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2018年2月 9日 (金)

逆流性食道炎の検査に胃カメラを飲みピロリ菌の検査をした。18年2月9日

緑道公園の舗道脇の凍った土を蹴ると、霜柱が砕けてきらきら光った。
雪は路傍に積み上げたまま硬く凍っている。
この雪が溶けずに残っている間は寒い。

去年の10月から大晦日まで、厄介な仕事をしていた。
そのストレスで胃酸過多になり、胸焼けをするようになった。
胃腸は丈夫で、胃腸薬を飲むことは殆どなかった。
今回は我慢できず、生まれて初めて炭酸水素ナトリウムと炭酸カルシウムを主剤にしたパンシロンを飲んだ。これは劇的に効いて胸焼けは一瞬で消えた。しかし、治療薬ではないので原因は残ったままだ。

5日月曜に生協浮間診療所へ受診へ出かけた。
この診療所では数ヶ月に一度、睡眠導入剤のレンドルミンを処方してもらっている。担当医は坊主頭の温和で誠実な若いS医師だった。
丁寧な診察の後、
「一度、胃カメラで食道から胃壁を確認したが良いですね」と、告げられた。
しかし、胃カメラのセットはこの診療所にはない。
医師は新河岸川向こうの南原内科クリニックを紹介すると言った。そのクリニックは散歩途中にあるので、直接寄って相談してみると答えた。

埼京線の高架下にある南原クリニックには、サラリーマンらしい患者が4,5人待っていた。しかし、10分ほどで診察室に呼ばれた。医師の問診の後、8日木曜日の午後2時に胃カメラとピロリ菌の検査をすることになった。

私の年代の子供時代は衛生状態が悪く、汚染した井戸水によるピロリ菌感染は多い。昔は全世界のほとんどの人が感染していたが、水道の普及に従って感染者は減った。ピロリ菌に感染すると100パーセント胃炎を引き起こし、慢性胃炎から萎縮性胃炎に移行して、高率に胃ガンを発症する。感染がわかった場合は、一週間ほど抗生物質を飲んでピロリ菌を除去する。治療が成功すれば胃は健康になり胃がんの危険も消える。

胃カメラの予約日まで制酸剤を処方してもらった。この薬も劇的に効いて胸焼けは雲散霧消して食欲も回復した。それまで、粘りっけの強い食べ物を飲み込むと、灼熱感がみぞおちから両脇へ放散していのが嘘のように消えた。この様子では、悪い結果はなさそうだ。

まだ、悪性のものの有無は不明だが、年を取ってから、検査結果が気にならなくなった。もし悪性のものが見つかって精密検査になったとしても、そのとき考えたら良いと、おおらかに考えられるようになった。そのように考え方が変化したのは母の死が大きく影響している。家族への責任がなくなったので、自分の健康に対して気にならなくなった。


去年、末期ガンの医師のドキュメンタリーを見た。末期ガンの宣告も淡々と受け入れ、同じガン患者たちに明るく話していた。その人は僧職にもあり、同じく医師をしている妻と一緒に、末期ガン患者たちのケアをしていた。

しかし、半年足らずでガンは悪化し、激痛に苦しむようになった。彼は妻に、激痛を緩和する麻酔剤の処方を懇願したが、彼女は死期を早めるその処方を拒否した。彼は次第に死への不安にも苦しむようになり、やがて意識をなくし、あっけなく逝ってしまった。
自分もその医師と同じだ。ガン宣告を受けても症状がなければ平気で暮らせるが、症状が出始めたら悩み苦しむはずだ。


7日は初午だった。
シャワーを浴びて、王子稲荷神社へお詣りする前に大塚の眼科へ定期検診へ出かけた。
駅前の飲食店街では、革ジャンの逞しい若者が警官に取り囲まれ、毒づきながら大騒ぎしていた。
眼科では視野検査をしたが異常はなかった。
帰り、騒ぎはまだ続いていて、革ジャンの若者はおとなしく腕をまくられ注射跡を調べられていた。多分、問題を起こして通報され、麻薬保持を疑われていたのだろう。


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駅前で都電に乗車した。大塚駅から乗車するのは50年ぶりだ。


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大塚から王子へ行くには都電が最短距離だ。


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王子駅の前の飛鳥山前で下車した。


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飛鳥山前の古い質屋。
質屋は金融業ではなく古物商に近い。抵当物件である質草を預けているので返済の必要はない。だから、質入れで家庭が崩壊することはない。我が家も昔はよく利用していた。その頃は、毎月金利のみを入れて質草が流れないようにしていた。当時は古い服でも鍋釜でも、どんな物にも価値があり、そのように生活費に充てることができた。
古い質屋を眺めながら、フーッと暖かい気持ちが過った。


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夜店の通りは近隣の専門学校の若者たちで大混雑だった。


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しかし、王子稲荷神社へのお参りは少なく、いつもの長い行列はなく、すぐにお参りできた。
王子稲荷神社から王子神社へお参りして帰宅した。


8日は指示されていたように朝食を抜いて南原内科クリニックへ出かけた。
まず超音波で内蔵の状態を調べた。肝臓、腎臓、膵臓の異常はなかった。次に喉の麻酔薬を飲み、痛みを緩和する注射を受け、それから胃カメラを飲んだ。
南原医師は胃カメラの達人で、苦痛は全くなかった。
南原医師からバスガイドのように画面の説明を受けながら食道から十二指腸の内壁を眺めていた。食道も胃壁も十二指腸も健康だったが、噴門部が胃液の逆流でただれ出血していた。
「これでは痛かったでしょう。制酸剤を飲めば簡単に治りますよ」
医師は慰めなから、ピロリ菌の検査のために、胃壁の一部を採取した。

ピロリ菌検査結果はすぐに出て、感染はなかった。
医師と少し雑談をして医院をでた。
費用は保険が効くので、すべての検査で4500円だった。日本の医療と保険制度は本当に素晴らしい。一説では米国で同じ検査をすると50万は取られるようだ。

安堵から体が軽くなって、無性にステーキが食べたくなった。
ステーキのチエーン店へ行って、400グラムのアンガス牛の赤身をミディアムで食べた。
食べ物が美味いのはとても幸せだ。

ちなみに平昌オリンピックは全く見ない。
スポーツニュースが始まればすぐにチャンネルを変えている。


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Goof

Mas

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