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2016年8月 3日 (水)

歯科治療におけるB型・C型肝炎やHIV(エイズウイルス)の感染リスク。16年8月3日

日本赤十字社の献血指針では、歯科治療後3日間は献血してはならない。理由は口中の常在菌が歯肉・歯根などの傷口から感染している恐れがあるからだ。

更に、血液を介して感染するB型・C型肝炎やHIV(エイズウイルス)などは出血が起きやすい歯科治療での感染リスクがある。殊に出血しやすい抜歯では一般的な外科手術と同等の感染リスクがある。

実際にC型肝炎ウイルスなどに汚染された歯科器具による感染事例は国内外で報告されている。
3年前の日本歯科新聞のニュースだが、米国オクラホマ州で開業する歯科医院にて、C型肝炎とエイズに感染させられたと保健局に患者が訴えた。すぐにその歯科医院で治療したことのある患者7000人は血液検査を勧告された。

検査結果の員数記載などはなかったが、大規模な院内感染が起きていたようだ。
その歯科医院は長年器具の消毒滅菌などの感染予防対策を怠り、錆びた器具を使うなど感染リスクの高い治療を続けてきた。

米国の歯科医療現場は、感染予防対策を保険会社から厳しく強制されるので比較的安全とされている。もし、予防策を怠ると保険会社から訴えられ莫大な違約金を課せられるからだ。しかし、米国の地方小規模歯科医院では安価な旧型の治療器具を使ったりして、感染予防対策をおろそかにしているケースが多い。

特に安価な歯を削る道具・ハンドピースを使うと、ドリルを装着するタービンヘッド内に血液が入り込み、その器具で治療を受けた患者の後の患者を感染させる恐れがある。

歯科治療の基本セットは、歯を削るハンドピース以外に、ミラー、ピンセット、唾液等を吸い出すバキュームチップ、その先端に装着するチップ(またはバー)、根管治療に使うリーマー、切開用メス、歯石除去用のキュレット、超音波スケーラー、などがある。

感染予防を徹底するには血液汚染が起きにくい高性能ハンドピースを含め、基本セット全てを患者毎に取り替えるべきだ。しかし、そのように感染予防対策をとっている歯科医院は2割前後と言われている。

歯科衛生士たちの証言では、器具だけでなくグローブ=医療手袋の交換すらしない歯科医が多くいる。
厚生労働省の院内感染対策ガイドラインでは、使用したハンドピースは患者ごとに交換しオートクレーブ滅菌をすることを強く勧めている。

オートクレーブ滅菌=
121度以上の高圧水蒸気で細菌やウイルスを殺滅または除去すること。
ハンドピースのヘッド内部には、高速回転するタービンが組み込まれている。そのターピンが回転を停止した際に血液や唾液が吸い込まれる現象が起きる。最新型のハンドピースには逆流防止の装置が付いているが完全ではなく、ごくわずかな血液が吸引されることがある。そこで高圧高温水蒸気でタービン内部まで処理されるオートクレーブ滅菌が推奨されている。

他の器具はアルコール消毒で滅菌できる。しかし、ハンドピースのタービン内部の肝炎ウイルスなどは完全除去できない。論外だが錆びた器具については、アルコール消毒では極めて不完全で感染リスクは高くなる。

しかし、高価なハンドピースを多数揃えている歯科医院は少ない。
多くは午前と午後の2度取り替えるのが普通だ。
この状況での患者側の予防策は、器具が取り替えられている午前一番か午後一番の治療を予約することを勧める。

歯科医をしていた友人の話しでは、血液・体液中の多くの細菌や肝炎ウイルスやエイズウイルスは体外に出ると空気中の酸素により急速に感染力をなくす。だから、お昼休み後の一番目の治療なら、仮に汚染している器具でも、感染力は小さい。自由に歯科医院を選べない患者はそのような時間帯を選ぶのが予防策になる。

感染予防の意識の高い歯科医師は積極的に治療器具の高度滅菌を行っていることを患者に積極的に告知している。
私が毎月クリーニングで通っている赤羽の上野歯科医院もそのような予防策が取られた安全な医院の一つだ。


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荒川土手から見た都心方向。
猛烈な驟雨がやってきては去った。


今回の都知事選は様々なドラマがあって面白かった。
昨日の散歩途中に喫茶店で休んでいたら、隣のテープルの熟年女性のグループが、石原慎太郎の大年増の厚化粧発言を怒りまくっていた。私の姉も同じで、あの一言は女性たちの逆鱗に触れたようだ。

元大阪府知事の橋下氏は、石原発言の時、傍の増田候補がヘラヘラしていて反攻の千載一遇のチャンスをなくしたと話していた。もし、増田氏が「女性蔑視」と石原氏をたしなめたら、今回の流れは変わったかもしれない。

後で、そのことを指摘された増田氏は、次に喋ることを考えていて石原氏の話はほとんど聞いていなかったと話していた。そのような機転のなさも彼の敗因なのかもしれない。

各候補の演説の記録はほとんど読んだが、小池氏の演説は実に巧みで、長文を淀みなく最後まで読み切ることができた。しかし、増田・鳥越両氏の演説は退屈で分かりにくく、全部を読む前に投げ出してしまった。


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クサギの花。
葉や茎には異臭があるが、花の香りは甘い。
今、散歩道の至る所で香っている。


小池百合子氏の勝因はいくつもあるが、私は名前の簡単さも勝因の一つだと思っている。
鳥越俊太郎氏は見るからに書くのが面倒くさい。
増田寛也氏の名前ひろやは応援議員ですら名前をてるやと間違えていた。
その点小池百合子は覚えやすく書くのも簡単だった。

加えて、3候補の中で小池氏は一番情熱があった。
対して、増田氏は都議会の、鳥越氏は野党連合の操り人形だと都民は見抜いていた。

寸前で立候補から降りた共産党系の宇都宮健児氏の政策はしっかりしていた。しかし、鳥越陣営からの陰湿な嫌がらせを受け降板に追い込まれた。彼に小池氏ほどの情熱があったら、当選の可能性は低くても違う結果が生まれていたはずだ。


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Goof

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