今回、東北沖の震源域海底は観測史上例のない50メートル以上も動いた。この大地殻変動のひずみは日本列島全域に及んでいる。地震学者によると、日本列島は18年前の阪神大震災を始まりとして1000年周期の地震多発期に入っている。

私の寿命はこれから起きる大地震の前に尽きるはずだ。もし、生存中に起きれば、大変な喪失感を伴うことになる。私と比べると、東北大地震前年の2010年に死んだ母の老後は実に穏やかだった。厳しい戦中戦後をしのいだ後は右肩上がりの高度成長期。そして、医療費無料と恵まれた安定の時代。最期は私に介護され、豊かな老後を享受できた。

これを記入している傍らのテレビでは、NHKの科学解説委員が宇宙の終焉ビッグリップについて話していた。ビッグリップとは、数千年億年後にダークエネルギーがすべてのものを素粒子レベルまでバラバラにしてしまうことだ。

ダークエネルギーは宇宙全体の7割近くを占めているのに実態は掴めていない。何時地震が起きるか悩んでいる地球上の心配と比べると、宇宙の総てを完膚なきまで破壊してしまう、何とも気宇壮大な話しだった。

M_9

昨日、越谷で竜巻が起きた頃の雲。何となく不気味なので撮った。

人生の大半を赤羽で過ごして40年が過ぎた。今では街のたたずまいや公園の草木にもの深い愛着がある。時たま、銀座・新宿から帰って来て赤羽駅で下車すると深い安堵感を覚える。出先で緊張を強いられる訳ではないが、この地には母体に戻ったような安らぎがある。

近くには荒川土手があり散歩も楽しい。近所の住人たちは節度と親切をバランスよく心得ていて住み心地も良い。そのような環境で暮らすうちに東京が大好きになった。

死ぬまでこの地に住み続けたいと願っているが、何事にも終わりはある。これだけは神のみぞ知るだ。
何であれ心身の健康は大切だ。それを損なうと貧乏は生き地獄になる。健康維持で大切なのは、歯磨きと食事と散歩。歯磨きで口中を清潔にすると、風邪、感染症、糖尿病、ガンの予防になる。

貧乏対策で重要なのは食で、味を犠牲にしても栄養バランスだけはきっちり守ることだ。動物性タンパク質で優れているのは鶏の胸肉で、安売りしている時は1キロ500円程で買える。しかも、驚異の疲労回復物質イミダゾール・ペプチドを豊富に含んでいる。野菜はキャベツ・人参・タマネギで、栄養の最高ランクにあり、安くていつでも手に入る。それらの料理は不味いので、食べ過ぎを防ぐ効果もある。

心の健康には古今東西の諺を10個程覚えると良い。例えば辛いに一を加えると幸せとか、憂いに人を寄り添わせると優しいとかのたぐいだ。

M_2

まだノウゼンカズラが咲いている。

子供の頃から、海賊の旗が好きだった。すぐに想い浮かぶのは黒地にドクロと交差した大腿骨だ。大腿骨が剣に変えたものは海賊ジョン・ラカムが使っていた。海賊黒ひげは砂時計を持つ骸骨に赤いハートマークだ。どれも見ただけで震え上がることを意図したデザインだが、どことなく愛嬌がある。

メキシコの死者の日に飾られるドクロのオブジェも可愛らしい。古代メキシコでは祖先のドクロを身近に飾る、生と死が渾然と交じり合う暮らしだった。その伝統的な死者への親しみが、あの魅力的なドクロオブジェを作り出したのだろう。

印象に残っているドクロのデザインは59年カンヌ国際映画祭外国語映画賞「黒いオルフェ」だ。オルフェが死に追いつめられて行くカーニバルの夜、骸骨の衣装の死神が登場して鮮烈な印象を残した。


S_1

先日行ったピアノ発表会。
若い彼女は、仔犬のワルツを楽しく軽やかに弾いていた。

赤いハイヒールは大好きだ
赤いハイヒールを始めて見たのは、昭和24年4歳の旅先だっだ。
博多郊外の鉄条網越しに見た、米軍キャンプはとても豊かな別世界だった。

それ以来、私の絵に赤いハイヒールが度々登場するようになった。


59年作「去年の夏突然に」エリザベス・テイラーとモンゴメリー・クリフト主演、脚本と原作・テネシー・ウィリアムズ。その中でもドクロ顔の死神のオブジェが象徴的に使われていた。

物語は戦前の南部ニューオリンズの州立精神病院で始まった。
大金持ちのビネブル夫人(キャサリン・ヘプバーン)は、脳外科医クックロヴィッツ(モンゴメリー・クリフト)へ莫大な基金提供を交換条件に姪キャサリン(エリザベス・テイラー)へのロボトミー手術を依頼する。

食虫植物を可愛がるビネブル夫人は、去年の夏、突然に亡くした息子の思い出に囚われていた。彼女の息子セバスチャンは姪キャサリンと行ったスペインの海水浴場で急死した。

以来、姪が暴力的になったと、夫人はロボトミー手術を依頼した。
クックロヴィッツはキャサリンに精神の異常は認めたが、前頭葉をメスで破壊して人間性を奪う手術の必要はないと判断した。

人格を破壊してしまうロボトミーは、薬物治療が主流になった今は、よほど特殊な理由がないかぎり行われない。

クックロヴィッツは、彼女の深層に眠る記憶を呼び戻し、セバスチャンの死の真相を知ろうとした。
それで分かったのは、二人の旅行先スペインの海辺で、セバスチャンは現地の子供たちにお金を恵んだ。すると、子供たちは暴徒化してセバスチャンを殺してしまった。その時、ドクロ顔の死神のオブジェが象徴的に映し出されたのが、強く記憶に残っている。

ちなみに、後進国では群衆にお金やお菓子を安易に恵むと暴徒化を招き、大変に危険な行為とされている。昔のインド・中国、今のアフリカでは裕福な観光客がそのようにして殺された例が多くある。

Ma_3

Ma_4

Ma_5

|

« 新興のジェネリック家電が、世界の巨大家電ブランドを無意味にする。13年8月31日 | トップページ | 時に抗うように絵を描いて、新しい記憶を紡いでいる。13年9月6日 »