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2020年2月20日 (木)

岩田神戸大教授とヒゲの隊長・佐藤正久議員の動画に納得。検査方法は不正確。下船した陰性乗客たちに陽性が多く含まれ、新型肺炎は拡散する。厚労省役人より食品メーカーのベテランをトップに据えた方が上手くやっていた。令和2年2月20日

 陰性の乗船客の下船が始まった。それは大変に良いことだ。しかし、その後の対応を見ると気が重くなる。
下船した日本人乗船客の多くが周りに感染を広げることを心配して、下船直前の再検査を求めたが拒否された。しかも、下船した方たちは公共交通を使って帰宅した。その後の経過観察も自己責任に任されている。 中には早速、寿司屋によって食事をすると話していた方がいたが、少し自重して欲しかった。
乗客の下船後は、せめて4,5日隔離して、再検査で陰性を再確認してから帰宅させるべきだった。
世間では誤解しているが、日本が採用している検査方法は不正確で、本当は陽性であっても連続して陰性に出る人がいる。だから、下船した乗客から、今後、数多くの陽性が出ても不思議ではない。
外国人乗船客も下船した。彼らは一般旅客機で帰国するだろう。疫学上は問題は小さいとの日本政府の判断によるものだが、彼らは帰国直後、再検査を受けるはずだ。その時陽性だと判明したら、日本政府はどう言い訳するつもりだろうか。その時、帰国する機中で、他の乗客に感染を広げてしまっていたら、どう責任を取るつもりだろうか。

 今年はオリンピックイヤーで、政府は慎重に対策を練るべきだった。
下船した乗船客を一般交通で返してしまったことは批判を受けた。厚労省は慌てて公共交通の利用自粛などを求めたが、遅きに失した。
中国では去年末から新型肺炎が猛威を振るっていたのに、厚労省は検疫検査体制の充実などの備えをしなかった。そのような厚労省には、ダイヤモンドプリンセス号の横浜港受け入れ能力は初めからなかった。泥縄式に対策を練っても対応ができるわけがない。

 2名の高齢日本人乗客の重症者が新型肺炎で亡くなった。肺炎での死は、真綿で徐々に首を絞められる苦しみで、楽しい船旅の終わりがそれではやりきれない。二人は船会社や厚労省の対応次第で、健康に帰国できた方たちだ。ことに亡くなった女性は発病から6日間訴え続けたのに、船内に放って置かれた。そして、やっと船外病院へ搬送されが手遅れだった。
政府は日本の信頼性を世界に発信する絶好の機会だったのに、自ら棄損してしまった。後進国のような態勢不備によって命を奪われてしまった方たちを思うと、気の毒でならない。

 博多では地下鉄乗客が、マスクをせずに咳をしている人がいると、パニックを起こして非常ボタンを押して電車を止めてしまった。マスコミが煽りすぎると、そのような過剰反応をとる人が必ず現れる。国際的な風評被害はとても大きく、ウクライナでは中国からの帰国者が乗ったバスを阻止しようと暴動が起きていた。繰り返すが、新型コロナの感染力と毒性はインフルエンザ並みだ。

 その一方、現代日本人は民主主義を誤解して、権利は主張するが義務は拒否する。だから隔離を、まるで独房だと反発していた。しかし、世界各国は刑務所の独房のような待遇をとる。オーストラリアでは、インド洋の孤島に2週間隔離される。どこでも食事の給仕はなく、直接対面しないようにそっけなくドア外に置かれる。中国で隔離を拒否して感染者が広がり死者が出たら、その人は死刑になる。

 スイス製薬会社ロシュが開発した遺伝子検査キットがある。中国はいち早く採用したのに日本は、当初検証すらしなかった。無視した理由は、厚労省が独自開発のために予算をつけ国の事業にしてしまったからだ。日本が採用している方法は手間も時間もかかり不正確だ。 そのように当初の厚労省の対応は省益優先で硬直していた。
しかし最近、ロシュ社が約3時間半で診断できるPCR法検査試薬を日本は受け入れた。
日本の栄研化学は独自の遺伝子増幅技術LAMP法を使い、1時間以内に判定する検査キットを数カ月程で開発する意向だが、それでは遅い。
ワクチン開発についても、厚労省は天下り先の国内メーカーを優先して、海外のメーカーと協力体制をとっていない。

