生まれ月によって罹りやすい病気がある。新Mac後記。16年9月1日
四季のある国では、生まれ月によって罹りやすい病気と罹りにくい病気がある、との研究がある。と言っても占いではなく、米コロンビア大学のチームが170万人の患者のデータを分析して判った真面目な研究だ。
たとえば、日本人死因第1位の肺がん・気管支がんでは2月生まれが最もリスクが高く、1月、3月生まれが続く。
逆に罹りにくいのは11月生まれだ。
研究チームのメアリー・レジーナ・ポーランド博士はその理由を次のように解説している。
「1688種類の病気と誕生月の相関関係を検証したところ、55種類の病気について相関があると確認された。
その理由は、妊娠期間の季節が生まれてくる子供に影響をもたらしているからだ。
今回の調査で最も病気リスクの高い誕生月は10月だった。
その月生まれは風邪、急性咽頭炎、胃の機能障害、視覚不良などに罹りやすく、11月生まれも似た傾向にある。
しかし、10月、11月、12月生まれの心臓疾患リスクは低い。
心臓系の病気になりやすいのは3月、4月生まれだ。
日照時間が短い季節に母親のお腹の中にいたことで、心臓や心血管系の病気にかかりやすい体になったと考えられる」
9月生まれは喘息(ぜんそく)が目立つ。
最も病気に罹りにくいのは5月生まれだ。
これと言って罹りやすい病気はなく、風邪もひきにくい。
次いで7月、6月と8月生まれもリスクが低い。
秋から冬にかけての誕生月の人は罹りやすい病気が多い。
春生まれは心臓系の重病になりやすい。
そして、初夏から真夏にかけて生まれた人は病気のリスクは低い。
30日は台風一過の素晴らしい夕空だった。
環八の交差点では若者が呆然と夕空を見上げていた。
西方に半円形の青空が広がっているのに頭上では雨が降っていた。
虹を期待したが、夕日の角度が微妙にずれていて、見えなかった。
デジカメ2台は故障しiPodはクラッシュしているので、しっかりと眼裏に焼けつけた。
--上写真は、似ている写真を過去のストックから選んだ。
8月7日に急遽購入したMac miniはようやく普通に使えるようになった。
新マックの立ち上げに忙殺している内に、気がつくと夏は終わりかけていた。
外から帰ると、薄暗い室内が冷んやりとして何となく寂しい。
人恋しくなって、昔のブログを読んだり、昔の写真を眺めたりした。
ブログに母や死んだ友人たちを見つけると懐かしい。
昔の自分の写真も沢山出てきた。
16年前の写真は、肌はハリがありシミもなく髪も艶やかで文句なしに若い。
その頃は仕事も沢山あって、お金も好きに使えた。
でも、その時に戻りたくはない。
今よりノーテンキで愚かで自分勝手で、思い出すと恥ずかしくなる。
変わらないことを願っても、変化を願っても、人は不幸になる。
釈迦も老子も荘子も言っていたように、あるがままに自然に従うのが幸せな生き方のようだ。
26年前、彫金職人を辞めて絵描きへ転向し、とりあえずお金になるイラストレーターを目指した。
今と違い、出版もグラフィクデザインもとても元気が良かった時代で、目新しい仕事をすればすぐに認められお金になった。
まず作ったのは、それまでの彫金技術を生かした立体金属イラストだった。
因幡の白兎。
素材には加工しやすい錫を使い、透明ラッカーで着色した。
売り込むとすぐに、東京国際映画祭ポスターなど、大きな仕事が次々と入った。
最初のポスターギャラは72万だったが、彫金でも多く稼いでいたので、大した額とは思わなかった。
次々と仕事をこなしていく過程で、クライアントに提出する金属立体のラフスケッチが気に入られた。それですぐに、イラストは平面に変わり仕事が早くこなせ楽になった。
出版からの依頼も多かったが、広告と比べるとギャラが数分の一と安いので半分は断った。今思うと、とんでもなく贅沢で元気の良い時代だった。
当時、デザイナーをしていた人と話すと、今のデザイナーはかわいそうだ、と言った話になる。当時の企業の広告のコスト意識は薄く、デザイン会社の要求額はほぼ通っていた。
比べて今は渋くなり、10万程度の仕事でもコンペにかけている。
これでは仕事の質が落ちるばかりだ。
今のグラフィックデザインで恵まれているのは、オリンピックエンブレムで話題になった佐野氏のような政府や大企業と太いパイプを持っている人たちだけだ。大多数のでデザイン会社は細々と糊口をしのいでいる。
朝の体操。
銀塩カメラで撮り、印画紙に焼いたものをスキャンした。
デジカメと比べると、解像度も色の再現性も悪い。
母の介護を始めた頃のブログを読んでいると、母の声が蘇ってくる。
90歳で肝臓ガンの手術のために駒込病院に入院していた頃は、2日毎に頼まれた食べ物などを持って見舞いに行っていた。
「来てくれたの。ありがとう」
母は毎度、嬉しそうに迎えてくれた。
そして、30分もいると、
「忙しいでしょう。早く帰りなさい」
と急かせた。
母は強がっていると思っていたが、今思うと、半分は本心だったようだ。なぜなら、母は病院の大部屋が大好きだったからだ。
母は80代で10回以上手術をした。
病院では病状が重い患者が上位階層を占める。
それは昔の牢獄の牢名主みたいなものだ。
例えると母は前科10犯の重罪人に相当し、しかも、とても元気だったので、同室の年下の患者や看護婦さんたちも大切に接してくれた。母はそれが心地良かったようだ。
キリンの夢
日本生命倫理学会の表紙。
新Macが機能するようになってから、ホームページの作り替えに入っている。
旧ホームページは新作を追加しにくくて、未掲載の作品がかなり溜まってしまった。
今までのホームページは入れ子構造になっていて、スマホで見るには無駄が多い。
その辺りをシンプルにして、新作が初めに表示されるように、構造を改善する予定だ。
クラッシュしたMacはバックアップ機能を切っていたので大切なIDとパスワードが分からなくなり、その回復にかなりの日数を浪費した。バックアップを切っておいたのは、ちょっと見てすぐに捨てたH画像まで律儀にバックアップされていたからだ。外付けHDを点検していて捨てたH画像を見つけた時は実に恥ずかしかった。
本当に大変な思いをしたので、新Macは外付けHDを二つ付け、バックアップは完璧にしている。
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