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2017年3月 4日 (土)

昭和は遠くなり、北朝鮮・金王朝の命運も儚くなりそうだ。最近買った台所便利グッズ2種。17年3月4日

東京北医療センター下の桜並木にあったうどん屋がなくなり改装工事をしていた。
母が元気な頃、うどん屋の暖簾越しに、狭いカウンター席で焼酎やビールで酔って楽しげな老人たちが見えた。
70代後半の女主人同様に客も老人たちばかりだった。その内、老いた客の足は遠のき、店前で女主人が愛犬のホワイトテリアをねんねこでおぶって、子供のようにあやしているのを見かけた。
やがて、女主人も見かけなくなり、店の明かりは消えた。
昭和の頃は、そのような小さなうどん屋や蕎麦屋がどの町内にも一軒はあった。
インスタント食品が今ほどに無かった時代だ。
住人たちはお昼を作るのが面倒だと、気楽に出前を取っていた。
店が消えてしまうと、また昭和が遠くなったようで一抹の寂しさを覚える。


北朝鮮の金正男氏殺害事件でマレーシア警察に逮捕された北朝鮮国籍の男性が国外退去処分となった。彼は中継地の北京で気分が悪くなり、記者会見をやめた。空港へマレーシア警察に連行されていく映像では、彼の表情に苦悩が漂っていた。本来なら解放された安堵感に満ちていたはずだ。余計なことを喋ったのではと本国に勘ぐられ、悲惨な処罰を恐れているのかもしれない。

金正恩は儒教国家ではタブーである兄殺しを犯してしまった。これで大義名分を得た反対勢力はクーデターがやりやすくなった。北朝鮮には表に一切顔を出さない影の実力者がいる。金正恩が過酷な粛清を続けられたのは、裏で焚きつけていたその者がいたからと噂されている。その者の背後には中国がいるだろう。この手の暗殺はしばらく息を潜めた後、突然に決行される。世間が金正男氏殺害事件を忘れ始めた頃が危ないかもしれない。米国韓国も金正恩暗殺を計画しているが、実行力は中国の方がはるかに上だ。

その頃は韓国に親北反日大統領が誕生しているだろう。その時、中国による北朝鮮支配が実現していればれば、米国の対北朝鮮ミサイル防衛・THAAD配備計画は反故にされ、韓国は中国の影響下に入る。その時、済州島には大規模な中国軍基地が作られ、日本は対馬海峡で中国と対峙することになる。

日本は中国なしではやっていけないと思う経営者が多い。
しかし、日本の対中依存度は2・8%と意外に少ない。対して韓国は10%を超え国家存続の命運を握られている。ちなみにドイツは2・6%。米国は0・7%。英国は0・9%。もし、深刻な日中対立が起きても経済的打撃は小さい。


先日、社会学者で東大教授の上野千鶴子氏の発言をめぐってネットが炎上した。と言っても保守系からの攻撃ではない。意外にも上野氏を支持しているリベラル系からの攻撃だった。

上野氏は中日新聞とのインタビューで、人口が減少し衰退していく日本社会では「みんな平等に緩やかに貧しくなっていけばいい」と発言した。
それによると、人口減少を食い止めることは不可能で、人口を増やすには移民を受け入れるしかない。しかし、日本が移民政策を実行するのは無理と主張し、このまま貧しさを受け入れるしかないと結論付けた。

「移民は無理」発言にはリベラル系から、「貧しくなればよい」発言には、豊かさを経験していない若者層から強く反発された。
もし、移民を開放したら試算では一瞬で日本人口の7割は中国人に置き換わり、中国は戦わずして日本を支配できる。移民に制限を設けても、不法移民が一千万単位で増えると予測されている。

上野氏とは10年ほど前、大ヒット本「お一人さまの老後」を通じてほんの少し絡んだことがある。その時、彼女のリベラルな考え方を学んだ。結局、私は彼女の考え方が受け入れ難く、仕事は自然消滅した。

しかし、今回の彼女の発言には共感できる。豊かさを金科玉条として崇める考えは間違っている。物欲に駆り立てるだけの現代の豊かさは人を不幸にする。断捨離に象徴されるように、緩やかな貧しさを受け入れる姿勢にこそ幸せはある。


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先日、不思議な夢を見た。
新しい睡眠薬べルソムラを試した夜だ。すぐに寝入ったが寝心地は不良で夢ばかり見ていた。と言っても悪夢ではない。いつものように鮮やかな総天然色の夢だ。場所はベトナムあたりの運河沿いのギラギラした一本道。しばらく行くと 緑に囲まれた道教寺院があった。境内に入ると傍にレストラン。なぜか注文をしていないのにテーブルにはステーキが用意されていた。

その時突然、 ポケットから 大量の札束が 落ちた。 拾って上着やズボンのポケットに入れるが溢れて拾いきれない。そんな姿を隣のテーブルのカップルが羨ましそうに見ていた。これが良い夢なのか悪い夢なのかよく分からない。ユングやフロイト流に解釈すれば、運河は女性か母親の象徴で、大金を落としたり拾ったりと浮き沈みがあっても、傍から見守られている安堵感が深層にあるのだろう。

翌日の散歩中に1円玉を拾った。一円でも良いことに違いはない。
昔は百円玉がよく落ちていたが、最近落ちているのは10円でも5円でもなくて1円玉ばかりだ。


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英国企業がパテントを持つ日本メーカーの蓋開け。
アクリル絵の具用のメディウムの頑強に固着した蓋開けにはいつも苦労するが、これを使うと簡単に開く。
値段は750円ほどでとても安い。女性やお年寄りは2個買って、本体にもセットすると更に開けやすい。私は本体に滑り止めのゴムを巻いて蓋開けをした。


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固着した絵の具チューブの蓋開けも簡単だ。
今までは専用のペンチを使って開けていたが、キャップが傷つくのが難点だった。


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蓋だけでなく、固く締まったパイプ類を緩める時にも使える。
写真は母の遺品のステッキ。


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ペットボトルの空気抜きポンプ。
値段は350円ほどだった。


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軽く取っ手を引くだけで空気が抜け、ひしゃげて小さくなり捨てやすい。
子供にやらせたら大喜びしそうだ。


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いたるところ沈丁花が香る。
春にいよいよ突入した。


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Goof

Mas

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