赤羽風景と山茶花とツバキの違い。高層マンションの死亡率。17年2月18日
先日の記事。心肺停止で救急搬送された高層マンションの住人の死亡率をカナダの医師会が発表した。それによると搬送された患者のうち生きて退院できた割合は1〜2階の4・2%。対して、16階以上は0・9%。25階以上ではゼロだった。高層階ほど救急隊員が駆け付けて搬送するのに時間を要し生存率は低くなる。
高層マンションにはタワマン階層ヒエラルキーと呼ばれる差別がある。
高層の住人ほど偉く、低層住人は低く見られているのだが、この死亡率の差を知れば差別意識が変化するかもしれない。
星美学園の坂から見た赤羽台方面。
中央の建物は廃校になった赤羽台中学の跡地に建てられた、東洋大分校。
赤羽には個性的な自由人が多い。いつも缶チュウハイで酔っている"説教おじさん"は誰彼なく捕まえては「そんな生活をしていてはダメだ」と説教している。犠牲者は大抵ホームレスの老人だ。母が元気な頃、出会うと「あの人こそダメなのにね」と言っていた。
鹿児島らしい男らしい風貌なのだが、どこかで人生が狂ったようだ。一度話したことがあるが、鹿児島の副市長の息子で、生活が荒んでグレて勘当されたそうだ。20年前から酷いアル中だが、まだ生きているのは、よほど体力があるのだろう。
明るいゴスロリ風の小柄なおばあさんはいつも元気に花飾りの買い物カートを引いている。
中央のパーカーの男性は年齢不詳。1年中夏も冬もピチピチの黒い短パンで散歩をしている。
ワンピースみたいな大きなTシャツをヒラヒラさせてジョギングしていた"フリフリおじさん"は最近見かけなくなった。元気なら良いのだが。
緑道公園の山茶花。
山茶花とツバキは同じツバキ科ツバキ属で似ている。一般的には、山茶花の花弁はヒラヒラとしているが、ツバキは造花みたいにくっきりしていて鑑別は簡単だ。しかし、品種によってはとても似ている。
見分け方は、山茶花の葉の縁はギザギザが強いが、ツバキの葉は細かい。ツバキの葉は大きく艶やかでふっくらしているが、山茶花の葉は小ぶりで平な形状。山茶花の花期は12月から2月。ツバキは早春から。
ネットにはそのように書いてあるが、品種によっては当てはまらないことがある。
もっとも簡単で確実な識別方法は花の散り方だ。
ツバキはどの品種も首から花ごとボトボト落ちる。対して山茶花は花弁がハラハラと散って地面が赤く染まる。写真の山茶花も、左下の花は花弁が一枚づつ散って地面は赤く染まっていた。
先日の春一番の暖かさで沈丁花が開花した。
夕日の中の馬酔木の花。
春は確実に近づいている。
大林宣彦監督の「転校生」は30年前の映画だ。そのロケをした洋館が廃屋になっているとのことだ。ロケ現場の尾道は坂の街だ。その坂の街の30%から住人が消え、廃屋になりつつある。
昔から持ち家がいいか借家がいいか論じられてきた。私の時代は地価が年々上昇し続けていて、確実に購入価格より高く売れて数倍は儲かった。しかし、今は違う。10年後の販売価格は購入価格より著しく安くなり、残った住宅ローンで破産する公算が大きい。さらに、持ち家では近所に迷惑な住人がいたりすると、簡単に逃げ出せず悲惨なことになる。だから、今は住宅専門家も借家を薦めるようになった。
赤羽がメディアに取り上げられることが増えた。
都心へのアクセスは新宿・渋谷へも、上野・銀座・横浜へも乗り換えなしで行ける。その上に家賃が安く暮らしやすい。だから、タレント志望の若者も多く住み、モデルみたいな可愛い子に出会うことが増えた。
街の様相もすっかり変わった。普通の商店街だったのが今は飲屋街に変わった。土曜の今日、かろうじて残っている八百屋を尋ねると、通りは若者たちで賑わっていた。
赤羽は旧軍で発展した地域で旧軍象徴の桜が多い。北区の花も桜だ。
桜は寿命7,80年のソメイヨシノばかりで、東京北医療センター下の桜並木も芯が腐り始めた古木が多い。今年も3本が伐採され、若木と植え替えられる。
桜は成長が早い。母が元気な頃に植えられた幼木は幹20センチほどの若木に育った。桜は幼木ほどピンク色が鮮やかに感じる。「子供の桜は可愛いね」と車椅子の母が目を細めて眺めていたのを思い出す。対して古木の花は白っぽく、人が老いて白髪になるのと似ている。
時折、緑道公園から遠く旧居のあったあたりを眺め、その家で看取った祖母と父を想い出す。二人に加え兄、姉、その他大勢の知人たちは逝ってしまい、現実から遠く去った。その点、母は死別から7年過ぎても、現実とあの世を行ったり来たりしている。
知人で生き残っている者も年々老いて縁遠くなって行く。
しみじみと会話ができる人が身近に多くいる人は幸せだ。
朝日に照らされた仕事部屋の壁。
早朝、遠くのマンションのガラスからの反射した光だ。
自作の柚子茶。
1月終わり、柚子を安売りしていたので1キロ買った。タネを抜き、バーミックスのフードプロフェッサーで粉砕し、本みりん2リットルと少々の砂糖で煮詰めて作った。隠し味に醤油を小さじ一杯加えると、とても美味く仕上がる。
写真の瓶が4本できた。毎日、アーモンドに絡めて美味しく食べている。
作りたくなったのは、去年年末、赤羽駅近くのカルディで韓国製の柚子茶を廉売していたので買ったからだ。食べてみると、粘着剤とクエン酸で増量した粗悪品で柚子は香りづけ程度だった。食べると口の中が粘着剤でいつまでもニチャニチャして気持ちが悪い。不快な思いを続けるのは嫌なので、大瓶いっぱいの柚子茶を流しで水で流した。すると、柚子の固形分はほんの少し残っただけだった。
ホームページ作りは、やっと新ソフトAdobe Dreamweaver CCを使いこなせるようになった。使えこなせると俄然面白く、今も作品を追加したり、ホームページ表紙の作り変えをしている。
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