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2014年3月 2日 (日)

藤野良孝氏のとても役立つオノマトペと、「STAP細胞・疑惑」への私見。14年3月2日

Eテレ、Rの法則・魔法の言葉での擬音語・擬態語の「オノマトペ」の効用はすばらしかった。ゲストの朝日大学経営学部准教授でオノマトペ研究家の藤野良孝氏の超絶ユニークさは楽しく、サカナ君以来の大物の予感がした。実生活に役立ちそうな内容で楽しいので、主なものを下記した。

体が柔らかくなるオノマトペ。
「ふにゃ〜」と言いながら前屈すると、コチコチの被験者全ての記録が10センチ以上伸びた。

握力が強くなるオノマトペ。
「グゥー」と言いながら握力計を握ると、2.5キロアップした。

ボウリングが上手くなるオノマトペ。

 「ターン」と右足助走の一歩目。
 更に「ターン」と左足二歩目。
 更に「タタッ」と小さく右足と左足。それと同時に「パッ」とボールを投げる。

たったこれだけで、ガターだらけだった運動音痴の3人のスコアが上昇し、ストライクが続出した。

キャベツの千切りが上手くなるオノマトペ。
「トントントン」
タ行・Tの音はリズムを取りやすくする。
「トントントン」と言いながら切ると、細く揃った千切りが簡単に切れる。

美味しい炒飯を作る時のオノマトペ。
「サッサッサッ」
サ行・Sの音はスピード感をイメージさせる。
「サッサッサッ」と言いながら、ご飯を炒めると、しゃもじとフライパンを素早く細かく動かせて、ご飯にパラパラ感が出る。

溜まったストレスを解消するためのオノマトペ。
「キューッ、フッ」
まず、息を吸いこみお腹を膨らませ、
「キューッ」と、腹筋に力を込めてお腹をへこませる。
次に、目の前のホコリを吹き飛ばすように
「フッ」とお腹を一気に膨らまして力を抜く。
これを数回繰り返せば溜まったストレスがスーッと出て行く。
「フッ」のFの音にはふんわり広がるイメージがあり、声に出す事でストレスがフワッと散って行く。

遅刻せずにシャキっと起きたい時のオノマトペ。
「ンーッ、パッ」
目が覚めたら、布団の中で仰向けのまま
「ンーッ」と言いながら両手両足をゆっくり縮めて体を丸め、
「パッ」のかけ声で勢いよく両手両足を思いっきり広げる。
声と体の2つの刺激で脳はシャキっと目覚める。
「パッ」は、大きく高い声ほど効果的。

便秘を解消するオノマトペ。
「ンゥーッ!、ア〜ッ」
まず「ンゥーッ」で、下に追いやるイメージで腹筋に力を入れる。
出そうに感じたら「ア〜ッ」で脱力。
母音「ゥー」は内側へ力を向けさせる。 母音「ァー」は外へ力を発散させ、快便が得られる。

リラックスするためのオノマトペ。
「スーハー」と口にだすと、脳と体の動きが連動し、副交感神経が刺激されてリラックスする。

気分をスッキリさせたいオノマトペ。
ゴミを捨てながら「ポポイのポ〜イ」と言うと、気分がスッキリする。

以上、藤野良孝著「脳と体の動きが一変する秘密のかけ声」青春出版社より。
とても簡単で効果抜群です。


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赤羽台団地の商店街があった主要棟の跡。
右手に城塞のように口の字形の巨大な建物があった。赤羽へ引っ越して来た40年前の一階のアーケード街は、午後はいつも買い物客で大混雑していた。私はこの近くに住んでいたので、母は毎日のように買い物へ来ていた。

この建物で囲まれた広場は地震の避難場所になっていた。大きな樹木や花壇があり、子供たちで溢れていた。それらが取り壊された広い空き地を眺めていると、母を始め、先に逝ってしまった人たちの姿が蘇り、深い喪失感に囚われる。

この道を経て自然公園へ向かった。途中、公園での知り合いのMさんに会った。Mさんは自然公園の田んぼ作りの指導をしていた。大変頑強な人で、80代半ばの頃も炎天下の田んぼで草取りをしていた。数年前、田んぼ作りを後進に譲ってから急速に老いた。

