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2020年1月30日 (木)

美術市場低迷を加速させるものは。願わくば、最期のBGMはモーツアルトがディズニーランドのパレード曲を。新型肺炎で日本にとどまる中国観光客の思惑。令和2年1月30日

 先日まで、友人がデパートで個展をしていた。今は、絵市場の氷河期だ。バブル時代とは落差が大きすぎて比較する気にはならない。その前の高度成長期と比べても、落ち込みはひどい。売り上げだけではなく、文化的凋落も酷い。以前のギャラリー担当者には、文化の一翼を担っているとの自負を持つ人がいた。そのような意識の高い担当者たちは、バブル崩壊と同時にデパートに見切りをつけて独立し、銀座周辺に画廊を開いた。しかし今は、その多くが消え去ってしまった。

今のデパート・ギャラリーには、かっての最先端文化の雰囲気は片鱗すら残っていない。買いそうな客には店員が張り付き、それ以外に敬意は払われない。日本の売り場は、買わなくても敬意が払われるのが素晴らしいと、海外観光客は褒めそやす。しかし、ギャラリーは例外だ。これはデパート文化の自殺行為だ。近年、大手デパートの美術部廃止を多く耳にする。もしかすると、生き残っていたとしても瀕死状態なのかもしれない。

 友人たちと会場で待ち合わせして、新宿ライオンで飲んだ。新型肺炎騒ぎが起きているのに、週末の街は海外観光客を交えて、大混雑だった。
「新型肺炎で大変なのに、意外に中国人観光客は多いね。」絵描き仲間の菊池君がつぶやいた。
「中国で発症するとかなり雑で悲惨な入院治療になるらしい。日本で強制入院させられ、良い環境で先進医療をタダで受けられる方がいい、って判断して来日したんじゃないの。」私はそんなことをこたえた。
店は夕食時に近づくにつれ、満席になるはずだ。最初に覗いた新宿ライオンにはまだ席があったので即決した。
隣席テーブルは始め中国人4人連れだったが、すぐに若い女性グループに入れ替わった。隣は女性たちの方が華やかでいい。

 絵描き仲間とは、会えば絵の情報交換をする。それは芸術論ではない。生活に直結する絵市場についてだ。当然ながら、いい話は聞こえず、銀座どこそこの老舗画廊が店を閉めたとか、倒産したとか、悪い情報ばかりだった。

流石に売れっ子のRさんである。個展はこの時節にしてはよく売れ、大健闘していた。
それでも「会場は、ピリピリしていましたね」と、銀行勤めの温厚なY氏が会場の印象を話していた。
「担当者がああだったら、俺なら、すぐにけつまくっちゃうね」絵描き仲間で裕福な菊池君が、ビールを飲みながら陽気に話した。そして「あれでは、Rさんは針の筵で気の毒だ」と付け加えた。

 私は先に行った知人から「かなり、雰囲気が尖っているよ」と聞いていたので、むしろ意外に温厚な対応だと思っていた。しかし、客が邪魔にならない場所に置いた荷物をどかせろと注意したり、芳名帳に住所は書かないように、と念を押したり、と雰囲気は悪いと友人たちは話していた。ギャラリー担当者は、売上増に必死なのかもしれない。しかし、美術品を売るのは、鍋釜の叩き売りではない。質の良い芸術的雰囲気は必須だ。これは、ギャラリーの末期症状だと思った。

 今売れているのは現代美術だ。草間彌生は相変わらず売れている。しかし、大きな中国市場の好調は続かず、すでに調整局面に入っている。刷れば刷るほど売れていた草間彌生のリトグラフも、やがて頭打ちだろう。
飲み会はそんな話から入って、あとは下世話な話しに終始し、久しぶりに楽しく過ごして10時にお開きにした。

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 荒川土手からの1月29日の夕景。

 3人ともディズニーランド好きだ。音楽好きのYさんから、ディズニーランドのパレード曲のCDをもらった。録音は2003年前後。まだ、ディズニーランドが誠実に夢を売っていた時代だ。
帰宅してから全曲を聴いた。あの頃までは、ディズニーランドのスタッフの士気は高く、夢の世界で働くのが楽しくてたまらない雰囲気があった。今は時折、場末の遊園地の肌寒い風が吹き抜けるのを、ふと感じることがある。それでも、上海ディズニーランドなどと比べたら段違いに上質であるが、完璧な過去を知っている身としては、少し寂しい。最近、私が行かなくなったのは、それが理由だ。

