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2013年11月28日 (木)

ウエアラブルの危うさと、正しい血圧の計り方と、親日国イランとパラオ。13年11月28日

散歩から帰宅して、テレビを点けると日テレの 途中下車の旅だった。散歩コースは南武線の昭和記念公園から多摩川。多摩川河川敷ではオカリナトロンボーンを吹く夫婦の透明な優しい音に思わず聞き入った。感動した旅人の宮川一朗太は夫婦が小さなテープルに並べたオカリナトロンボーンを買っていた。

市販のオカリナトロンボーンは樹脂製の量産品だが、夫婦手作りの竹細工の笛が1500円なら安い。それにしても、殆ど人がいない河原で笛を売る。俗世を離れた牧歌的な夫婦の生き方はちょっと羨ましい。

小さな商売はいい。赤羽駅前の広場でも、時折楊琴を奏でる在日中国人の熟年男性を見かける。午後の行き交う人の流れの傍らで無心に奏でている姿もいい。曲はいつも哀愁を帯びた「星影のワルツ」。立ち止まって聞き入っている年寄りは多い。

番組の後、西友冬ギフトCMが入った。
「浮気しちゃ、いや」
CMの壇蜜の物まねをすると、傍らの母の写真が「上手ね」と笑ったように思えた。
独り言は昔から多い。今日も出かける時「行ってきます」と大きな声で誰もいない部屋へ言った。当然返事はないが、声を出すのが精神衛生に良いので続けている。

人は二度死ぬと言われている。故人は記憶にある限り心の中に生き続ける。実際に生きているのとは違うが、すくなくとも半分だけは生きている。そして、故人の記憶がなくなった時が本当の死だ。

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秋色深し。

NHKクローズアップ現代のテーマはウエアラブル・wearable だった。意味は着るコンピューター。携帯電話機、携帯ゲーム機、ICカードなどもウェアラブルコンピュータの一種だ。

番組で取り上げていた実用化された眼鏡形ウエアラブルは、病院の膨大な医療器材管理に威力を発揮していた。手術に必要な器材を眼鏡に付随するカメラでコンピューターが確認し、小さなディスプレーで指示することで、派遣の初心者でも正確に短時間で取り揃えることができた。

未来形では、海外現場の労働者に装着させることで、現場の組み立て作業などを日本から指示したり、教えたりすることができる。

経営者には夢の道具だが、そこまでやるのかと衝撃的な問題点も含んでいる。既に総ての社員がウエアラブを装着している仕事現場では、誰が何処で休息し、誰と誰が何処でお喋りしたかまで記録されていた。経営者は、そのデータで仕事の効率が格段に向上したと自我自賛していたが、そこまで管理されたら奴隷と同じだ。

すぐにプライバシー保護の規制がかかるだろうが、これは夢の道具ではない。仕事は人の幸せの為にあるもので、これでは人がコンピューターに支配される未来しか見えない。

昔の台東区辺りの道具の問屋さんには驚異的に商品知識のあるプロがいた。どんな特殊な道具を頼んでも、即座に倉庫から探し出して来て、立て板に水に説明してくれた。だから、そのようなプロは大切にされていたが、ウエアラブが一般化すれば、そのようなプロは不要になる。仕事も機械も人がコントロールすべきで、その逆はあってはならない。

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妙義山遠望。

NHKあさいちのゲストは全身がガンに犯されている樹木希林だった。彼女のがんと対峙する姿勢は、強がりも恐れもなく、凛とした知性を感じる。
「孫の声が聞こえる我が家で死にたい」
彼女の言葉は胸に響いた。

今、樹木希林は放射線治療を続け、皮膚がんのように簡単に除去できるものはすぐに処置している。昔と違い放射線治療は格段に進歩して体の負担の少ない治療方法だ。日本はピンポイントの高度放射線治療が国民健康保険で受けられる稀な国だ。

病は打ち勝てる場合は闘い、悪化したら勝ち目のある部分だけで闘い、まったく勝ち目がなくなったら白旗をあげるのが良い。「病に打ち勝つ」はとても前向きな言葉だが、最終的に人は病に負ける運命になっている。


青少年向けのEテレ番組で悩みへの対処方法を教えていた。
悩んでいることを人に話したり書いたりすると記憶が整理され解決が早い。
悩んでいる人に言って良いことと悪いこと。
「頑張れ・それくらい大丈夫だよ・忘れなさい・大したことはない」それら総ては言ってはいけないこと。
「貴方が悪いんじゃない」と、寄り添ってちょっと支えてあげることがベストだ。


