中国人旅行者が失望した韓国観光。そして、クリスマスは一人か家族と過ごすのが大半で、恋人とは少数派になった。14年12月24日
今年の訪日外国人観光客が1300万人を超えた。去年1000万人の大台を突破したばかりだが、円安が追い風になった。
韓国では日本人旅行者が激減して、それを埋めるように中国人観光客が激増した。しかし、韓国と中国の民衆レベルでは根深い軋轢を抱えている。
それに関連して、中国人観光客が韓国に5日間旅行して閉口した話がネット記事にあった。筆者の中国人は真夏に、35歳韓国人女性ガイドが引率する済州島のバスツアーに参加した。
済州島にて・・・ガイドの一言。
「中国の皆さん、韓国はどうですか。肺を洗う感じがしますか。PM2.5をはじめ、中国の環境はひどいそうですね。われわれ韓国人は環境をとても大事にしています」
--それが事実であっても、ガイドとしてあまりにも配慮がない。観光客は韓国の自慢を拝聴しに来たわけではない--
昼食時のガイドの一言。
「今日の昼ご飯は超おいしい韓国ならではの石焼ビビンバと牛肉鍋です。中国グルメよりおいしいし、ヘルシーですよ。中国では食べられませんね」
--筆者の感想。
「出てきたのはお粗末な牛肉が数枚ひらひらしているだけの白菜スープと普通の石焼ビビンバだった」--
暑くて熱中症になりかけてバスに戻った時、冷房が止まっていたので点けるように頼むと・・・
「エアコン? ダメダメ。41人全員揃ったらつけますよ。エアコンだってガソリンを食うんです」
--豊かだ先進的だと自慢する割に、変に節約するガイド--
茶葉の農園へ向かうバス中にて・・
「中国の茶葉はおいしいけれど、済州島のものにはかなわないです。済州島のお茶は汚染されていないからです。・・・ノルマがあるので、お願いだからみなさん私の面子を守るために茶葉を買ってください」
茶葉の農園からの帰りでの一言。
「誰1人として買わなかったんですか? 中国人は本当に恥知らずだ」
--更に貧乏くささを上塗りするガイド--
帰りのバスの中で・・
「韓国の物価は高くて、ミネラルウォーターが1本6元(約113円)もするのは心が痛むでしょう。でも韓国人はみんな安いと思っているんですよ。なぜなら、中国では皿洗いのおばさんの月収は2000元(約3万7600円)だけど、韓国では8000元(約15万円)だからです。中国では水が2元(約38円)、韓国では6元。計算すると、中国よりも安いことになるんです。中国人はかわいそうですね。経済的に韓国よりはるかに遅れています」
--自分の腹が痛まないことに関しては、相手構わず韓国自慢を大炸裂させるガイド--
最後に済州島の自然博物館を訪れた時
「韓国の歴史は非常に長く、考察可能な形跡があるものでも5000年の歴史があります。
済州島では1万年前から人類が居住していました。中国では5000年ですね。われわれ韓国は小さいですが、中国の歴史に引けを取りませんよ」
--韓国人は中国文化が自国文化の源流にあることを絶対に認めない--
韓国ドラマについて
「韓国ドラマは世界でもっとも好かれているテレビドラマです」
--ある中国人インテリの言葉
「韓国ドラマは一度見たら二度と見たくない。しかし、日本のドラマは一度見ると、同じものでも何度でも見たくなる」--
韓国人の整形について
「韓国人が整形をするのは、不細工だからではありません。韓国人は美しさが他人へのリスペクトになると考えているのです。われわれ韓国人はすでに美しいのですが、他人への敬意を示すために、どんなに美しい女性でも整形するのです」
--一般的な韓国人は個性的な魅力が理解できなくて蔑視する。だから、型押しみたいに同じ顔に整形する。
芸能プロダクションの知人の言葉。
「ちょっと見は美人なんだけど、付き合っていると魅力がどんどん失せて行って、いい女の印象が残らないんだよな」--
最後に筆者の言葉。
「自分は二度と韓国に行くことはない。それは単にガイドの問題だけではない。まず食べ物だ。欧米諸国の至るところに中国レストランがあるのとは違い、韓国には中国レストランがとても少ない。
次に、韓国人の態度。免税店の店員は丁寧だったが、それ以外で買い物をすると、中国人だと分かるやいなや面倒くさそうにしていた。韓国の風景も大したことはなく一度行けばもう十分だ」
