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2018年1月16日 (火)

今日は誕生日。祝いメールは企業の営業ばかり。運は低迷しているが明けない夜はない。そろそろ夜明けを迎えそうだ。18年1月16日

今日は73回目の誕生日。昨日までの厳しい寒さは緩み、日中は12,3度まで上昇との予報。いつもの習慣で過去の誕生日の日記を読んだ。

・・・去年の誕生日。
今朝、再度土手上で測ると氷点下5.5度だった。荒川沿いの我が家付近は、さいたま市の気温に近い。散歩へ出ると、緑道公園の10センチほどの霜柱は全く溶けていなかった。

22年前の翌1月17日に阪神大震災が起きた。あの年も寒い冬だった。実際は平年並みの寒さだったかもしれないが、焼け跡で寒々と焚き火をする被災者の姿が強く記憶に残っている。

散歩途中、桜並木の歩道に若い綺麗なお母さんと可愛い男の子が手を繋いで立っていた。
「いい女だな」と思いながら振り返った瞬間、転んでしまった。
「大丈夫ですか」
女性が駆け寄ってきた。
「大丈夫です。ありがとうございます」
急いで立ち上がり、びっこをひきながら急いでその場を去った。
転んだあたりの歩道にくぼみがあったことは以前から知っていた。
女性に気がそれて、うっかり足が取られてしまった。
地面に打ち付けたのは防護メガネと右手と右膝。どれも擦り傷程度で、すぐに痛みは取れた・・・


毎年、誕生日には過去を振り返ったり、これからのことを考える。
今年は運不運について考えた。
私の経験では、不運が多く積み重なって行くと、必ず幸せがやってくる。
だから、去年から不運続きの私は、そろそろ幸運がやってくる時期なのかもしれない。

反対に良いことが続くと、ドカンと大きな不運がやって来る。
現実にそのような知人が周りにいる。
それは私の年齢ではまさしく命取りで、ガンになったり、心臓などの重要な臓器に大きなダメージが起きたりする。今と若い頃と違うのは諦めが良くなったことだ。だから突然に不幸にさらされても、何となく受け入れてしまう。


個人の不幸と比べて自然の不幸はとてつもなく大きい。
天地は仁ならず、の老子の言葉そのものだ。

今、注目しているのは中朝国境の白頭山。
北朝鮮の地下核実験の振動が微妙な影響を与えていて、噴火危険度がさらに増している。
もし、噴火すれば中国東北部と朝鮮半島に大災害をもたらす。

今は世間から忘れられているが、歴史的に三陸の大地震と連動している関東や東南海の大地震や富士山大噴火が気になる。
869年7月9日に起きた貞観三陸地震M 8.3〜8.6から9年後の878年10月28日に、相模・武蔵地震-M 7.4が起きた。今にあてはめると9年後の2020年はオリンピクの年。
それから8年後の887年8月26日に 仁和南海地震・M 8.0〜8.5が起きて、東南海・東海地震が連動し、東海から紀伊半島にかけて巨大津波が襲った。

貞観三陸地震の5年前の864年に富士は大噴火して溶岩流が青木ヶ原を作った。今回は富士の大噴火は三陸地震の後に起きることになる。火山噴火予知は地震より容易なので、噴火が間近になれば警報が出て命の危険は少ない。

富士噴火による東京の降灰予想は2センチ。
火山灰は5ミリの降灰でも都市機能は麻痺する。
2センチ降れば、総ての交通、水、電力の供給は長期間止まる。
だから、各家庭は2週間ほどの水、食料の備蓄が必要になる。
私は1週間分の水と食料を背負って、歩いて東京を脱出するつもりだ。


世界でもっと危険なのは米国のイエローストン。
自然公園地下の巨大なマグマだまりはすでに危険域に達している。
もし、噴火すれば大火砕流と大量の降灰で米国が壊滅し、ヨーロッパも大量の降灰に晒される。米国の世界一の穀倉地帯が壊滅すれば日本とアフリカ・アジアでは大飢饉が起こる。

日本では巨大カルデラ噴火が1万年周期で起きている。
最も新しい噴火は7300年前の鹿児島県南方沖の鬼界(きかい)カルデラ。
この大噴火で南九州の縄文人は死滅し、西日本の生態系回復に千年近くかかった。

巨大自然災害を想うと、私の不幸などとてもとても小さい。
今の低迷が極めて穏やかで幸せに思えるのだから不思議だ。

年賀状のお年玉は3枚3等に当たった。
おみくじにあてはめれば、今年は中吉。


Ma_3

Ma_4

Ma_5

Goof

Mas

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