オリンピック会場に沖縄での機動隊員の「土人」発言など、報道が無視しても真実は見えてくる。16年10月21日
米軍北部訓練場のヘリパッド建設を巡り、大阪府警の機動隊員が抗議行動をするプロ活動家らに「土人」などと差別的な発言をした問題。それについて左翼アナリストは「国家権力は暴力を正当化するため、差別感情を利用し、兵士たちにすり込んできたのだ。いま、沖縄で横行しているのは、これとまったく同じことなのである」と相変わらずの反日プロパガンダだ。大阪府には800件ほどの抗議が寄せられているが、ほとんどは活動家発でまともに取り上げる必要はない。
と言っても「土人」発言を擁護する気は全くない。
公務員である以上、どんな暴言に晒されても耐えがたきに耐え、挑発に乗って差別発言をしてはならない。しかし、「土人」発言の前に、プロ活動家たちが機動隊の家族氏名、写真まで調査公表して、執拗卑劣な罵り脅しを続けてきたことは報道すべきだ。ネット上では「土人」発言の機動隊員の家族、住所氏名まで公表し、家族は危険にさらされている。
この事件は、2009年にアカデミー賞ドキュメンタリー部門で受賞した映画「ザ・コープ」の撮影手法を思い出させた。イルカ漁の町和歌山県太地町での撮影では、ディレクターやカメラマンが執拗に大地住民を追いかけ回して威圧的に大声で罵り、困り果てた住民が手でカメラを振り払った瞬間を捉え、女性デイレクターが暴力を受けたと泣き崩れる姿を恣意的に編集していた。
このような事件は一連の経緯を正確に写すのが製作者や報道側の良心だ。恣意的に編集をすれば真実は見えず、逆に被害者が加害者に仕立て上げられてしまう。
同様の問題に大阪での韓国人観光客へワサビ大盛り事件の韓国報道がある。すし店はワサビの大盛りを要求する中国・韓国の観光客が多いので、サービスとしてワサビを大盛りにした。
しかし、韓国報道は日本人の差別だと悪意に曲解し、大々的に非難報道をした。その結果、韓国ネットは日本人に報復しろと大炎上した。真偽は分からないが、食品店従業員が、日本人客の食べ物にタンや唾、雑巾の絞り水を入れてやった、と言った報復がネットに溢れた。
差別を声高に主張する国や地域ほど差別意識は激しい。
韓国は日本人には理解できないほど差別が厳しい国だ。それは主としてアジア系外国人へ対してだが、信じられないことに在日韓国人へも厳しく向けられている。かって、民族の誇りを取り戻すために、在日韓国人が韓国へ訪れるのが流行った。その時、祖国で厳しい差別に晒され失望した者が多くいた。例えば在日劇作家つかこうへいは税関で「韓国人のくせに韓国語を喋れないのか」と職員に怒鳴りつけられた。今進行している、韓国ロッテ財閥へのバッシングも在日差別の一つだ。
従軍慰安婦問題の原因に差別があったことは報道されていない。
従軍慰安婦の多くは仕事として就労し、高給を稼ぎ郷里に送金した。裕福になった家族は周囲に妬まれた。その結果、彼女たちは戦後、日本兵に体を売って稼いだと厳しく差別された。
そこに朝日の捏造記事が韓国で報道され韓国政府は政治利用した。差別に苦しんでいた女性たちが、自分たちは強制的に慰安婦にされた被害者だと便乗したとしても責められない。
日本人慰安婦には、本人は知らないまま家族に金で売られ、慰安婦にされたケースが多々あった。同様に朝鮮人慰安婦も、家族や女衒に騙されて身を落とした者は多くいる。しかし、韓国政府や国内の反日報道が言うような国家が騙して拉致した事実は全くなかった。当時の従軍慰安婦は高給を稼げるいい仕事で、暴力的に集める必要は全くなかったからだ。
従軍慰安婦はソヴィエト以外の世界中の軍隊で採用された現地女性が被害に遭わないための必要悪だ。ソヴィエト軍は最悪で、兵士の性のはけ口として現地女性の強姦・殺害が放任されていた。
来日したバッハIOC会長と小池都知事との会談と、森組織委員会会長との会談の雰囲気の差も、あまり報道されない部分だ。小池都知事との会談の時、バッハ会長は傲然と足をくんで威圧的に対峙していた。対して、森会長との非公開会談後は肩を抱き合い、親密さを熱烈にアピールしていた。
バッハ会長と森会長は、組織委員会と東京都のどちらが主人公か主張したつもりだろう。しかし、威圧的な態度を嫌う日本人は別の捉え方をした。これで、IOCに好き勝手はさせたくない、と世間は感じたはずだ。
虎ノ門のJOC事務局の豪華さも無駄遣いとして気になった。