挨拶するとMさんは私をしげしげと見ていたが、怪訝な顔をして過ぎて行った。半年前までのMさんは、いつも母の思い出などの長話をされるので、何となく困惑していた。しかし、私が分からなくなるまで弱ってしまっては、とても寂しい。

自然公園の樹木は先日の大雪でかなり枝が折れていた。古民家にはおひな様が飾ってあった。赤羽台団地の大変貌を目にしたこともあり、むやみに昔のことを思い出してしまった。

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9年前、母92歳の自然公園の春。母は肝臓がん手術から回復して、食欲が戻っていた頃だ。この辺りをピークに母の体力は階段を下りるように落ちて行った。

自然公園から上野歯科医院へ向かった。毎月、上野さんで歯のメンテナンスをしてもらっている。貧乏していて大切なのは心と身体の健康だ。この二つを疎かにすると、貧乏に立ち向かえなくなる。だから、どんなに大変でも手は抜かない。帰宅してから我が家の小さなひな人形を仏壇の前に飾った。

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3月12日ニュースから小保方晴子氏・STAP細胞への疑念について。

論文を共著した元理研チームリーダーの若山照彦・山梨大教授を聞いてSTAP細胞の存在を信じていた。しかし、NHKのインタビューで若山照彦氏が論文取り下げを示唆していた姿を見ていると、真偽が分からなくなった。1月末、エリートとは言えない30歳の女性の大発見に、多くの日本人は明るい未来を夢見た。そして今、この成り行きに日本人の多くは戸惑っている。

もしかすると、STAP細胞は彼女の思い込みかもしれない。多分、小保方晴子氏は論文撤回を同意させられるだろうが、他の共著者たちは同意しにくいだろう。同意すれば科学者としての信頼と地位を失いかねないからだ。加えて、科学的にSTAP細胞を完全否定することはとても難しく、1,2年では結論が出ない問題で、安易に撤回はできないだろう。

絵描きも研究者と似た所がある。絵描きは製作中の作品を傑作だと思い込まないと描き続けられない。研究者も同じで、大発見をしたと思い込まないと、苦しい研究は続けられない。

彼女が発見したのはSTAP細胞ではなく、紛れ込んでいた幹細胞だったかもしれない。しかし、STAP細胞への確信は狂気に近く、延々と研究を続けた。結局、再現は難しく、苦し紛れの偽装をしてしまったのだろう。

これはコロンブスが未知のインド航路を開拓しようと、西へ西へ無謀な航海を続けたことと似ている。アメリカ東方の島々に到達した彼は、それをインドの一部だと、生涯、信じ込んでいた。シュリーマンのトロイア遺跡の発見も、コロンブスと似た要素がある。

思い込みの殆どは誤りだが、稀に大発見があるから面白い。小保方晴子氏の思い込みも、未知の功績が含まれている可能性を否定できない。

論文の共著者たちには世界的な学者が含まれていて、彼らを理論的に納得させるのは至難のことだ。今、無断引用など不祥事が続出しているが、それでも、彼女のSTAP細胞には強い説得力があったから共同研究がなされた。発表後に理研やハーバード大からSTAP細胞を作ったとの報告が出ているが、併せて真相を説明して欲しい。

STAP細胞について専門家たちは肯定も否定もしにくい。なぜなら、将来、もし誰かがSTAP細胞を再現したとすると、否定した人たちは非難され恥をかくことになる。STAP細胞があることの証明は簡単だが、ないと証明するのはとても難しい。

これから小保方晴子氏がやるべきことは、初心に帰り、最初の発見のガラスの細管を通して幹細胞が増えた実験からやり直すことだ。理研は14日に最終発表をするが、それでも真相は明らかにされないと思っている。
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3月14日
論文発表の後、理研の小保方晴子(おぼかた はるこ)氏のグループはSTAP細胞の再現に成功している。更に理研内部で、彼女以外の2人が成功している。ただし、それらが実証実験として正しい手順を踏んでいるかかどうか、理研内部で厳格な検証をしている最中のようだ。