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 公園の冬空。

 時折、自分の最期を想像する。
今の季節なら、画像のような澄み切った青空を見上げながら死にたい。

 できるなら五月の、自然林に囲まれた草原がいい。
心地よい風。時折、遠くに放置されたラジカセから、音楽が途切れ途切れに聞こえる。曲はモーツアルトがいいと思っていたが、今はディズニーランドのパレード曲もいいと思っている。
過ぎ去った平和で楽しい時代を回顧しながら、魂が肉体を離れて行ったら、最高の人生最期になるだろう。

 しかし所詮、夢は夢だ。そのようなロマンチックな最期はありえない。上画像の、左手の丘の上には東京北医療センターがある。私がこの場所で死にかけていたらた、誰かがすぐに見つけて病院に担ぎ込まれ、救命措置が施され、苦しい死を迎えることになる。

 火曜は早朝まで雪だったが、昼は寒く強い雨に変わった。
西日本各地で観測史上最高記録を作ったほどの大雨だ。それが関東まで東進して、東京も大雨になった。いつもの土手道はあちこちに水たまりができて、編上げ靴の靴紐まで達し靴下が濡れてしまった。濡れたジーパンが冷たく足に張りつくのも気持ち悪かった。
寒い大雨の散歩中、5台の救急車とすれ違った。交差点では、赤信号を無視して突っ走る車が、事故を起こしかけたのを二度目撃した。寒い大雨は心身を荒ませるようだ。

一夜明けると、朝から暖かい日差し。昼過ぎには春の暖かさに達し、ベランダを開けると、生暖かい外気が入って来た。
寒さに耐えて春を迎えるのは大切な儀式だ。一足飛びの春には、虚しさを覚える。午後3時、雨に濡れたズボンなど、大量に洗濯して干した。外干ししたままでも、明日の好天で気持ちよく乾くはずだ。

 新型肺炎の武漢から第一陣の邦人が帰国した。現地に留めて帰国させるな、との意見があるが、同胞を彼の地に捨ておくのは情に忍びない。帰国者は2週間隔離して、発症がないのを確認の上、帰宅させるべきとの意見は正論だ。法的不備により、現場の強い検査勧告を振り切って、二人が帰宅した。彼らは慎重に行動して、近所に感染を撒き散らすことはないと信じている。政府はこのような、お役所仕事は即刻止めるべきだ。

新型肺炎の流行を野放しにした中国政府の衛生観念はかなりひどい。武漢の病院は患者であふれ、発症者のほとんどは医療すら受けられず、死んでも遺体の収容もままならない。住民は逃げ出したくても、道路は全て封鎖されてしまった。中国政府は武漢を捨ててしまったとの情報が、中国SNSを駆け巡っている。そのような劣悪な状況で、日系スーパーは必死に流通を確保し、食料供給を途絶えさせないでいると聞く。これは、災害列島で鍛えられた、同胞の優れた能力だ。

 希望的観測だが、日本では新型肺炎の大流行は起きないだろう。日本人は世界一潔癖で秩序を守るからだ。しかし、夏までに国際機関が終息宣言を出さなかったら、オリンピックの正常開催は危うい。最悪、無観客試合も覚悟すべきだ。

ちなみに、感染しても子供は発症しにくく、年長者ほど発症しやすい。重症化して死に至るのは糖尿病などの重い持病を抱えている人が大半だ。一般のマスクでは、ウイルスが素通りするので予防効果なし。防ぎたければ医療用の高価なマスクを使い捨てで着用すべきだ。ただし、保菌者がくしゃみなどの飛沫を人にかけない効果はある。以上、対策は一般的なインフルエンザと同じ。
私は絶えずお茶を飲むことで防ごうと思っている。新型肺炎を恐れてはいないが、2週間の隔離は絶対に避けたいからだ。

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 これも、前回と同じ、東京ドームホテルに納品した絵だ。
日に3枚と、猛スピードで描いた。
荒く描いたが、スピード感があり、力強い絵になった。

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