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2014年11月 1日 (土)

古代人が見た星空を、今も変わらず見ることが出来るのは素晴らしい。14年11月1日

青山のスパイラルホールのアートフェスティバルに知人の立体作家が参加していた。渋谷駅前の画材店エウエマツに注文していた絵の具が入荷したので、その受け取りついでに寄ってみた。

多くの若い作家が参加している作品展は刺激的で生き生きしていた。
私の鑑賞の仕方は売れるか売れないかに重点を置く。まず売れるか売れないかを判断して、その後、売却済みかどうか確認する。もし、外れていた場合は、感覚のずれを修正する。自分の感性は頑固に保持するが、今をある程度取り入れることは売り絵に必要なことだ。

場所柄、来客は権威主義に毒されていず、私が売れると判断した明るくのびやかで瑞々しい作品は総て売れていた。対して、技巧や理論ばかりが先行する頭でっかちの作品は壊滅状態だった。そのような作品でも、銀座辺りの画廊で評論家の後押しがあれぱ、逆の結果が出たかもしれない。


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奥村巴菜氏作品。彼女はツノゼミなどを陶器で作って近年認められ始めた若い作家だ。
11月2日日曜日、銀座・泰明小学校校庭での第10回銀座あおぞらDEアートに彼女は参加している。

スパイラルの作品展はざっと見て、その後ハローウィンのディズニーランドへ行く予定だった。しかし、作品展が面白くて長居してしまい、結局予定を変更して原宿へ抜けて帰路に就いた。

原宿もディズニーランド同様に可愛い子が多い。久しぶりの渋谷から原宿は、少しの間に様々なビルが建設されて、ワクワクする楽しさがあった。


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赤羽の路上で見かけたハローウィンの仮装をした子供たち。日本では昔から、花見や盆踊りなどで仮装する風習があった。意外にハローウィンは日本人に受け入れられるかもしれない。すでに、仮装などの市場規模は聖バレンタインデーに近づいていると言う。


最近、日立製作所と京都大が石英ガラスを使った記憶素子を共同開発した。現在、データ保存で最も優れているのはブルーデイディスクで約1000年記録が保持できる。対して石英ガラス記憶素子の耐久性は3億年。しかも、2千度で2時間熱してもデータは破壊されない。

そのシステムは、石英ガラスにレーザーを照射すると千分の一ミリほどの泡が出来る。それをデータに従って精密に並べて記録する。実証実験では、泡を千分の3ミリピッチで並べ、更に、0・06ミリ間隔で100層分重ねた結果、2・5センチ角、厚さ8ミリの石英ガラスに約1・5ギガバイトが記録できた。ただし、現段階ではその記録作業に2ヶ月を要した。実用レベルの記憶素子はまだまだ先のことだ。

とりあえず、地球の情報を記録した石英ガラス記録素子は小惑星探査機「はやぶさ2」と太陽を周回する超小型衛星「しんえん2」に積まれ、宇宙へ旅立つ。
それらが太陽系を飛び出してから数億年後、異星人に出会い、地球のことが伝えられる。人類が滅亡しているかもしれない数億年後に、人類史の記録を届ける夢は壮大で素晴らしい。


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昨夜、NHKの地球一番「世界一の星空がくれたもの」を見た。星が沢山見える場所は砂漠とかアンデスなどの高地ばかりと思っていたが、アイルランドのアイベラ半島も星が多く見える地域だった。

アイベラ半島の夜空では肉眼で4000個の星が見える最高レベルだ。それは地上の灯りを極力減らしたことと、雨の日が多く空気が洗われ澄み切っていることで達成された。番組では電気を一つ消すと10個の星が見えると言っていた。

天の川が見える満天の星空は、南九州の漁師町で育った子供の頃は当たり前だった。
夏休みの夜は、よく近所の年長者たちと港の防波堤に夜釣りに出かけた。
堤防の灯りに集まる鯵や鯖の幼魚が入れ食いに釣れた。

釣りに飽きると、冷たい堤防に寝転んで星空を眺めた。
年長者たちが星座の名前を教えてくれるのが楽しかった。
灯りが少なかった当時の日本なら、4000個の星が見える地域は沢山あっただろう。


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新居の下の荒川土手からも少しだけ星が見える。先日、木枯らし1号が吹いた深夜2時、荒川土手へ上った。荒川河川敷のゴルフ場は灯り一つなく真っ暗だった。耳元を冷たい風がビュービュー吹き過ぎて、土手の草むらで秋の虫が澄み切った声で鳴いていた。星は数個しか見えなかったが、古代を想わせる自然の闇に言い知れない感動を覚えた。

