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2014年2月27日 (木)

織部焼きに縄文のエネルギーを見た。そして反日政策はどこへ辿り着くのか。14年2月27日

朝から雨が降ったり止んだり。室温は15度だが、体が寒さに慣れてしまい暖かく感じる。
昨日は大気は霞んでスカイツリーが見えなかった。天気予報では中国から飛来したpm2.5の所為だと話していた。その影響かどうか分からないが、外を歩いていると左胸が痛んだ。

先日、織部焼きの番組をやっていた。
初めて織部焼きの実物を見たのは上京してすぐの上野の国立博物館だった。
「なぜ現代アートが交ざっているのだろう」
一瞬そう思ったほどの突拍子もない自由闊達さに衝撃を受けた。

織部焼きの殆どは無名の陶工が焼いたものだ。ピカソも優れた焼き物を多く残しているが、モダンアートとしての斬新さは織部焼きが抜きん出ている。もしかすると、ピカソは織部を知らなかったのかもしれない。

優れた茶人でもあった武将古田織部が興した織部焼きは、半島から連れてこられた唐津の陶工の技術と京都の絵付け師のセンスが融合して生まれた。番組に登場した古田織部の茶室は、明かり取りが多くモダンで、現代建物に加えても違和感がないほどだ。

織部風は一大ブームになったが、古田織部は徳川幕府に反抗して71歳で切腹を命じられた。彼の自由な芸術家気質は徳川幕府に馴染まなかったようだ。彼の失脚と同時に大流行した織部焼きは衰退し、大量の良品がゴミにされてしまった。しかし、彼の芸術思想は江戸文化へ、大胆な江戸文様や浮世絵として受け継がれた。

ひいき目ではなく、東アジアにおいて日本文化の完成度は図抜けて高い。
それは日本文化源流の大陸文化から明らかに進化している。


革新性のある日常雑器は世界各地で、どの時代でも生まれては消えている。朝鮮半島でも自由な発想の芽生えが絶えず民衆から生まれたが、その殆どは支配者から受け入れられず、日本のように成熟することはなかった。

戦国時代、半島で庶民の日常雑器として作られた器が日本へ伝来した。茶人はその素朴なゆがみや味わいを愛でて、井戸茶碗として高く評価した。
その一方、それを生んだ本国では評価されることなく、陶器文化は金属食器へ変遷した。今は韓国でも評価され、再現を試みている作家がいるが、井戸茶碗を進化させて瀬戸、志野、古唐津へと継承した日本の層の厚さとは比べようもない。

日本は東アジアの博物館と言える。発祥の地では昔に滅びてしまった技術が日本では研ぎすまされ残っている。その違いを生んだのは、縄文文化の火炎土器に見られる自由な創造エネルギーが今に至るまで脈打っているからかもしれない。

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環八建設にともない残された個人所有の土地。三角形の狭い土地で駐車場になっている。持ち主のおじいさんは塀のペンキ塗りをいつもしていて、今はアブストラクトの作品のように見える。

古来、半島の民は宗主国の中国に倣い日本を東方の劣った民族として見下して来た。しかし、中国も半島も戦乱が多く、その都度、半島の王族は技術集団を引き連れて日本へ亡命して来た。私の母方の祖先、九州奥地の黒木氏は半島出身のお茶の技術集団を受け入れ、今に至るまで八女茶の産地として繁栄している。

半島で優秀で意欲のある者たちは、そのように大挙して日本へ渡り、縄文から続く文化と融合して日本独自の文化を作り上げた。韓国の怒りを買いそうだが、優秀な人たちが半島から流出したために人材が払底し、文化が停滞した、との考えがあるほどだ。

中国からも自由な日本を目指して多くの技術者が渡来した。古代日本には旧弊がなく、近代アメリカのような自由の新天地で、東アジアの文化が結集するように日本文化が花開いた。

私が育った南九州では部落差別が殆どなく、上京するまでその意味を知らなかった。この部落差別は日本本来の縄文文化にはなかったものだ。それは弥生以降、半島経由の渡来文化と一緒に入って来た。だから、部落差別は渡来文化の通り道の北九州から関西にかけて多く在る。だから、古代の僻地であった南九州や東日本ではそのような差別意識は薄かった。

韓国での同民族内の差別意識はとても強い。職業差別。全羅南道と全羅北道との地域差別。氏族での差別。半島本土の済州島への差別。高卒と大卒の差別。大卒での出身大学差別。いずれも日本とは比べものにならないほど厳しい。私は専門教育を受けずに独学で絵描きになったが、韓国なら美術大を卒業していない絵描きはあり得ない。

今問題にされている従軍慰安婦も、朝日新聞が捏造記事で騒ぎ出すまでは韓国では日本軍に金で体を売った恥の象徴で、厳しい差別を受けていた。その後、政治利用するために持ち上げた韓国政府を、彼女たちはどう思っているのだろうか。

先日の韓国紙で韓国の研究者が何故日本に朝鮮半島が支配されたかを語っていた。
李王朝の裁判官は法律を私利私欲の為に利用して、庶民に無実の罪を着せて私財を没収し私腹を肥やしていた。そこへ日本の法務官が大挙乗り込んで来て法に基づく厳正な裁判をし、無実の罪人を解放し財産を彼らへ戻した。それで民衆は李王朝より日本の支配者を選んだ、と言うものだった。

