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2020年1月15日 (水)

明日は誕生日で後期高齢者となる。魔法瓶は散歩の必需品。日本財政は老人医療費増大で確実に破綻する。令和2年1月15日

 ホームセンターで、歯ブラシ・歯間ブラシ・練り歯磨きに洗濯洗剤を買った。その後、魔法瓶売り場を見た。
風邪予防のために、出先では常に薄い番茶を飲んでいる。だから番茶を入れる魔法瓶はいく種も持っていて興味がある。昔、内科医の風邪予防方法は診察の合間に番茶を飲むことだと知って、実行してきた。番茶は効果抜群で、数十年来、本格的な風邪は引いていない。

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 最近、気に入っているの400ml入りの日本のPeacockのボトル。デザインが良くて、とても使いやすい。

滑り止めに平ゴムの輪をはめている。これをやっておくとリュックのポケットから抜け落ちない。他のボトルは幾度もポケットから滑り落ちて、あちこちに凹みができているが、このボトルは無傷のままだ。蓋がねじ込み式なので、洗うのも簡単だ。5種ほどある色合いはどれも素晴らしい。値段は2000円を切り、コスパもいい。
ボトルはワンタッチで蓋をあける方式が多いが、構造が複雑で、隅にこびりついた茶渋を落とすのが難しい。ちなみに、魔法瓶をガラスからステンレスに変えたのは日本メーカーだ。昔の魔法瓶は二重ガラスの間を真空にして銀メッキしたもので、高価な上にすぐに割れていた。

 売り場には米国製の高価なボトルも売っていた。インテルの技術者が2015年に設立したRevo Maxのボトルだ。デザインは個性的でワンタッチで蓋が開けられ、断熱性も良い。しかし、ゴム風船で密閉する構造は複雑で、私の好みではない。

道具は国民性がある。米国人の好みはワンタッチで操作できて、デザイン重視だ。ワンタッチが好まれるのは、雑な国民性によるものだろう。ロシア人はもっと雑なので、デザインや機能を犠牲にしても、絶対に壊れない頑丈なものが好まれる。その代表がソユーズロケットやAK-47(カラシニコフ)機関銃だ。

AK-47はとにかく故障しない。沼に1週間浸けておいて赤錆だらけにしても、銃弾を踏みつけくの字に曲げても射撃できる。その確実性が世界のテロリストに好まれている。しかし、命中精度は落ちる。

ドイツ人や日本人は職人技が詰め込まれた完成度が高いものが好まれる。万年筆では、米国人は差し込み式蓋を好むが、ドイツ人はねじ込み式蓋が好きだ。万年筆に関して日本人の好みはそれらの中間かもしれない。

 買い物の後、併設の食堂が見える通路脇のベンチで持参のお茶を飲みながら休んだ。
食堂は、昼間は親子連れで混んでいるが、夕暮れはガラガラだ。
そこへ、40代半ばの男性が夕食にやってきた。小太りで赤ら顔。いかにも血糖値が高そうだ。高血糖値が続くと毛細血管が拡張して赤ら顔になる。だからと言って血の巡りが良いわけではない。むしろ、動脈硬化を起こしていて、心臓や腎臓が弱り、体細胞のエネルギー代謝も悪い。そのせいか、彼の足取りは重く、まるで老人のように見えた。

彼はメニューの看板をしばらく眺めてから、坦々麺・餃子・チャーハンのセットを選んだ。糖質と油脂たっぷりの食事では健康生活に程遠い。もし、私の判断が当たっていれば、彼は食後、グルコーススパイクを起こしてテーブルで爆睡するはずだ。しかし、それを見届ける前に、私は外へ出た。

 赤羽駅近くのイトーヨーカ堂食品売り場では、買い物の後、セブンイレブンのカフェラテを飲む。これがとても美味く、毎度、楽しみにしている。その休憩所では、夕暮れになると売り場で買った弁当を食べる独り暮らしの老人が多い。弁当の内容の多くは揚げ物と、ほんの僅かな野菜に、たっぷりのご飯だ。それで300円ほどと激安。しかし、その内容では生活習慣病へ一直線だ。

そのような食生活を続けた老人たちが、日本の医療福祉予算を食いつぶしてきた。医療白書では毎年1兆円のペースで医療予算は増加している。このままでは、国家予算は確実に医療に食いつぶされる。しかし、国会議員たちに現状を改善する気はない。なぜなら、最大の票田が老人層だからだ。そのためにも若者たちは投票を棄権すべきではない。

 欧米では医療福祉の脆弱性が分かっていたので、延命治療に保険適用をしなかった。具体的に言うと、口から食べられなくなったら胃瘻や輸液などは一切やらない。どうしてもやってほしい場合は、高額な自費でやってもらうほかない。

以前も記入したが、延命治療に制限をかけるだけで、日本の医療予算は劇的に改善する。しかし、それを言うと野党議員や人権派弁護士などから袋叩きにあう。

私が受けている国からの医療補助は、常に支払った健康保険料を下回っている。日々の運動と正しい食事を努力してきた成果だ。今使っている医薬は、睡眠導入剤を通常の半量と、緑内障の予防のための眼圧降下剤だけだ。薬局でそれらの調剤を待っていると、買い物袋一杯の薬を処方してもらっている老人たちをしばしば目撃する。その光景は医療福祉破綻の一端を見せつけられているようで、暗澹とする。
健康生活と予防医療の啓蒙をやらなければ、医療予算増大は止めることはできない。


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荒川夕景。
今年の冬は暖かい。1月に入っても、身を切る寒さはなく、まだ氷結を見ない。数年前の正月はこの辺りで氷点下6度まで下がった。その時は日が暮れるとすぐに路上が凍り始め、きらきら光っていた。
すでに冬至から15分日の入りは伸びた。今年の春は早そうだ。

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 先日の散歩途中、北赤羽の旧居前を通ると、古い革製の立派な大型トランクが捨ててあった。多分、すぐに誰かが拾って、メルカリにでも出品するだろう。このゴミ置場にはブランド品の食器などが、未開封の箱のまま捨ててあることがある。以前、私はそれを拾って、友人に買ってもらった。

昔、小学館の小学生向け雑誌の仕事で、古いトランクの話を挿絵入りで書いた。若い頃に南の国や北の国を旅して回った思い出を、古いトランクが話すストーリーだ。それを思い出しながら描いた。

 明日1月16日は誕生日だ。
私は後期高齢者となる。
医療費は1割負担に変わり、今までの半分になる。
睡眠導入剤が切れかけているので、近く内科医院へ行くつもりだ。

 好きな芭蕉の句

 やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声

夏の句だが、蝉は死の寸前まで精一杯鳴く、との意味だ。
とても今の心境に響く。

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