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2019年3月22日 (金)

幸せ度ランキングはミスコンと同じ。一位だから魅力的とは限らない。人生の楽しさは無駄にある。究極に合理化したら人そのものが無駄になる。19年3月22日

国連機関が調べた国別幸せ度ランキングがある。
この調査は美人コンテストみたいなもので、ミスコン1位がみんなに好かれるとは限らない。むしろ下位グループの女性たちの方が、多くの男性に愛されたりする。同じ理由で、幸福度トップの北欧に住みたいとは思わない。北欧は単調ですぐに飽きそうだからだ。日本人だからそう思っていると思っていたら、以前見たドキュメンタリーで、北欧から来日した若い女性たちが「母国は退屈だ。奇抜な格好をすると近所がうるさくてつまらない」と話していた。

ちなみに日本は中国と同じ58位。韓国はそれより上の54位。ランキングの寛容さ部門で韓国は40位。韓国に寛容さがあるとは、日本人の誰もが「本当か?????」と100個くらい疑問符をつけそうだ。さらに重い現実がある。日本より幸福度が高いはずの韓国人の7割くらいは母国を捨てて移民したがっている。対して日本の移民希望者は数%に満たない。住みたい国と国連が決めた幸福な国とでは大きな乖離がある。

固定電話はいらない、との記事もあった。
筆者の職業は会社経営だが携帯だけで何の不自由もないようだ。筆者は、「今時、FAXを使う馬鹿」「相手の都合も考えずに電話する時間泥棒」「今時、固定電話など使う奴は馬鹿の骨頂。スマホがあれば据え置き型PCも不要」とこき下ろしていた。

その考えでは私も馬鹿の骨頂だが、腹は立たない。この手の論調は、上海あたりの出稼ぎ日本人の中国崇拝、スマホ崇拝、「今時、現金使う馬鹿日本人」と罵る類と同じだ。

私はFAXは使わないが、使っている人を否定しない。iPadと携帯があるのでスマホも不要だ。
現金主義については、現金の印刷や硬貨製造、ATMの維持管理に年間2兆円の無駄だと官民のあげて否定している。
現金が無駄と考えるのは考えが浅い。その無駄のおかげで生活できている人が何十万人といる。紙幣製造では原盤の手彫り技術=エングレービングが維持されている。それはレザー加工などのハイテクで可能で代替えできるが、世界でも稀な手彫りはアート文化の継承に役立っている。

オンラインストアがあるからリアル店舗は不要も発想が貧しい。
と思っていたら、最近、米国のウオルマートがアマゾンに逆襲し凌駕し始めたとのニュースがあった。
先日の番組では、母国でネットショッピングばかりしていた中国人女性が来日して、日本のウインドウショッピングが楽しさを話していた。

究極に無駄を省いて行くと、最終的に人そのものが無駄になる。人の楽しさのほとんど全ては無駄な部分にある。食事も栄養だけ摂れば良いわけではない。体に悪いものをたくさん添加した食事は美味しくて楽しい。散歩も、車を使って素早く移動しては楽しくない。鳩待峠から尾瀬を横断して沼山峠までヘリで移動しても楽しくない。大汗をかき息切れしながら徒歩で移動するから楽しい。

無駄な行為にこそ人間らしさがある。
時間泥棒の最たるセールスマンだって、視線を変えたら楽しくなる。
そんなことを考えながら、昔の今日何をしていたかブログを遡ったら16年前の3月半ば、次のような記入があった。

・・・デイサービス送迎車に母を見送って、居間でのんびり寝転んでいたらチャイムが鳴った。
「はいはい」と急いで玄関を開けると目つきの悪いのが立っている。
男は断りもなく中へ入ろうとした。
「おいおい、いきなり何だ」
強く押し返すと「畳の張り替えをしろ」と言う。
「そりゃ無理だ。金がない」と答えたが引き下がらない。
「たいした額じゃないから替えろ」としつこい。
「男が昼間から家でゴロゴロしてるんだ。失業中に決まってるだろ。無い金で暮らしているのに無駄金使うバカはいない」と強く言うと、あっさり諦めて帰ろうとした。退屈潰しが来たと喜んでいたので、すぐに引き下がられてはつまらない。
「仕事が去年の10月から切れているんだ」男を引き留めるように言った。
男は何やってるかと聞いた。私は適当に「デザインの下請けだ。家賃を滞納して追い立てを食らっている」と泣きを入れた。
「この公団住宅は家賃が高いから大変だな」男は同情した。
しかし、早く次へ行きたい様子で逃げ腰だ。
仕方なく話はそこらで止めて「頑張ってね」と見送った。