昨夜のためしてガッテンでは正しい血圧の図り方を教えていた。
血圧が正常なのに脳梗塞や脳出血を連発し、将来、認知症や寝たきりのリスクが多い人がいる。それら新しいタイプの「脳卒中体質」は60代では4人に1人いる。

問題は、その体質の人の普段の血圧は完璧に正常なことだ。その人たちの特徴は、脳の運動野の血管の形が構造的に弱く、詰まったり破けたりしやすい。このタイプの見分け方は簡単だ。静かに計測した上下の血圧と、その後立ち上がって腰掛けすぐに計った血圧が15mmHg以上の差があった場合は前記のリスクがある。

静かにしている時と、その直後立ち上がって腰掛けた時の血圧差が15mmHg以内なら問題ない。だから、腰掛けた後、立って腰掛けて二度計るのが正しい血圧の計り方だ。もし運動によって変動がある場合は、食事、運動、体重の管理によってリスク回避ができる。

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最近作「グーが来た」海

テレビ東京・未来世紀ジパングでは連続として親日国家を取り上げていた。
第一弾はパラオ。この国の4分の1は日系の親日国家で、1994年にアメリカから独立した後の初代大統領は日系パラオ人のナカムラ・クニオ氏だった。日本統治時代が長く、日本語が日常語として残っている。

日本から約4時間半で、日本人観光客が殺到している。世界遺産に登録された海や島々に、珊瑚が海水中で風化したきめ細かい純白の天然泥パックも大人気だ。海中生物も多様でダイバーの聖地と呼ばれている。

番組では親日の象徴として全長413メートルの「日本・パラオ友好橋」を取り上げていた。その橋の前に韓国が作った橋があったが突然崩落し、その後に日本の無償支援で作られた。

しかし、今のパラオには中国が触手を伸ばしている。以前から日本の東急グループが作った、極めて趣味の良い自然と調和した高級リゾートがあるが、今は中国資本によるリゾートホテルが次々と建設されている。

これまで中国と距離を置き、経済的排他水域でも日本よりの立場を堅持していたが、これからは変化が見られるかもしれない。

しかし、中国の密漁船に蹂躙されているパラオ国民には反中感情は根強い。中国資本によるリゾート建設でも、労働者から資材まで総て中国本土から持ち込まれ、パラオ人が関わる分野はない。工事が終わっても一部中国人は居残って本土から仕入れた安価な日用品を武器に新華僑として商売を始めるだろう。これはアフリカなどの新興国総てで起きている図式だ。パラオ政府はいずれ中国に取り込まれるだろうが、国民の反感は根深く残りそうだ。

次の親日国はイラン。
昔、イラン人が大量に出稼ぎに来ていたい頃、代々木公園ではイラン人の市が大にぎわいだった。昔から親日国家だが、あの時、来日して更に親日的になって帰国したイラン人は多い。彼らは日本の現場で叩き込まれた知識や技術を本国で駆使して、成功した者が多い。

ナビゲーターの池上彰がお土産を買った時に中国人かと聞かれた。日本人だと答えるとお金はいらないと受け取らなかった。

ゲストのサヘル・ローズが美人なように、イランは美人の多い国だ。経済制裁で厳しい生活だが、画像に貧困に喘いでいる人は見かけなかった。これはイスラム教の喜捨の思想のおかげだ。イスラム教が貧しい人たちに熱烈に支持されるのはそのような側面によるものだろう。

親日には連ドラの「おしん」の影響も大きい。30年前、イランで放映された時は視聴率が90%で、イランの熟年以上世代は殆どは見ている。今も再放送されていて若者たちの人気も高い。米国の経済制裁で苦難の中で耐え忍ぶ世相が「おしん」への共感を生んでいるようだ。

「おしん」世界のテレビドラマ史上、最もヒットし、大きな影響力を持ったドラマだ。苦難に遭いながらあきらめず、明治、大正、昭和を生きた主人公・おしんの姿は世界各国で人々の共感を呼び、「おしんドローム」を生み出している。

スリランカ、インドネシア、フィリピン、台湾、香港、ベトナム、アフガニスタン、シンガポール、エジプト、イランなど世界66か国や地域で放送され、今も大ヒットしている。日本での平均視聴率は52.6%。最高視聴率は昭和58年11月12日放送、第186回「戦争編・東京の加代」の62.9%。これは日本のテレビドラマ史上最高視聴率記録だ。

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