礼節をわきまえている韓国人は多くいる。一人の中国人旅行者の記述によって一方的に判断すべきではない。
しかし、観光ガイドとしての初歩的心得さえ身につけていない女性ガイドの言動は「こんな韓国人、いるいる」と妙に説得力がある。観光立国を目指している韓国なので、上部だけでもすぐに取り繕うだろうが、国民の根本的な気質を変えるのはとても難しい。
ブラックなクリスマスをイメージして作った。
今日はクリスマスイブ。最近の統計では、一人か家族友人たちと過ごす人が一番多く、恋人と二人のクリスマスは少数派になった。だからではないが、私には特別の日ではなくなった。
しかし、イルミネーションは好きだ。それも、繁華街や遊園地の派手で豪華なものではなく、住宅地にひっそりと輝くのが好きだ。
住まい近くの老人介護施設玄関前にはイルミネーションが飾ってある。夜、真っ暗なその通りを歩いていると、遠くから優しくその輝きが目に入る。いつも、私はその前で立ち止まり、しばし眺めている。
16時26分の影富士。
昨夜は細い三日月が西の空にでていた。
先日の冬至は、新月と重なる9年に一度の縁起の良い日だった。冬日差しには、去って行く記憶への名残を感じる。それは卒業式を終えた後の寂しさにどこか似ていた。
日曜日、奥秩父にある友人の別荘へ出かけた。
先月までは紅葉シーズンで、どこも混雑していたが、静かで閑散としていた。
別荘には米国製の重厚な薪ストーブが設置され、とても暖かだった。
耐熱ガラス越しに見える炎を眺めていると安らいだ。
静寂の中に薪がはじける音。薪が燃える芳しい香り。焚き火好きの私には贅沢な時間だった。
敷地に薪が山積みされていた。それを一冬で使い切ると友人は話していた。
前回来た時に買い物袋いっぱい柚子を落としたが、まだ木の高い所に実を沢山残していた。3メートルの高枝切り鋏を使ったが、実の茎がよく見えないので10個ほど落としてやめた。柚子の枝には鋭いトゲがあるので、受け止めることはできない。勢いよく草地に落ちた実の幾つかに割れ目が入った。
割れが入った柚子をそのまま齧ってみた。香り高くてほの甘く美味い。マーマレードを作ったら更に美味そうだ。早速、台所を借りて、種を抜き砂糖を加えて丹念に煮込んだ。
完成した琥珀色のマーマレードをパンやケーキにつけてみんなで食べた。薪ストーブを前にしてのデザートは自然の香りがして素晴らしかった。
別荘にはテレビもラジオもパソコンもなかった。
ただ、みんなと思い出話をしながら静かに夕暮れを迎えた。
帰りは西武秩父駅20時25分発の特急レッドアロー号。
待ち時間は30分ほどあった。
駅構内に土産物屋が並ぶ仲見世がある。先月は夜遅くまで開いていたが、シーズンオフの今は全て店じまいしていて、そのスペースには私一人だけだった。
観光地定番の顔出しパネルがあったので、退屈しのぎに自撮りした。カメラを持つ左手が1メートルほどあったらおばさん姿の私が撮れたのだが、残念。
うまく撮れなかったので、再度、カメラを構えていると、すぐ脇を中学生くらいの男の子が猛スピードで駆け抜けて行った。そしてすぐ、緑色トレーナーの若い女性が男の子を追いかけて行った。
何が起きたのかと唖然としていると、その二人が追いかけっこしながら全力疾走で戻って来た。それは、引ったくりとか、万引きを追いかける若い店員の雰囲気だった。
シュールな出来事の後の、レッドアローは1車両に私一人だけだった。
この光景も現実離れしていた。
桐ヶ丘団地の給水塔。
広々と空が見える場所はUFOが出そうな雰囲気がある。
昔から死者たちの魂の通り道と言われている場所も、同じように広々としている。昔、死者の魂と思われていた不思議なものが、現代ではUFOに入れ替わったのかもしれない。
死者の魂について科学的な検証は無用だ。信じる人には存在するし、信じない人には存在しない。死者たちの魂は、残された人が楽しく満ち足りている時は、遠くからそっと見守っていてくれる。そして、寂しい時は寄り添い話しかけてくれる。先に逝った父母や兄姉の魂は、そのように私の周りにいつもいてくれる、と信じている。
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