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2020年4月18日 (土)

おじいちゃんのバス停留所 第三章 令和2年4月18日

 おじいちゃんのバス停留所 第三章

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 おばあちゃんは 手作りの 美味しい お菓子を 出してくれました。

 食べ終わってから ボクはお父さんの 子供の頃の写真や おもちゃなどを
見つけて 遊びました。
おじいちゃんと おばあちゃんは 楽しそうに たくさん話をしていました。

 あっという間に時間が過ぎて 霧が晴れそうになりました。
ボクたちは 迎えに来た山バスに 急いで乗って 帰りました。

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 どんぐり山の 家に行ってから おじいちゃんは
いつものバス停留所へ 出かけなくなりました。

 あの不思議な 山バスの停留所を 探してみました。
でも、どうしても 見つかりません。

 出かけなくなってから おじいちゃんは 居眠り ばかり しています。
おじいちゃんの 寝顔は いつも 楽しそうです。

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 ある日 ボクは 聞きました
「おじいちゃんは いつも どんな夢を見ているの」
おじいちゃんは 楽しそうに 答えました。
「山バスで おばあちゃんと 世界中を 旅している夢だよ」

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 夏の終わり、久しぶりに おじいちゃんと 裏山を 散歩しました。
すると 山バスの停留所が ありました。
停留所は 枝を伸ばして木立のようになっていたので 見つからなかった わけです。

 おじいちゃんは 腰掛けて 空を眺めていました。
「山バスみたいな 雲だ」
おじいちゃんは 嬉しそうに 指さしました。

 それから 間もなく ボクの 夏休みは 終わりました。

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 山が 色づく頃、突然に おじいちゃんは 遠くへ行って しまいました。

 ボクは 夏休みの間に 少し背が伸びました。
おじいちゃんは おばあちゃんとプカプカ 浮かんでいる どんぐり山の家で
暮らしいると 思っています。
そして 時々、山の動物たちと 世界中を 旅行している と思っています。


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        おわり

 最後まで見ていただいて感謝します。

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18日記載の15の絵はそれまでの粗めから滑らかな紙質がに変わったので、タッチが変わってしまった。それで、同じ紙を探し出して、19日に描きなおした。

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Ma_4

Ma_5

Mas

 

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