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2014年1月20日 (月)

散歩はアルツハイマー病や成人病から心の病まで効果のある万能薬だった。14年1月20日

NHKスペシャル「アルツハイマー病をくい止めろ」によると、先進国で真っ先に高齢化社会に入った日本は2012年現在の認知症患者は462万人。その7割がアルツハイマー病とされる。更に30年後には認知症患者は1000万人を突破する。

アルツハイマー病は運動や睡眠などの改善や新薬によって予防されることが分かった。アルツハイマー病発症の25年前から神経細胞の老廃物アミロイドベータが細胞内に黒く点状に溜まり始めてシナプスを傷つける。そして発症10年前あたりからタンパク質のタウが溜まり始めて決定的なダメージを受け神経細胞は死滅する。しかし、その段階でも自覚症状は現れない。更にダメージは進行して記憶を司る海馬が萎縮し、病的な物忘れが起きてアルツハイマー病と診断される。

欧米の研究は原因物質のアミロイドベータとタンパク質タウの蓄積を薬物で排除し、脳細胞が死滅するのを防止することを主眼にしていた。対して、日本の治療法は運動療法にあった。

欧米の製薬メーカーは猛然と新薬開発に励んでいるが、今まで開発した101種の薬はことごとに消え去っている。番組中の新薬の臨床実験でも著効とは言えない気がする。更に問題なのは、膨大な開発費用を投入している以上、薬価がとても高くなりそうなことだ。

その現状を見ると、日本の誰でもできる運動療法が一番高齢化社会に適している。それは運動をしながら考え事をするだけだ。その運動プログラムでは、引き算や記憶の反復を繰り返しながら歩行訓練をする。頭を使うなら何でもいい。例えば、複雑な歩き方をしながら引き算などの計算や、尻取りをしてから逆に二つ前までの言葉を思い出すとかで、それを週に一回90分するだけで効果がある。

その仕組みは、歩行で筋肉を使うと血液中の成長ホルモンが増加して神経細胞の再生を助けるBDNFが分泌される。そうやって再生した脳の神経細胞は、頭を使うことで一層活性化する。この運動プログラムを1年間実行した後、記憶力の評価が1点だった被験者は平均の5点より良い6点まで回復し、海馬の萎縮も改善していた。これは世界に先駆けて、実際に成果を出した唯一の方法だった。

MCI・軽度認知障害の半分は5年後にアルツハイマー病を発症する。MCI・軽度認知障害は2012年現在400万で65歳以上の8人に1人と言われている。この段階で運動療法をすると極めて効果がある。

MCIの判定方法は、まず、桜・ネコ・電車の三つの言葉を記憶する。次に100から順に7を引いて行き79まで答えを出してから再度、始めの、桜・ネコ・電車を思い出させる。その三つの言葉が思い出せない時はMCIと判定される。

どんな優れた薬物でも副作用がある。それを思えば運動療法は理想的な方法だった。今、日本でアルツハイマー病が増えているのは食生活の欧米化によるものだ。それ以外では、不健康な睡眠によりアミロイドベータの排出が阻害され神経細胞内に蓄積する。

アミロイドベータの新薬ではスイスの製薬メーカーが開発したガンテネルマブがある。この薬を注射すると、脳の中で免疫細胞が増え、アミロイドベータを食べ尽くす。治験では、副作用は少なく6ヶ月で減少していた。ただし、この注射は発症10年前から使用する必要がある。それができれば究極の予防方法だが、今までの新薬開発の事例を思うと、かなり高額な治療法になりそうだ。

それらの現状を思うと、日本で実行している運動療法が一番実効があり、安価で他にも様々な健康効果が望める。

私が散歩好きなのは、頭が活性化するのを実感しているからだ。毎日の散歩で、歩きながら様々なことを考え、作品の構想も殆どは歩きながら生まれている。先日の鬱についての番組でも、運動での予防治療効果を実証していた。

しかも、食後の散歩は血糖値を下げる。食後2時間値が140mg/dlを越えるとアルツハイマーの発症が増え、200mg/dlを越えると激増する。高血糖は他にも腎臓病、網膜症を起こす。食後、1時間後から散歩すれば血糖値が下がり、神経細胞が再生して活性化し、成人病と心の病の予防になる。これほど安上がりな予防治療方法は他にない。