初期段階で乗船客全てを一気に
検査していたら、感染拡大は最小に抑えられ、海外からの風評被害は受けずに済んだ。
今こそ、安倍政権は強力な指導力を発揮すべきなのに、首相の顔が全く見えない。もしかすると、首相には都合の良い情報しか耳に入らず、危機感がないのかもしれない。消費増税による経済悪化に加え、防疫失敗による国際的な風評被害は日に日に大きくなっている。
今、営々と築いてきた日本ブランドは、無能な政府によって一瞬で貶められてしまった。すでに海外各国政府は日本渡航注意を発信し始めた。原発事故後の国際的な不信感を10年かけて払拭してきたのに、残念でならない。

 不可解なのは、野党の動きだ。国会での野党の追及は「去年の桜」のことばかりだ。あるメディアは「これでは新たな桜ウイルスの蔓延だ」と言っていたが、実にうまい例えだ。「鯛の頭が腐っている」と、ヒステリックにいきり立っていた議員がいたが、これでは野党の体を成していない。野党の役割は命に関わる災害が起きた時、与党の政策を是正する重要な役割がある。さらに不可解なのは、安倍政権に打撃を与えるチャンスなのに、今まで新型コロナへの追求がほとんどなかった。これでは、野党側にも何らかの責任があるのでは、と勘ぐってしまう。

問題の根は、与野党とマスコミが中国と観光業者に忖度し過ぎて、中国からの来日客を抑えられなかったことにある。今も、早く中国人観光客に帰ってきてほしいと、青息吐息の観光業者たちの映像作りがなされている。観光業は浮き沈みが大きい業界だ。ちょっとした災害で、観光客が消えてしまうことを観光業者は覚悟すべきだ。

 削除された岩田健太郎神戸大学教授の動画を見た。思想的には容認していない方だが、安全ゾーンと危険ゾーンが分けられていないと訴えていたことは科学的で正しい。その結果、政府の職員から4人の感染者を出している。彼が話していたことは常識的で、防疫の権威などの肩書きは不要なことばかりだ。例えば食品メーカーでは、食中毒を防ぐために無菌ゾーンを厳格に設けている。応用問題ができない馬鹿役人より、食品メーカーのベテランに総指揮をさせた方が、はるかにうまくコロナウイルスを制御できたかもしれない。

ヒゲの隊長・佐藤正久議員の動画も見た。彼は中東の前線に派遣された自衛隊隊長だ。彼の具体的な対策は、対策本部と乗組員たちの居住区域は船外近くに設置して、船内へは完全防護服の医療関係者・乗組員だけを出入りさせるべきと話していた。実に合理的な意見だ。しかし、厚労省は、乗員すべてを下船させず船内にとどめおいた。その結果、ウイルスが充満した狭い船内で、完全防護服でない防疫要員がウイルスを拡散させてしまった。
それでも乗組員と医療関係者は危険を顧みず、献身的に働いてくれた。そのような関係者たちの苦労を配慮しない岩田健太郎教授の叱責に現場はムカついたかもしれない。しかし、どんなに嫌な意見でも科学的合理性があるなら、関係官僚たちは謙虚に検討すべきだ。

 すでに、岩田教授の動画は、反日活動家たちによって尾ヒレをつけられ、世界へ拡散されてしまった。これからから、下船した海外の乗客から続々と陽性者が発見され、日本は無策に感染を広げたと、海外から厳しく糾弾されるだろう。つくづく日本の官僚と議員たちの無能さに腹がたつ。このような無能な大臣が量産されたのは長期政権の結果だろう。しかし、「去年の桜」ばかりにこだわっている野党はさらに無能で、絶対に政権を取って欲しくない。
加藤厚労省大臣は新型コロナがインフルエンザ並みの毒性しかないことに幻惑され、国際的な風評被害の大きさを認識していなかった。この政治感覚のなさは大臣としては失格だ。

 佐藤正久議員は、岩田教授が簡単に船内に入れたことに驚いていた。
米国など海外での隔離では、鉄条網で囲い、警備兵が厳重に見張って、収容者と部外者が勝手に出入りできない仕組みになっている。横浜のクルーズ船は映像で見る限り、誰でも簡単に近づけるように見える。そのことでも、日本政府の認識の甘さが、今も変わっていないことが分かる。

 新型コロナウイルスは温暖で湿度のある環境では急速に活性を失う。
私は4月あたりから沈静化すると予測している。

 話題から消えているが、米国で大流行しているインフルエンザ患者の一部に、新型肺炎が含まれているのではないかと調査中だ。しかし、一向に発表されない。もし、真っ白なら、米政府は嬉々として発表するはずだ。もしかすると陽性が多く見つかり、大統領選挙対策のため、恣意的に発表を遅らせているのかもしれない。

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