新居には馴染めないが、この灯りのない自然の闇の広がりには安らぎを感じる。NHK番組中でも、星空が好きな地元男性は夜空から沢山の安らぎを貰ったと話していた。


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散歩道の公園で朽ち果てたベンチが新調された。朽ちたベンチは、12,3年前に設置されたころから馴染んで来た。新しいベンチも白木製なので、風雨に晒され再度朽ち果てるだろう。私がそれまで生きている自信はまったくないが、その頃は東京の財政は悪化して、朽ちるままに放置されるかもしれない。
そんなことを想いながら、ベンチに腰掛けてお茶を飲んだ。

老いのせいだろう。生き物でも物でも、その寿命を考えてしまう。
例えばジーパンなら20年ははき続けられ、私の余命を遥かに越える。冷蔵庫や洗濯機も同じだ。しかし、テレビやパソコンはすぐに型落ちして壊れてしまう。

3500円程のインド製スマホのニュースがあった。初代iPodなみの性能で、問題なく使えると言う。韓国サムソンの主力製品のスマホは中国メーカーの追い上げで苦境に立たされている。更にインドが台頭して韓国は置いてきぼりになり、スマホ市場が中国とインドの闘いになるのは時間の問題だ。しかし高級品の分野でのアップルの牙城は当分続きそうだ。

最近、アップルの強欲さが表面化し始めた。
アップル製品のコネクタを作っている中小企業の島野製作所がアップルを訴えた。アップルからコネクタを依頼された島野製作所は新製品を開発し増産体制を整えた。しかし、アップルは契約を反古にして発注を止め、島野製作所の特許とノウハウを無断で海外企業に提供して安く作らせた。

結果、増産体制は無駄になり特許権も侵害された。それでも我慢して再取引を要請すると、大幅値下げと高額リベートを要求して来た。それで島野製作所はアップルを訴えた。
島野製作所は優秀な企業でアップルなしでもやって行ける。だから訴訟に持ち込めたが、泣き寝入りしている日本企業はとても多い。

熱心なMacユーザーであるが、私もアップルの強欲さを昔から感じている。
今使っているMacが保証期間を過ぎた直後、初期欠陥のために誤作動したことがあった。電話相談をするとMacに全責任があるにも関わらず、高額な相談料を要求された。もしこれが自動車メーカーなら、メーカーに責任のあるリコールは年月を経ていても総て無償で保証される。
だから、世間一般のMacユーザーほどに私はジョブスを尊敬していない。


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檻の中の朝顔。

LGエレクトロニクスが日本での曲面テレビ発売を発表したが、曲面画面は売れないと思っている。曲面効果が得られるのはヨコ幅が4、5m以上の大画面だけだ。それも曲面中央の正面観客だけでしか効果は実感できない。端から見る人には、画面端が寸詰まりになって見づらい。絵画の総てが平面なのは見やすいと言う合理的な理由があるからだ。曲面の絵画は壁画など特殊な例しかない。


ディスプレーの新技術の量子ドット、ディスプレーのニュースが目を引いた。これはソニーと米国メーカーが開発した製品だ。今、一番色の再現力があるのは有機ELとされているが、耐久性がなく歩留まりが悪いために高価なので普及しない。

量子ドット、ディスプレーは有機ELなみの再現力があり価格は液晶並みに下げられる。その仕組みは、数n~数十nmの化合物半導体の微粒子に青色LDEからの青色光を当てると、波長変換機能が粒子の大きさに応じて働き純粋な赤と緑の光が得られる。

従来のディスプレーのバックライトに使われているLED白色光は光の三原色の青は強いが赤と緑に色ずれがあって弱い。確かに、LED白色光は青っぽくて冷たい感じがする。その対策として、液晶のカラーフィルターの色を濃くして無理に補正していた。その結果、無駄な電力を消費し、色の再現力も悪かった。私のナナオ製ディスプレーのバックライトは旧式の蛍光管を使っている。最新のLEDを使わないのは、そのような欠点の所為だったようだ。

その点、量子ドット・ディスプレーのバックライトは赤と緑の光が純粋で強く、消費電力が少なくなる上、色の再現性も有機EL並みに優れている。

今年のノーベル物理学賞で青色LEDの日本人開発者3人が受賞したのは、青い光には上記のような優れた特性があり、照明器具全般に至る大きな可能性を持っているからだろう。


テレビ東京のワールドビジネスサテライトで、日本メーカー開発の技術を紹介していた。それは空中に無数の極小雷を発生させて立体的な図形を正確に描く技術だ。装置が積まれたワゴン車の上空に1mほどの立体図形がパチパチと音を立てながら光っていたのは実に新鮮だった。夜のイベントなどで使われたら、花火以上に素晴らしい。


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