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2017年3月30日 (木)

介護難民40万の近未来社会での野垂れ死は自然な死に方。決して悲惨な死ではない。17年3月30日

夜、荒川土手を散歩していると、夜汽車の車窓からのように家々の明かりが遠く広がる。明かり一つ一つに暖かい家庭があると思うと、不思議に和む。

土手上で、いつも遊びに来ているニャンコに出会った。
メスネコを見つけに来たのだが、土手上では無理だ。
よほど寂しかったのか、声をかけると嬉しそうにゴロンゴロンと寝転んだ。

日曜夜、Eテレで「ネコメンタリー・猫も杓子も養老センセイとまる」を見た。
養老孟司氏とスコティッシュホールド13歳オスの飼い猫まるとの関係がとても面白い。知性に溢れた解剖学者に対して、無学無芸で食いしん坊の居眠りばかりしているまる。
その姿に老子-20章「学を絶てば憂いなし」が思い浮かぶ。

学んだり考えたりするのは、豊かさや平穏を望んでのことだ。
しかし、現実は違う。
学校へ入るにも、入ってからも、熾烈な競争に晒される。
養老氏も勝ち抜いて東大医学部に入り超エリートとなったが、俗を嫌い死者を相手とする解剖学を選んだ。そのような氏自身、学問の持つ意味を誰よりも知っている。だから、無学だが飄然と生きているまるに惹かれるのだろう。
無為自然が最上の生き方なら、まるの方がそれに近い。


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いつものようにドトールの窓から外を眺めていた。
目の前に白い小型のテリアが繋がれ、買い物中の飼い主を待っていた。

100人ほど通り過ぎたが、ワンコに興味を示す人は10人に1人ほどだ。さらに、しゃがんで相手をした人は一人だけだった。私も母も父も、必ず立ち止まって相手をしていた。だから、もっと多くが相手をしてくれると期待していたのに、その少なさに驚いた。どうやら、我が家は少数派だったようだ。
30分ほどして小柄な女性が横のスーパーから現れ、ワンコはぴょんぴょんはしゃいで喜んでいた。


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荒川夕景。

日曜夜、NHKスペシャル「私たちのこれから・認知症社会・誰もが安心して暮らすために」を見た。冒頭で、専門家が認知症による野垂れ死が増えると危惧していた。

私は危惧していない。野垂れ死は自然な死に方だと思っている。むしろ、密閉された劣悪な室内で孤独死して、腐乱して発見される方がはるかに悲惨で迷惑なことだ。


2025年には団塊の世代が75歳以上になり、認知症患者は700万人を超える。
介護にかかる総費用は20兆円に膨れて財政破綻する。
さらに、在宅でも施設でも十分な介護を受けられない介護難民が40万を越えると試算されている。その一方、老人をケアをする団塊ジュニアは非正規雇用や未婚者が多く、支えにはなれない。介護人材の不足も解決しないし、認知症が原因のトラブル・事故も多発する。

破綻はそれだけではない。
高齢者世帯では生活費が月々6万円不足すると予測され、多くの世帯が破綻する。それを避けるには3000万円の貯蓄が必要だが、今50代の3割の世帯が貯蓄ゼロだ。

それらを避けるには自己防衛しかない。
老人は必死になって健康を保ち、死の寸前まで働いて自立する必要がある。
安倍総理の唱えた「一億総活躍」を野党やリベラルな識者たちは「老人になってまで働かせるのか」と一斉に非難していたが、どのような代案があるのだろうか。彼らの福祉予算を増やせの大合唱は無責任極まりない。

まともに死のうと思っているからこのような問題が起きる。
私は生活できなくなったら、路上で行き倒れして、野垂れ死しようと思っている。
部屋の中で陰気に孤独死するのは不潔でいただけない。
路上なら、真冬ならすぐに凍え死ぬし、死体はゴミ収集車で片付ければいい。
地面は多少汚れるが、放っておいても雨が洗い流してくれる。
行き倒れがどんな死に方より素晴らしいのは、空を見上げながら死ねることだ。
春か秋、そよ風を頰に感じ、青空を眺めながら死ねたら最高の最期だ。

とは言っても、実際は死ぬ前に通報されて劣悪な病院に収容され悲惨な死を迎えることになる。だから、近未来にはそのような希望者のために、延命治療を全くしないホスピスを多く設けて自然死させたらいい。そうなれば介護期間が短縮され、介護費用は劇的に圧縮できる。


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毎日、荒川土手で土筆を摘んでいる。
10分ほどでこれくらい採れる。


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土筆は袴から下はちぎって捨て、味醂とだし醤油で炒めるように加熱し、しんなりしたら卵を加えてスクランブルする。土筆の頭はほろ苦くてコクがあり、とても美味しい。土筆は花粉症に効くので毎日食べている。あと、4,5日は採れそうだ。


レックス・ティラーソン米国務長官が2016年度国別人権報告書を公表する記者会見を開かなかったことを米主要メディアが批判していた。

人権報告書には民主主義国家の日本が、北朝鮮やシリア・中国並みに国民が弾圧され自由がないと書かれている。他は相変わらず20万人拉致の慰安婦問題と電通の過労死。報道の自由については、日本のメディアは政府から弾圧され報道の独立性は深刻な脅威に晒されていると記されている。

日本の誰がそのような嘘情報を流したのかは容易に推測できる。その真偽を調査しようともせず、妄信して丸写したいい加減な人権報告書など無視されて当然のことだ。


旅行会社「てるみくらぶ」の経営破綻に時代変遷の感慨を覚える。
「てるみくらぶ」はネットを利用して広告費を抑え躍進した。
しかし、ネット発達は諸刃の刃で、乱立した極小旅行社に若者が流れ、致し方なく中高年旅行者獲得に走った。だが、中高年はネットを使わない。それで新聞広告に頼ったら、広告費増大で破綻してしまった。

もう一つは、大量輸送のジャンボジェットが減って中型機が増えたことだ。ジャンボは満席にするのが難しく空席が生じやすい。それを「てるみくらぶ」は安く買い叩いて格安旅行を実現させた。
韓国旅行が九州旅行の半額でできるなど、安さにはどこかに無理があった。
旅行者は格安旅行はリスクを伴うと覚悟すべきだった。


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