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2018年10月31日 (水)

秋深し、何事につけ物事を深く考えこむ季節になった。18年10月31日

 今朝まで、ほぼ徹夜で注文絵を描いていた。
コンセプトは北方の風景で、3枚の絵を横に並べると一つの風景になるように描く。
似たような絵を3枚、同じエネルギーで描くのは難しい。
全く違う絵を3枚描く方がずっと楽だ。
それで、感性の統一のため音楽を聴きながら描いた。

先日のEテレ「らららクラシック」のテーマ曲はアイルランド民謡のダニーボーイだった。
アイルランドの北方風景は絵のコンセプトにピッタリだ。
番組の後も平原綾香のダニーボーイを聴きながら描いた。

 ・・・
 てがらなど たてなくていいから
 誰かに負けたっていいから
 そのままの あなたで いいの
 Oh,Danny Boy Oh,Danny Boy I love you so
 ・・・

英語の歌詞とは少し違う彼女の歌詞はしみじみとしてとてもいい。
絵描きは自由な職業と思われている。
しかし、私程度の立場では、気を抜くと一瞬で落ちて忘れられてしまう。そんな時「名誉などいらない。誰かに負けても構わない。そのままの自分でいればいい」と甘い声で囁かれると「そうだ、その通り」と感じ入ってしまう。


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3枚組みの1枚。オオワシ。

 100分de名著の「赤毛のアン」の最終回も音だけ聞きながら絵を描いていた。
聞きながら、なぜかくも「赤毛のアン」が世界で愛されているのか少しわかった。それは、プリンス・エドワード島の美しい自然の中で繰り広げられる物語だからだ。解説で、美しいものを愛することで人は幸せになると言っていたが、読者たちもそうなのだろう。マシュウの突然の死は淡々と描かれ、まるで晩秋の自然のように心に染み入った。


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病院下公園の紅葉した柿の木。

 最近、生きていることがとても愛おしい。散歩風景の全てが美しく感じる。これがローソクが燃え尽きる時の一瞬の輝きなのか、と思ってしまう。このような感覚は若い頃はなかった。始まりがあれば終わりがある。この終わりは、寂しさより穏やかさがまさり、静かな安らぎがある。


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夜行バス。

 先日、録画で「幸福の黄色いハンカチ」を見た。
40数年昔の北海道はよく知っている。舞台になった夕張の炭住の窓枠に貼られたビニールの意味を知っている若者はいないだろう。それは厳冬期の寒風を防ぐためだ。

当時の夕張は雑然としていたが活気に溢れていた。あれから主人公の高倉健も渥美清も亡くなった。この作品を契機に役者として認められた武田達也は、今は白髪頭の老境に入っている。可愛い童顔だった桃井かおりも、清楚だつた倍賞千恵子もすっかり老いてしまった。

 次に不倫映画の「昼顔」を見た。
深すぎる愛は狂気を帯びて死のイメージが漂う。私自身もそれに近いものを経験したが、今振り返るとただただ恥ずかしい。

テレビばかり見ているように思われるが、実際は音だけ聞きながら仕事をしている。画面は気になる場面だけ見ている。


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三時草。
大好きな秋の野草だ。その名の通り、午後3時に開花する。
実際は5ミリほどの可憐な花だ。


 東京藝術大学の客員教授をしている秋元康の芸術論を読んだ。
一時代を画し実績を残した人の言葉は説得力がある。
 
・・・一朝一夕には手に入らないものに価値がある。時間をかけないと手に入らないものが大事。
欧米にあこがれて、欧米のようなものを作ると失敗する。中途半端なものを欧米に持ち込むと、そんなものはいらないと言われてしまう。だから、海外のことなど考えずに、自分たちが楽しいもの、ドメスティックなものを作れば彼らは受け入れ評価する。なぜなら、そこに日本の独自性があるからだ。

AKB48の2009年ニューヨーク初公演では、歌もダンスも下手でバラバラで、最初の3曲まで客席にドン引きされた。しかし、4〜5曲目くらいから訳の分からないエネルギーが観客に伝わり、客席は舞台に巻き込まれてしまった。最後のアンコールの頃には、スタンディングオベーションがすごかった・・・

 韓国のK-POPは米国が100年かけて磨き上げた芸を一生懸命なぞり、凌駕しようとしている。対して、日本のアイドルは海外など気にしない普通の女の子のドキュメンタリーだ。観客はそこにリアリティーを感じて感動するのだろう。

少々私見を交えたが、彼はそのようなことを語っていた。


 役に立ちそうだったのは、日本経済新聞出版社刊「かかわると面倒くさい人」榎本博明著、の「職場の面倒くさい人の4つのタイプ」だった。これは近所付き合いなどにも応用できる。

「注意すると反発する人」
アドバイスをしただけなのに、自分を全否定されたかのようにムキになって言い訳したり反発したりする。些細なことで攻撃的なリアクションをしてくる人は、敵意帰属バイアスという認知の歪みを抱えていることが多い。このタイプは、常に「勝ち負けの図式」で物事をとらえており、見下されることに対する不安が過度に強い。

「正義の味方の人」
「そのやり方はおかしい!」「絶対に違う」「そんなことはあり得ない」。こうした口グセで一方的に物事を決めつける人は、自分を正義の味方だと信じて疑わない。正義感や正しい価値観で動いているつもりなのだが、融通が利かず面倒くさい。メサイア・コンプレックスある人が多い=心の深層で、劣等感と歪んだ優越感が複雑に絡み合っている精神状態。

「謙虚すぎる人」
いちいち「すいません」と言ったり「私なんか」と自分を落とす物言いをしたり、やたらと自分を卑下するタイプ。遠慮深く振舞ってはいるものの、内心では忖度を期待しているケースが多い。セルフ・ハンディキャップ=自分を下に置くことで、万が一、失敗した時に無能な人間だと思われないために無意識に印象操作をしている。

「融通が利かない人」
手続きや規則に必要以上にこだわる。たとえば、時間がないので、仕事で使う道具を立て替え払いで購入しようとしても、「書類を提出して決裁を待ってください」と、あくまで規則を遵守させようとする。臨機応変に適切な判断をする自信がない。規則を破らせないようにすれば、臨機応変の判断もしなくても済む。つまり、自己防衛の心理が働いている。規則や手順にこだわるタイプは、概して論理能力が乏しい。

 以上の「面倒な人」への対処方法
相手を変えることは不可能なので、上記のように彼らの心理メカニズムを理解することで対応できる。少し注意しただけで感情的になる人や、必死に言い訳して自己正当化しようとする人に、「あなたはこうだから、こうしたほうがいい」と言っても、待っているのは猛反発されるだけだ。自己正当化の言い訳だけなので聞くだけ時間の無駄になる

そのような指摘は、親切心からやってしまう人が多い。しかし、面倒くささも含めて、その人らしさ、と考えれば、不要なトラブルを避けられる。
もし自分がそうした指摘を受けたときは、できるだけ冷静にその指摘を受け止め、自分の心の底にあるコンプレックスや認知の仕方を考え直す好機だと考えるといい、と書かれていた。


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女性は濃紺の制服を着ていたが、私服なら可愛い人だ。

 先日、激しい驟雨に会った時。
ビルの庇で雨宿りしていると、気づいた隣の店の女性が傘を持ってきて貸してくれた。「人の情けはいいな」と心底思った。


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Goof

Mas

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