去年、世界の成人たちが受けた学力テストの結果が発表され、日本は断トツの1位だった。元々頭を使うのが大好きな国民なので、運動療法は日本人に向いているようだ。

更に、オメガ3含有の亜麻仁油、エゴマ油、紫蘇油、クルミ油を毎日飲んで、頭を良くして血液をサラサラにし、頭を使いながら散歩をする。毎日アーモンドを25個食べて、老化原因物質の血糖とタンパク質が結びついたAGEの生成を防ぐ。水を1日に1.5リットル飲んで粘膜の働きを活発にしてウイルスや細菌の感染を防ぐ。

以上の生活改善で日本人の成人病と医療費負担は激減し未来は明るくなる。亜麻仁油、エゴマ油、紫蘇油、クルミ油などは過疎化した農山村で大量栽培すれば良い。過疎地域の自然に運動公園を作って、高齢者たちを滞在させ健康増進を助けるのも良い。それらで地方は活性化する。安倍政権が息の長い日本浮上を試みるなら、このような高齢化社会を逆手に取った施策をすべきだ。

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星美学園の聖母像。

2014年を書き間違えなくなった。元々、私は4が好きなので抵抗なく受け入れている。いつから4が好きになったのか覚えていないが、親しい人や好きな人が総て4に関係があったからかもしれない。

昨夜は年賀状の抽選発表があった。
1等-97085。2等-2344。3等-72と74。
私が貰った年賀状は総て外れだった。100枚で必ず2枚は当たる確率だから運は悪い。しかし、前回の全敗した年は悪い年ではなかったので、気にはしていない。

名護市長選挙は基地移設反対派の稲嶺氏が賛成派の末松文信氏を押さえて再選した。米軍基地は沖縄だけに負担をかけるのではなく全国民が負うべきだ。更に言えば、日本防衛は日本人が担うべきで、米軍依存からは脱却して欲しい。だから、社会共産の中国韓国を喜ばせそうな国際情勢を無視した基地反対とは全く違う。

数日前から風邪気味だったが、先日の「ためしてガッテン」に従い水をたっぷり飲んで軽く済んだ。単純な水がインフルエンザ予防に役立つのはとても不思議だ。水を1日に1.5リットル余分に飲むだけで、体の水分量が増して粘液下層の水分量が増え、粘膜の細毛細胞が元気に働きウイルスを含んだ粘液が胃の中へ排除され殺菌される。

風邪は軽く済んだが、その後遺症で1日中眠い。ちょっと昼寝をすると1時間は気持ちよく眠ってしまい、反動で夜の寝付きが悪くなった。

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昨日の夕暮れの新河岸川。

土曜は東京北社会保険病院眼科の定期診察へ行った。いつもは予約時間通りに診てもらえるが、混んでいて最後になった。患者が次々といなくなった広い待合室は私一人だけになった。窓からみえる広い庭と、陽射しが心地よい。待ちながら誕生日に貰ったヨーヨーマのOnce Upon a Time in Americaのテーマ曲を聞いた。様々な思い出が去来して「本当に良い人生だった」としみじみとした。

努力することは大切だがそれが人生の目的ではない。結果は人生の一部で、大切なのはぼんやりと「良い人生だった」と振り返られる時間が訪れることだ。
老いて大家族の頂点に立ち、幸せな家族を眺めている時。苦労して建てた住まいに「ただいま」と帰ると「お帰りなさい」と妻や子供たちが出迎えてくれて、夕食前に湯船に浸かって「あー」と息を吐いた時。それらは「良い人生だった」と心から振り返ることができる時間だ。

私が「良い人生だった」と思う時は散歩中にある。今の季節は日溜まりのベンチで熱いお茶を飲んでいる時。夏の酷暑の日は大きな椎の木陰で、冷たく心地よい石に腰掛け、涼風にホッとしている時。それらの時間に限りない幸せを感じる。予定表に空欄ができることを恐れながら頑張り過ぎて、気がついたら死に瀕していたでは、あまりに寂しい。

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