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2014年4月25日 (金)

狭い住まいなのに、過去と、現在と未来の部屋がある。14年4月25日

狭い住まいなのに、仕事部屋で寝て食べて仕事をして1日を過ごしている。母の部屋は日に二度、仏壇の水の取り替えと灯明を上げに行くだけだ。

母の部屋へ入ると匂い袋の香りがして、母が懐かしく蘇る。母が残した匂い袋は総て形見分けとして配ったが、4年経っても移り香が残っている。
この部屋は過ぎ去った故郷のような部屋だ。

最近、町や野山や海が故郷ではなくなった。しかし、香りや味や音には故郷のイメージがある。
子供の頃を過ごした漁師町の、焼き玉エンジン燃料の重油や、魚の匂いや磯の香り。
夜の町に遠く聞こえる、盆踊りの口説きの唄声。それらに触れると強烈に故郷が蘇る。
筍の木の芽和えや、ツワブキの香りや味には、一気に子供時代へ引き戻されてしまう。

故郷の風景に懐かしさがないのは、香りや味は純粋に昔と同じでも、風景は大きく移り変わってしまったからかもしれない。

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ハナミズキは5月の花で花期が長い。
殊に、ハナミズキと鯉のぼりの対比は爽やかだ。

この数年間、生活はとても厳しい。今、生活できていることが不思議なくらいで、明日破綻してもおかしくない。

昔、一晩で使ったお金で、今は楽に1ヶ月くらせる。
昔、埼玉の大地主の娘とつき合っていたが、彼女はデートの都度「貴方のお金は使わないで」と、分厚い札入れを渡してくれた。しかし、私もお金を持っていたので、彼女のお金を使ったことは一度もなかった。

人生に「もしも」はない。
だが、無駄遣いをせずに貯金していたら。もし、裕福な彼女と一緒になって、彼女の財産で安楽な生活を続けていたら、私は絵描きになれなかった。認められた私の作品はどれも、厳しい現実を埋めるように生まれたものだ。もし、私が豊かな生活をしていたら、日々の生活に満足し、私の創作意欲は衰えただろう。

どんなに豊かな人生でも、どれも満足という訳にはいかない。もし、その意味を理解できたら、どんな人生でもすばらしくなる。

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東大教授がすきま植物について解説していた。すきま植物とは、石垣やコンクリートやアスファルトのひび割れに生えている植物のことだ。有名なのは「ど根性大根」だ。その逆境にめげない姿は私も好きだ。

しかし、逆境とは世間の思い込みで、教授によるとそのような隙間は、植物には快適な場所のようだ。そこには競争相手がいなくて太陽光を独占でき、水分の蒸発が少なくて乾燥のリスクがなく、植物には快適な場所のようだ。

写真の場所は閉店したフイリッピンパブの前。人通りは多いが、この可憐なスミレを踏みつける人はいない。そう言えば、去年、散歩コースにあった家の、玄関前石畳の真ん中にスミレが咲いていた。出入りする時、踏みつけられる場所だが、家人が気遣っていて、傷付くことなく可憐な花を咲かせていた。

路傍のすきまには、様々な植物が生えているが、どれも様々な人生のように心に残る。


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「この色、品がなくて嫌い」
母の車椅子を押している頃、このツツジが咲くと母は決まって悪口を言っていた。
「ツツジは自分で花の色を選べないのだから、そんなこと言うのは可哀想だよ」
たしなめると「そうだね。ごめんごめん」と母はツツジに謝っていた。

しかし、翌日になると同じ悪口を言って、同じやり取りを繰り返した。
母は好き嫌いがはっきりしていて、どうしても言わずにはいられなかったようだ。


オバマ大統領が来日して、韓国へ向かった。大統領専用機のスカイホークは一番乗ってみたい飛行機だ。

ホンダのロボット、アシモが大統領を歓迎していた。楽しかったのはアシモと大統領のサッカーだ。さすがにロボットに緊張感はないようで、正確にオバマの足元へダイレクトでボールを蹴った。その後片足ケンケンをしてみせたが、それらはロボットには一番難しい技術らしい。

オバマ来日への中国の反響は皮肉に満ちていた。
人民日報はオバマ政権が日本と共に尖閣を守る、と声明したことに不快感を示しながら「日本は、自分たちだけで防衛できないのか」と日本を情けない奴だと揶揄していた。これは再軍備を許さない日本世論を熟知していての発言だろう。日本国民の頸城につながれた自衛隊なら、どんなに挑発しても怖くないのは当たり前のことだ。

あの国ではまともなジャーナリストは絶滅したようで、どのマスコミ論説を見ても、金太郎あめみたいに同じだ。韓国同様に、中国マスコミも相変わらず安倍首相は「安倍」と呼び捨てにして、子供じみた侮蔑を繰り返し、意識して尊大に振る舞っている。

「自分たちは大人だから徹底的に日本は無視する。日本からどんなに偉い者が挨拶や話し合いにきても、下っ端の役人に相手させる。ただし、我々は大人で裕福だから、美味い上等の中華料理を食べさせ、喜ばせるくらいはしてやる」
それは本当に人民日報に書かれていた中国外交の基本姿勢だが、そこにはジャーナリズムの片鱗さえなかった。

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ウワミズザクラ。
初夏にかけて、甘酸っぱい小さな実をつける。

米国ジャーナリストの多くは安倍首相を軍国主義者として非難している。
しかし、何故か政治家としては評価が高い。これまでのクルクル変わった総理たちの評価が低過ぎた反動かもしれない。

反安倍を標榜しているTIME誌も「安倍晋三は軍国主義者だが愛国者でもある」と好意的に書いていた。右だろうと左だろうと、はっきりものを言う政治家の評価は高いようだ。そのせいか、ジャーナリストが選んだ世界を動かす100人の一人に彼は選ばれていた。

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初めて行った芝生で、四つ葉のクローバを見つけた。嬉しい。

国民調査では、がんと診断された患者が1年以内に自殺するリスクは、健康な人の約20倍だった。死に対する不安が原因だと今までは考えられていたが、実際は失業や家族の行く末への不安が引き金になっていた。しかし、1年を過ぎるとリスクは変わらなくなった。

アレルギー体質の患者は長命だとの調査結果もあった。アレルギー体質だと、免疫システムは過剰な警戒状態を保ち、様々な疾患に対して素早く、積極的に対抗するからのようだ。

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