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2014年2月 2日 (日)

日本は反日に右往左往せず、淡々と静かに対応して欲しい。そして「東京家族」を見て。14年2月2日

売り上げ低迷によりiPodの生産が廃止になるようだ。
私は旧型の金属裏面のiPod touchを使っている。
「新型ですか。随分薄いですね」
2年前の製品なのに若い人は新型のiPhoneだと思っているようだ。

iPodはソニーのウォークマンからシェアを奪ったジョブスの記念碑的な製品だが、短い間に時代は変わってしまった。MacはiPhoneで音楽は聴けるので専用機は必要ないと考えている。私は音楽を聴くだけでなく、作品画像を300点ほど入れて、外で見せるのに重宝している。

電話はガラケーを使っている。日本企業の高機能志向のおかげで、充電は月に二度ほどだ。それも余力を残しての充電で、完全放電までは1ヶ月は持ちそうだ。電話は月に1,2度しか使わない。もっぱら、バソコンからの転送メールをチェックするだけだ。スマホを買う予定は全くないので、今のiPodを大切に使って行こうと思っている。

ちなみに、女性目線ではガラケー男子は質実剛健の硬派に見え、スマホ男子は軽薄な軟派に見えるようだ。貿易赤字の要因にスマホ輸入の激増がある。国産ガラケーが復権すれば、少しは赤字解消に貢献するかもしれない。

4月にオバマがアジア歴訪する予定だ。韓国の朴大統領は「日本は簡単に済ませ、韓国にご一泊して」と熱いお願いをしている。オバマも朴大統領の誘いにまんざらでもない様子。日本政府はそうはさせじと「こちらには二泊、お願い」と、みっともない限り。
日本政府は誇りを持って、このような低次元の争いはしないで欲しい。外交は愛人同士の男の取り合いじゃない。米国オバマが日本を邪見にしたいのなら勝手にさせておけば良い。外交は知的に熟考した結果で、国益を絡ませ合理的にやり取りするものだ。

何れにしても、何もできなかった日本の民主党と同様に、オバマ民主党政権支持は下降気味で再選は難しい。更に、オバマ政権の外交手腕の稚拙さは国内外に周知のことだ。米国は、ニクソンの頃に中国へ頭越しに訪れて日本の対米感情が悪くなった前科がある。同じような愚を繰り返すとしたら、米国への信頼が損なわれるだけのことだ。

日本外交の本筋は、隣国の誹謗中傷に耐えて、誇り高く地道に外交成果を積み重ねて行くことだ。世界災害被害の金額ベースで25%が日本に集中している。世界で発生する地震の20%は日本で起きている。日本人は災難に世界一強い民族だ。周辺国の無理難題をやり過ごすくらい何でもないことだ。

フランス「アングレーム国際漫画祭」が30日に開幕。韓国政府と作家団体は従軍慰安婦をテーマにしたプロバガンダ漫画の展示を行った。
「この問題は日韓の問題にとどまらない国際的な問題だ」
出席した韓国・趙允旋チョユンソン女性家族相はフランスに訴えた。

ロビー活動は功を奏し、反論する日本の作品は会場から総て撤去された。
「漫画祭は漫画を通じて相互理解を深める場で、一国の政治的主張を代弁するのは趣旨に沿わない」
鈴木庸一駐仏大使はパリでの記者会見で、アングレーム市に抗議したことを発表した。

そのことで韓国紙は鬼の首を取ったように驚喜し、日本では不満が渦巻いている。しかし、この事件の本質は視点を変えないと見えてこない。日本人は自国を小さな国だと思っているが、欧米の視線はまるで違う。今でこそ韓国製のスマホやテレビが世界を席巻しているが、総合力では日本より遥かに弱い小国だと欧米は思っている。

欧米人の多くは韓国がどこにあるかは知らず、日本の属国くらいに思っている者が多い。韓国メーカーもそれを逆用して、日本メーカーのように偽装して売り上げを伸ばして来た。

度が過ぎた被害者意識は弱小国の常だ。日本は決して弱い者いじめはしていないが、いじめられっ子を演じた韓国をフランス主催者は信じて、守ってあげようと先走りしての結果だろう。

そのような反日プロパガンダ漫画が欧州に浸透するとは思えない。売れるのは今まで通り日本の漫画だ。喉元過ぎれば熱さ忘れるで、この話題は直ぐに終息すると思っている。

フランス自身、アルジェリアなどの植民地で、残虐な行為を繰り返してきた過去がある。今、韓国のプロパガンダを信じている少数の若者たちも、我が身を振り返れば自国の闇が見えて来るはずだ。

中国に対しても、それと似た気分が欧米にある。日本は中国の急速な軍事力増大を訴えているが、中国の軍事力の半分は国内の少数民族や不満分子を押さえつけるためにある。欧米は中国が正しかどうかなど、どうでも良く、輸出市場としての中国だけを注視している。

欧米の軍事アナリストの分析では、中国軍の近代化は進んでいるが、まだ、修練度や先進性では日本の軍事力に劣っている。更に日本は米国と安全保障条約を結んでいる潜在的な核保有国で、ロケット技術も世界一流だ。

日中の軍事力バランスは将来は危うくなるが、今の中国なら日本の大きな脅威ではないと欧米は判断している。中国はそれが分かっているからこそ、日米分断に血道を上げている。習政権が国家規模で反日キャンペーンを続けていることに、その危機感が見てとれる。

世界の大部分は日韓・日中関係には無関心だ。日本が一方的に悪いと思っている国は中国・韓国・北朝鮮以外では皆無だ。確かに漫画祭のように、ロビー活動で欧米の政治家、政治団体、知識人の中には日本を悪く言う者がいる。そして、米国政治家に慰安婦像詣でをする者が現れているが、韓国系米人の票と政治献金目当てで信念などない。彼らは情勢が変わればコロコロと変節する。