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3月2日の記述

論文の重複については、ドイツの研究者論文引用と記載しなかったミスで、論文の根幹を構成するものではない。写真の重複なども初歩的なミスのようだ。いろいろポカが出てくるのは、経験が浅い彼女の若さだろう。

まだ、他の研究機関でのSTAP細胞作成実証報告がないのは、発表から1ヶ月で実証できないのはよくあることだ。むしろ特許内容が気になる。

真偽は分からないが、あるバイオ関連企業が、彼女が最初にSTAP細胞を発見した細管を通してSTAP細胞を作る実験を踏襲して成功したとのニュースがあった。その企業が細胞に圧力をかける方式で特許出願していると言っているのが気になる。

彼女は最初から細管を通したらSTAP細胞ができたと話していた。だから、圧力については公知のことで、他社が権利を主張するのは難しい。しかし、気になるニュースではある。

STAP細胞作成のために加えるストレスの中で圧力に着眼している研究者は多い。対して、彼女が発表した弱い酸での作成方法の再現は疑問視されている。それらの疑問に対し、理化学研究所の発表が遅れているのは権利関係のデリケートな問題が絡んでいるからかもしれない。

昔、私は特許に熱中していた。特許出願の明細書はその仕組みが解明されていない時は、審査で再現性がないからと却下されるまでノウハウは詳細に書かない。あわてて書かなくても出願が差し戻された時に明細書に加えて再提出すれば、最初の出願に遡って受理される。理研には特許専門家がいるので、その戦略はぬかりなくやっているはずだ。

STAP細胞の弱い酸での製造方法が成功しないのは、未発表の小保方晴子氏独自のノウハウがあるからと思われている。論文を共著した元理研チームリーダーの若山照彦・山梨大教授は、彼女と一緒に実験した時は成功したのに、後で自分一人で実験すると失敗したと述べている。それらの事柄から、再現には彼女だけにできる特殊なコツが必要で、実際は簡単ではない。論文をセンセーショナルに発表する為に、簡単に出来るを強調し過ぎて疑惑を生んでしまったようだ。

混乱を招いたのは、その方法で成功した仕組みを小保方晴子氏自身がよく分かっていないのが原因の一つだ。この段階で彼女独自の方法を発表してしまったら、他の研究者が先に仕組みを解明し、もっと基本的な特許を出願してしまう恐れがあるからだ。

むしろ疑惑のまま、他国の研究者が実験開始に躊躇してくれれば、その間に理研の研究は先へ進むことができる。しかし、それは他の研究者たちから危惧されていたことで、糾弾を避ける為に理研は彼女独自のノウハウを近く発表すると言っている。ただし、その方法が発表されたとしても、誰でもすぐにできるほど簡単な内容ではないようだ。

今回の論文は日米の一流の研究者たちと共同で発表されたもので、世間の噂のようにSTAP細胞自体がインチキだったとは考えにくい。現に、最初疑っていた研究者たちが、今は、関係者の話を聞くうちに信じる方向に考えを変えている。

去年の物理学ノーベル賞のヒッグス粒子は発表から長年、学者たちからインチキ扱いされ、それを口にするだけで軽蔑された。STAP細胞も同じような流れを辿って、仕組みの解明に時間がかかるかもしれない。

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iPS細胞やSTAP細胞ほどの万能性はないが、患者自身の皮下脂肪から生まれる幹細胞ASCに注目している。皮下脂肪からは従来の骨髄より、容易に多量に生成できる。しかも患者自身の幹細胞なので副作用はなく、筋肉、脂肪層、軟骨、骨などの損傷あるいは欠損部位に変身して劇的治療効果が実証されている。

更に様々な血行再建、心臓の心筋再生、変形性膝関節症、脊椎損傷、尿失禁、肝障害、腎障害、膵障害、膠原病、アルツハイマーのアミロイドβの分解、糖尿病、歯槽膿漏による顎の損傷した顎骨の修復、クローン病による瘻孔形成修復と多くの病の根本的な治療効果が期待されている。しかも5年以内の臨床治験も見えていて、iPS細胞やSTAP細胞よりこちらの動きが気になる。


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