以前、同じ様なセールスが来た時に泣きを入れると「仕事を紹介してやる」と持ちかけられた。
「自宅で電話番するだけで月30万はかたい」と誘って来た。
怪しい仕事だと一瞬でわかったので、適当に追い返した。

いつも、その場の思いつきで受け答えしているが、時には相手に真に受け取られる。
それを喜んで良いのか悪いのか、微妙な気持ちだ。

今はそんな質の悪い押し売りはこない。
第一に今の区営住宅は低所得者ばかりでセールスマンは絶対にこない。来るのは怪しい宗教の誘いばかりだ。それに建築関連は人手不足で、そのような効率の悪い押し売りをする者はいない。
当時はサラ金全盛時代で、多重債務者を追い込んだヤクザがそのような仕事をさせていた。今はもっと高額な金を確実に稼げる、原発処理のタコ部屋へ押し込んでいるようだ。


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荒川土手に、遅れていた土筆がたくさん頭を出し始めた。

穴場を知っているので、5分ほどでこれだけ摘める。
だし醤油と本みりんを合わせたもので軽く炒め、しんなりしたら溶き卵を加えゆるく固める。これがとても美味くて、毎日食べても飽きがこない。

土筆はスギ花粉症を緩和する効果がある。昔の人はスギナと杉を連想して効果があると思って試したのかもしれない。
当時のブログを読み進めていたら、中国明朝時代の医薬書「本草綱目-ほんぞうこうもく」にある凄い薬について記入していた。

・・・それは12歳以下の子供のオシッコから作った「秋石」と言う秘薬だ。
秋の満月の夜、まだ女を知らない子供千人を集め、女体を見せながら放尿させる。そのオシッコを壷に集め、石膏を加えて桑の枝でかき混ぜながら上澄みを捨てる。それを二、三回くりかえし、秋露水を加えてまた上澄みを捨てる。この工程を2ヶ月ほど繰り返すと、底の沈殿物から塩分が抜け精製される。
精製された沈殿物を紙上に置いて熱灰で乾かし、更に天日に晒すと紙上に白い結晶ができる。
それが「秋石」と呼ばれる。
この秋石を漢方薬に加えた処方は精力増強に大効があり、皇帝たちが愛用していた。
さらに調べてみると、男性は女の子の尿を、女性は男の子の尿を使うと効果があるとあった。
話しとしては面白いが真偽は怪しい。

昔、製薬会社が自衛隊で若者たちの尿を集め、ホルモン剤の一種を抽出していると聞いたことがある。こちらは真面目な話しだ。しかし、今も同じことをしているかどうかは分からない。


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北国を旅するの小春じい。

さらに三陸大津波後のブログに次のような記入があった。

・・・ハーバードの経済学教授が大学で「これから日本は貧乏になる。」と講演した。
そのネット記事では、貧乏にならない対策はなかった。貧乏になる理由は、大津波に原発事故と空前の大災害を受けたからだ。それくらいのことは幼稚園生でも言える。

海外の論調はその手の言いっ放しが多くて残念だ。それは医師が、がん患者に「あなたはガンで死にます」と言い放つだけで、治療しないようなものだ。経済学の専門家なら、誰でも言えることではなく処方箋を付けるべきだった。もし、本当に貧乏になるなら日本は米国債の大量売りをするだろう。それは米国の国益にはならない。学者なら日本の貧乏が米国に跳ね返って来ることを予測すべきだ。まさか、米国債の最大の持ち主が日本であることを知らないとは思えないが・・・

先日のジム・ロジャーズを始め、昔から海外の経済人は日本を卑下することを好むようだ。しかし、中国にはどんなに酷い現実があっても褒め称える。この心理は何なのだろうか。最近の彼らたちは、ダメだダメだと批判し続けているのにしぶとく生き残っている日本に苛立っているように思える。


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水墨画風に鉛筆で描いた。 

 渾沌、七竅に死す 荘子

南海の王と北海の王が中央の国の王渾沌を訪ねた。
渾沌には目耳鼻の七つの穴がなかったが、二人を厚くもてなした。二人の王は深く感謝し、そのお礼に七つの穴を開けてあげることにした。そして、日に一つずつ穴を開け始めた。ところが七つ目を開けたところ、渾沌は死んでしまった。
目耳鼻のない混沌が二人の王を手厚くもてなせたのは心で感じていたからだ。
それを知らない世俗にまみれた二人の王はお礼に七つの穴を開けてしまった。
結果、混沌は世俗の情報の荒波にさらされ死んでしまった。

これは荘子の寓話である。
混沌はそれまでの平穏な生活を失ってしまって死んだようになってしまった、と解釈するのが自然だ。
この寓話は時代によって様々な解釈ができる。
現代に当てはめれば、膨大なネット情報に翻弄され疲弊した現代人への警鐘と受け取れる


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Goof

Mas

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