日本の官吏は大昔から、アジアでは特異なくらい清廉で遵法精神が強かった。支配階級の侍は誇りと引き換えに大きな責任を負わされ、間違えれば切腹させられた。だから侍は民衆から尊敬された。

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赤羽駅前広場の若者たち。

近年の中国と韓国の反日政策を見ていると疑問だらけだ。両国は何を目指して何処へ軟着陸しようとしているのか見えてこない。仮に彼らが目的を果たし、反日包囲網が世界に構築されたとして、両国はどのような利益を得られるのだろうか。

日本は平和憲法のもと70年間他国と戦火を交えていない。韓国・中国は認めようとしないが、韓国・中国への膨大な資金と技術の援助を始めとして、世界各国へ米国に次ぐ援助を続けてきた。

そのように平和を維持し、東アジアや世界の発展に寄与して来たのに、世界が日本を孤立化させたとしたら、日本人の失望はとても大きい。韓国・中国が反日政策で日本がひれ伏すと考えているとしたら大きな読み違えだ。日本人は追いつめられれば強硬になる民族だ。すでに、両国の反日政策のために、日本のリベラル派は弱体化し、若者の極右化は著しく増大している。更に反日政策が強まった為に、極右が台頭し、平和憲法を放棄して核武装することを、多くの日本人は危惧している。

世界が平和を望むなら、日本・中国・韓国の言い分を冷静に聞いて判断を下すことが重要だ。先日、中国政府は3月末の習近平国家主席のEU訪問のおり、ドイツのユダヤ人虐殺・ホロコースト記念施設を視察したいと打診した。しかし、中国の意図に反しドイツ政府は即座に断った。
「ナチスの歴史を深く反省し罪を認めたドイツ」と「軍国主義と侵略の歴史を反省しない日本の指導者」の違いを際立たせ、日本の孤立化を強めようとした中国の野心を、ドイツは見抜いていたからだ。

日本を孤立化させることに世界の利益はない。日本は弱くなったとは言え、経済・軍事にて世界を震撼させるだけの力を残しているからだ。


感情的な韓国政府は情勢を読み切っていないが、中国は、反日は抑圧された大衆の息抜きになり、経済戦争で効果があり、領土拡大も達成できると思っている。この中国の基本姿勢は未来永劫変わらず、軟化を期待するのは無駄なようだ。

反日の本流は日韓ではなく日中にあると見ている。
中国人は本当は朝鮮人を差別的に嫌っている。私が若い頃、中国を舞台にした戦争映画が盛んに作られた。映画の中で中国人に対し高圧的に暴力をふるっていたのは、準日本人の朝鮮人たちだった。

敗戦後の満州で、憎悪により多くの日本人が命を落としたが、日本人以上に憎まれたのは朝鮮人たちだった。だから、安重根記念館を訪れる現地中国人は皆無だ。今は政治的に韓国と中国は仲が良いが、民衆レベルではまったく違い、両国の関係は実は危うい。


中国ではソチ五輪をきっかけに反韓ムードが更に高まった。ショートトラック男子1000m決勝では、中国の武大靖が韓国のシン・ダウンに接触されてメダルを逃した。女子1500m決勝でも、中国の李堅柔が韓国のキム・アランの転倒に巻き込まれた。
「中国選手が何度も韓国選手に妨害されている。このような卑劣な妨害は過去にも何度もあった」と中国メディアは報じている。

08年のワールドカップではで中国の周洋が韓国選手に倒されて頸椎を損傷した。その後のW杯男子500mでは、中国の韓佳良が韓国選手に妨害され、韓国選手のスケート靴の刃で腹部を負傷した。更に、W杯女子1500mの試合直後、上位に入れなかった韓国選手が2位の中国選手・李堅柔の腹部を殴っている写真がネットに出回っている。

ソチオリンピックで韓国は、ロシア、イギリス、とのトラブルも起こした。
銀メダルのキム・ヨナへの採点をめぐり「キム・ヨナの金メダルは盗まれた」と韓国主要紙が大々的に報じている。インターネット署名サイトではフィギュアスケート審判判定の再審査を促すため、韓国から半日で150万件が寄せられ審判団をあきれさせた。

ショートトラック女子500mで韓国選手を転倒させてしまった英国のアリス・クリスティのサイトには、彼女が深く謝ったにもかかわらず、韓国ネットユーザーから悪質な脅しが殺到し、クリスティはアカウントを削除してしまった。

そのような訳で次の韓国・平昌冬季五輪はロシア人の不評を買っている。それまでに国民性を改めないと、本当にそうなってしまうかもしれない。

「韓国人には大国に支配され続けた被害者意識が根強くあり、そのため大国の選手たちに対して、このような現象が顕著になっている」高麗大学イ・ミョンジン教授はそのように説明している。

グーが来たの最新作

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大切なものをなくした家族の夢を描いた。
大きな木をイメージしたが、描いてみると原爆のキノコ雲のようになるので、それを払拭するために意外に難しい作業になった。

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