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2016年5月 6日 (金)

劣化しない石田ゆり子の美しさ。2年間、地上に降りずに飛び続けるヨーロッパアマツバメ。2016年5月6日

NHKの連続ドラマ「コントレール〜罪と恋〜」の石田ゆり子が美しい。虚構であるのに、彼女の息遣いをすぐ傍に感じられるほどのリアルさがある。深夜、男を待ちながら化粧する彼女の演技はドキッとするほど艶かしい。---コントレール=飛行機雲

彼女が演じる青木文45歳は無差別殺人事件で夫を亡くし、忘れ形見の息子を育てながらカレー食堂を営んでいる。その古ぼけた不思議な作りの店もドラマにぴったりの雰囲気だ。ロケ地は千葉市美浜区あたり。

声をなくした年下の恋人の元エリート弁護士長部瞭司との連絡はスマホのショートメール。着信音に胸をときめかす青木文の表情に現代の恋を感じる。恋の表現もスマホ時代には大きく変わった。

石田ゆり子の実年齢はドラマの設定年齢に近い。彼女の影がある品の良い色気は魅惑的で、とてもその歳には見えない。彼女以上にこの役を演じられる女優は他にいないかもしれない。私が見たのは第3話の再放送だけだが、今夜の第4話が楽しみだ。


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荒川土手。


仕事は意欲的に以前より質の高いものを生み出している。しかし、満足感がない。正直言って、評価などどうでもいい、と言った虚無感が漂っている。


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荒川河川敷の桑の実。
好天が続けば、あと1週間ほどで濃紫に甘く熟す。


連休は私には無関係に過ぎて行った。
リタイアした友人たちも、それは同じだ。
いつものように公園のベンチで休み、携帯の電話帳から死んだ5人の電話番号を抹消した。
彼らは去年から今年にかけて死んだ。友人が死ねば彼らの遺族に電話する機会はなくなり、やがて赤の他人になる。昔と違い、老人家庭にゆとりがなくなり、法事で呼ばれることも激減した。


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東京北医療センター下公園。


先日、上野歯科医院での歯のメンテナンスの後、連休前の閑散とした新緑の自然公園を散策した。
公園隣の警察官舎下からの湧水が溜まったじゃぶじゃぶ池をぼんやりと眺めていると、不意に10年近く昔の早春を思い出した。

その時、私はじゃぶじゃぶ池の棒杭にとまっているカワセミを、車椅子の母と一緒に眺めていた。その時の漠然とした不安や孤独感が今胸に迫って来た。記憶は不思議なものだ。古い順に時系列に並んでいる訳ではなく、昨日の記憶が遠い昔に移動したり、逆に遠い昔の記憶が今に移動したりする。

「今楽しければそれでいい」
晩年の母はよく言っていた。
当時、母の気持ちはよく理解していたが現実味はなかった。しかし、母の歳に少し近ずいた今は違う。新緑の美しさに感動するように「今楽しければそれでいい」の言葉が心に響く。


今年は4月になっても四葉のクローバーが見つからなかった。
私同様に、探すのが好きな知人もまだ1枚も見つけられないでいた。
しかし、4月の半ば、無心に芝生を歩いていると、向こうから目に入ってきた。
これは人生みたいだ。幸せは求めていては手に入らないが、無欲になると向こうから近づいてくる。


Eテレの生き物の番組はとても面白いものが多い。

ヨーロッパアマツバメの足は小さくて弱く木の枝にとまることができない。しかも、羽が体躯に対して大きいので、地表から羽ばたいて飛び立つこともできない。だから巣穴は高い崖上にあり、落下するスピードを利用して飛び立つ。

しかし、高い崖にある好都合な巣穴を、彼らが見つけるのはとても難しい。
それで、子育てがてきる巣穴を見つけるまで、最長2年間も一度も休むことなく、夜昼なく飛び続ける。彼らは4秒間羽ばたき、3秒間滑空しながら休む。そのように捕食も睡眠も毛繕いも、飛び続けながら行う。

ヨーロッパでは満月を横切るように飛び続けるアマツバメが普通に見られる。
極楽鳥の剥製がヨーロッパに入った時、足はすべて切られていて無かった。それを見たヨーロッパ人は極楽鳥は永遠に飛び続ける鳥だと思い込んだ。

そのような奇想天外な発想は、2年間も昼夜なく飛び続けるヨーロッパアマツバメが身近にいたから生まれたのだろう。

渡り鳥たちも同じように飛びながら眠る。
鳥類の羽ばたきは無意識に行われるのでそれが可能だ。
鳥類の驚異的な持続力は胸筋に含まれるイミダゾールジペプチドによるものだ。その究極の疲労回復物質は注目を集め、今、鶏の胸肉が大ヒットしている。治験では、1日に100グラムの胸肉を食べれば疲労回復に効果があると実証されている。


イスラエルのザハヴィ博士が提唱したハンディキャップ理論では、一見役に立たないものを強くアピールするオスほどモテる。

そのようなオスは生きる力が強いとメスに錯覚されるからだ。例えば黒タテガミのライオンはモテる。しかし、黒タテガミは熱吸収が良く、暑さにやられるので黒タテガミのライオンは短命だ。

動き回るオスはモテるが、危険に晒される機会も多く死ぬ確率は高い。
その逆に、じっとしているオスは生き延びる確率が高いが、メスにもてない。

これは人にも通じる。
アイドルたちの奇抜な髪型や服装は、我々から見ると不可解で理解できないが、若い女の子たちには魅力的に映る。自堕落に酒やギャンブルに溺れる男たちや、スピードに興じて命を危うくしている男たちも女にモテる。

オーストラリアのコウイカの一種の集団合コンでは、強い体の大きなオスがメスを独占する。
小さなオスはそれへの対抗策として、女装してメスに近づき、油断させて一気に目的を達してしまう。しかし、女装が巧みすぎると大きなオスに惚れられて、しっかりと捕まり目的を達成できない。

ちなみに成功率は、強いオスが6割なのに対し、弱いオスは成功率4割とかなり健闘している。
番組に出ていた壇蜜によると、女装してメスに近づき獲得しようとするような姑息な男が意外に魅力的だと言う。


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