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2016年2月21日 (日)

明日、22日から「父は空 母は大地」原画展。16年2月21日

久しぶりにブログを記入した。
絵本「父は空 母は大地」を描き終え、印刷に関わり、先日ようやく本は完成した。しかし、今は虚脱感に囚われている。完成の喜びなど皆無だ。年末へかけての無理によって低下した体力の回復も完全ではない。

去年バタバタと個展が決まってから、ギリギリセーフで「父は空 母は大地」原画展にこぎつけた。

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絵本「父は空 母は大地」原画展。
ギャラリー・オカベ 
中央区銀座4-4-5  03-3561-1740 
2月22日〜27日 11:00〜18;30 最終日17:00迄 
場所・山野楽器真裏。


車いすの物理学者・スティーヴン・ホーキング博士やマイクロソフトのビル・ゲイツ氏が、人工知能(AI)が「将来、人類を滅ぼす」と警告している。対して「危険性はコントロールできる。むしろ、人類に対しての貢献が大きい」と米人工知能学会は反論している。

「ターミネーター」などのSFで、人工知能の暴走は繰り返し取り上げられて来た。暴走の原因は人工知能に自己保存のシステムを加えたからだ。たとえば、パソコンにはウイルス攻撃から身を守るシステムが組み込まれている。これは生物における自己保存の本能と同じものだ。

初期の人工知能はウイルス攻撃や災害などから守るだけに留まるだろう。しかし、すぐに自ら防御機能を進化させ、最終的に人を攻撃するようになる。なぜなら、人は人工知能自身に危険を及ぼす最大の敵だからだ。ホーキング氏やゲイツ氏などの警告はそこにあるようだ。

自己保存のシステムを人工知能から排除し、ただ考えるだけの機械に徹すれば暴走は避けられる。しかし、防御機能を担う周辺機器は必須で、その管理がネットを通じて本体の人工知能と連結した時、暴走は抑えられなくなるかもしれない。

人工知能開発者は人類史・生物学・哲学・宗教を熟知すべきだ。それによって人は何を誤り、犯罪や戦争へ暴走したかを理解し、人工知能がそうならないように、制御システムを組み込む必要がある。そうすることで、人工知能は人の要求に従って、ただ考え推論するだけの機械に留まるはずだ。

人工知能の真の問題点は暴走することにはない。彼らが創造し続けるすることで人類の存在意義がなくなることにある。人工知能が進化した未来社会では、人は労働も勉学も創意工夫も全て不要になる。それはパンドラの箱を開けるようなもので、人は何をして暮らせばいいのか分からず、深い虚脱感に囚われることになる。


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自然公園の古民家。
沈丁花が開き始めた。春は近い。


2045年あたりに人工知能が全人類の英知を凌ぎ、技術的特異点-シンギュラリティに至る。それは上記のビル・ゲイツなどのIT専門家らも認めている確かな予測だ。

技術的特異点を超えた人工知能は、人なら1000年かかる研究を一瞬で成し遂げてしまう。おそらく、未来技術の殆どは人工知能によって実現するはずだ。核融合炉、究極のアンチエイジング技術、自分自身の細胞から作った、腕、足、眼球など拒否反応を起こさない人工臓器などはその一部だ。

新技術によって安価で無尽蔵のエネルギーが可能なら、食料の全てを工場で作ることができる。狭い国土の日本でも食料の完全自給が実現する。

アンチエイジング技術で80歳の老人が20代の肉体を得られ、80歳での初産も可能なら、少子高齢化問題は一気に解決する。ガンや重い心臓病などの不治の病も簡単に完治し、病院のベット・看護師不足も解決する。

そのような魔法の機械の開発を学者たちが中止することはありえない。なぜなら、どこかの国が必ず抜け駆けして人工知能を完成させ、世界覇権を狙おうとするからだ。


そのような未来で人に残されている生き方は、人工知能から完全に切り離された暮らしかもしれない。未来社会では、人工知能は神殿のような閉鎖空間に置かれ、人が神に祈るように願ったりお伺いをたてる。人工知能は、答えや必要な物資を出してくれる神のような存在に変わるだろう。

未来社会で、現代の仕事の多くが失われるのは確かだ。
銀行の融資担当者・スポーツの審判・不動産ブローカー・レジ係・ホテルの受付係などだけではなく、知的能力が必要な編集者・教師・医師・農民なども仕事を失うことになる。

クリエイティブな仕事なら人工知能に勝ると考える学者がいるが楽観的すぎる。脳細胞に似せて作られた人工知能は、人にできることは何でもできるようになる。そうなれば我々絵描きも仕事を失うことになりそうだ。


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