もし、米国が本気で慰安婦問題を追求し始めたら、すねに傷がある米軍や在郷軍人会は無傷ではいられない。それは総ての先進国が行って来た、占領地の婦女子を守る必要悪で、本気で追訴することは難しい。それは韓国、中国も同じで、彼らも従軍慰安婦を設けていた。

しかし、例外的に旧ソ連軍に慰安婦はいなかった。その代わり、彼らは占領地でやりたい放題の婦女暴行を犯した。そのことについては、日本やドイツの国民なら熟知していることだ。問題の本質は従軍慰安婦にではなく、それを含む膨大な悲劇を引き起こす戦争にある。

中国・韓国の大々的な日本批判に対し、戸惑いを見せる海外の外交官は多い。両国以外の第三国は日本と敵対する必要はなく、これまでと同じように日本と良好な関係を保ちたいと思っている。そして日本は、両国を含む総ての国と良好な平和的な関係を望んでいる。

「日本と良い関係を維持したいのに、中国・韓国は我々を無理矢理トラブルに巻き込もうとしている」
それが第三国の平均的な本音だ。そのように、両国が展開する大規模な反日キャンペーンは日本人が危惧するほど成功していない。

両国政府も効果が薄いことは分かっているが、日本に強い姿勢を示さないと、国内の政府批判が高まりかねない。両国ともに極端な所得格差や失業問題などの不満が渦巻いている。そのマグマは簡単には冷めることはなく、たとえ日本が両国にひれ伏しても、反日強硬姿勢を緩めることは許されない国内事情がある。

中国は10年20年後を見て戦略的に反日をやっているが、韓国は感情的で戦略はない。今の韓中関係は極めて良好だが、先の米国家電ショーでは中国メーカーが韓国メーカーを猛追していた。日本からのキャッチアップで伸びた韓国メーカーが、同じ手法を取る中国に追い落とされるのは時間の問題だろう。その時も蜜月を続けられるとは思えず、両国関係の将来は極めて危うい。

対して日本は、70年前のあやふやな根拠に基づく反日に対しては先進国らしく大人として文化的に反論してほしい。1日夜のローザンヌ国際バレエコンクールで日本の17歳の少年が優勝し、15歳の少女が準優勝した。STAP細胞の小保方晴子さんと併せ、平和日本のアビールにとって、これほど効果的な快挙はない。

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赤羽台の午後。
流しの水道が冷たくなくなったことに春の近さを感じる。

先日のテレビ東京の昼間の映画でタイトロープをやっていた。1984年制作クリントイーストウッド主演の犯罪ものだ。何度か見た映画なので内容は飛ばし飛ばし見ていたが、イーストウッドの若さに30年の長さを想った。

先週日曜夜のテレ朝日曜劇場・山田洋次監督「東京家族」も見た。それは世界映画史に残る名作・小津安二郎監督「東京物語」へのオマージュだが、山田洋次監督の熱意の空回りを各所に感じた。

原作では笠智衆と東山千栄子が老親役を好演していた。山田版では、父親平山周吉72歳は橋爪功。老妻平山とみ68歳は吉行和子。原作の昭和20年代に合わせたのだろうが、現代の老人からはかけ離れ、よぼよぼした演出に違和感を感じた。

現代の教師職を定年退職した老夫婦なら、一般人より経済的に豊かで、海外旅行を二三度は経験している。そのような老人たちは元気はつらつとしていて、映画ほどに都会やホテル泊まりに戸惑うことはない。

長女役の名優杉村春子の代わりを中嶋朋子が演じた。これも荷が重過ぎていた。原作の杉村春子の演技にはドライな現代性を感じ、ちょっとした笑いがあった。しかし、美容院経営の中嶋朋子の長女役は、ただただ陰々滅々としているばかりで救いがなかった。開業医の長男が母親の体調悪化を見逃しているのも不自然だった。

その中で成功しているのは、戦死した次男の未亡人・原節子の代わりを演じた若い二人だ。
次男役妻夫木聡と婚約者役蒼井優は三陸大津波のボランティア活動で知り合った。次男は舞台美術のアシスタントとして、婚約者 は書店店員として一生懸命働いている。このような若い二人を描くのは山田洋次監督の得意分野なだけに、生き生きとしていた。

二人に拒絶姿勢を取っていた父親が二人を受け入れる過程をもっと丁寧に描けば、現代の「東京物語」として、深みのある作品に仕上がったように思える。

東京好きの私としては、舞台背景の現代東京は老人にとって、この映画ほどに冷たくつまらない街ではない。老人が気楽に楽しめる場所も施設も沢山ある。そのような現代東京と老いのふれあいを主軸に描いて欲しかった。

山田版の父親平山周吉は頑迷というより、元教師のインテリにしては現代社会を知らな過ぎた。原作「東京物語」の平山周吉・笠智衆には淡々と老いを受け入れる真っすぐな強さを感じていたが、現代平山周吉にはどこか他力本願のひ弱さを感じた。

最後の瀬戸内海の郷里での場面で、公的支援や近所の好意に頼って老いを迎える決意を子供たちに伝えた彼を否定はしない。しかし、田舎の優しい助け合いに頼っている姿は現実離れしている。

東京物語へのオマージュなら、今回の平山周吉は現代的な知性や強さを備えた老人として描いて欲しかった。とは言え、親の死を描いた映画に私は弱い。看取りの場面を見ると、母、父、祖母を在宅で看取った情景を想い出して哀しくなった。それでついつい最後まで真剣に見入ってしまった。

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