安倍総理との会談後の、野球・ソフトボールの緒戦を福島で行う発表は始めから決まっていたことで、IOCとしてはどうでも良いことだった。ヨーロッパでは野球・ソフトボールは極めてマイナーな競技で、どこでやろうとご勝手にの分野だ。対して、貴族の競技のボートは、東京ではなく地方でやるのは絶対に許せないのだろう。
今回の報道にスポーツ関係者が多数出演しているが、日本スポーツ界は選手も評論家も森喜朗氏には逆らえない立場だ。だから本音は絶対に語られない。その状況で選手に考えを話させるのは酷なことだ。
元々、オリンピックなんぞ後進国へ任せれば良いと思っている。その上、不透明に無駄遣いされていると思うとますます嫌になってしまう。
女性初の総理大臣候補では稲田朋美防衛大臣が最有力だった。しかし、辻元清美議員に突っ込まれたくらいで、泣いてしまったのは情けない。防衛庁職員や自衛隊員の間でも、無駄な仕事が多く評判が悪い。彼女は絶対に命を託せない防衛大臣と言われている。
対して、小池都知事の強さは目をみはるばかりだ。今回のオリンピック会場の変更問題でも、従来の日本人なら決まったことにいちゃもんを付けなかった。だから、森会長やバッハ会長たちは小池都知事の反抗に仰天しただろう。
もし、都知事選で増田氏か鳥越氏が当選していたら、豊洲問題もオリンピック施設問題も都議会の闇も提起されなかった。彼女のおかげで、歴代の都知事はただのお飾りだったことが白日に晒されてしまった。
堀江貴文氏が小池都知事の給与半減を「そんなことをしていたら、有能な人材が知事になりたがらない」と批判していた。ホリエモンは最近、世相のご意見番を始めたが、拝金主義の性根は変わらないようだ。ちなみにニューヨーク・マイケル・ブルームバーグ市長の報酬は年間1ドル。ホリエモンは理解できないだろうが、無給で都知事をしたい有能な人は沢山いる。
日経記事によると、米国以外で最大の上海のディズニーランドが開園100日で早くも閑古鳥が鳴いているようだ。記者が取材のために乗った地元タクシーですら客を運んだことがほとんどなく、殺風景な郊外風景の中で迷ったくらいだ。
裕福な中国人なら、不便で雰囲気の悪い上海ディズニーへ行くくらいなら、格安航空で日本へ行って、クオリティーの高い東京ディズニーランドで遊んだ方が楽しいと考えている。ディズニーランドは成熟した国家でないと成功は難しい。海外展開した中で大成功しているのは日本くらいのものだ。
将棋タイトル戦「竜王戦」の挑戦者・三浦弘行九段(42)が出場停止処分を受けた。日本将棋連盟は三浦九段の対局中の不自然な離席を指摘し、将棋ソフトを使った不正を疑う声が広がった。
注目したのは不正したかどうかではなく、スマホ程度で使える将棋ソフトの知能がプロのトップ棋士を上回ってしまったことだ。これはプロ棋士凋落の序曲に見えて仕方がない。
米国の電気自動車メーカー・テスラ・モーターは今後発売する電気自動車は完全自動運転にすると発表した。完全自動運転はいつのまにか車の標準装備になりつつある、今はドイツメーカーが先頭を走っているが、すぐに横並びになり、日本で解禁される東京オリンピックを迎える頃には、著しく進化していそうだ。
この様子ではAI進化は前倒しで実現するかもしれない。
今の学生たちが結婚を考える頃、半数の者はAI進化によって仕事を失い転職を迫られることになる。この予測は自動車業界の進化を見ているとますます現実味を帯びて見える。
昨日は久しぶりに快晴。
海が見たくなってお台場へ出かけた。
ユリカモメから海上保安庁の基地を遠望。
お台場の浜。
ドレスアップした中国人らしい新婚旅行客がカメラマンを従えて撮影をしていた。
日没後のレインボーブリッジ。
| 固定リンク
« 鎌倉から横浜を散策。70歳を過ぎてから心地よい孤独を知った。そして、新タイプの詐欺メールについて。16年10月11日 | トップページ | 今、アドラー心理学を使った「ほめない」「叱らない」子育て論が流行っている。・16年10月26日 »
「心と体」カテゴリの記事
- コロナ陽性となって起きる不都合と差別。Go Toトラベルの見直しは非科学的。令和2年11月22日(2020.11.22)
- 新型コロナは蔓延しないと終わらない。終息を急ぐあまり、自殺者とシャッター通りを残す愚策は止めてほしい。令和2年11月14日(2020.11.14)
- 上手な嘘と嘘の見抜き方で、営業・企画・宣伝力強化。冷和2年10月29日(2020.10.29)
- 報道の変化に新型コロナ終息が見えた。人口激増に備えての昆虫食。令和2年10月19日(2020.10.19)
- 今日は10回目の母の命日。令和2年7月1日(2020.07.01)