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2020年4月13日 (月)

民度の高さを守れば、新型コロナは5月に沈静化し、夏には終息する。令和2年4月13日

朝から寒い強風と大雨。100mmを軽く超えて4月の新記録だった。風の音がヒューヒューと寂しい。コートを着て散歩へ出たが、ズボンがびしょ濡れになったので早々に帰宅した。

昨日は車が疎らな環八を、大型バイクが轟音を響かせて疾走して行った。核戦争による放射線汚染で人類死滅を描い映画「渚にて」の、人影が消えたサンフランシスコのように、街の風景が見えた。先日、NHKでディズニーランドを特集していたが、今はあののどかさと平和が遠く懐かしい。

私は家仕事なので、日常生活はいつもと同じだ。毎日、4時間は外出するのが長年の習慣だ。以前は街中で1時間ほど過ごしていたが、今は15分ほどで素早く買い物を済ませ、極力人との接触を避けている。政府は人との接触を8割自粛を求めているが、私は以前から95%自粛している。

荒川土手は広大で大気は清浄だ。最近、散策する家族連れが増えた。ここなら人出が増えても密集することはない。昨日は土手に腰掛け、荒川をぼんやり眺めている人が多くいた。不安に駆られると、誰もが遠くを眺めたくなるようだ。

昨日の夕暮れ、散歩帰りに薬局に寄るとで99パーセントウイルス除去の純国産マスクを沢山売っていた。7枚入りで360円。1セットだけ買った。マスクを買うのは生まれて初めてだ。子供の頃は、母が作ってくれたガーゼのマスクを使っていた。早速、購入した1枚を試すと、息の通りがよく快適だった。

ワイドショーは相変わらず、芸人に喋らせて、的外れの論議ばかりしている。例えば、ドイツの政治家は優秀で医療制度も羨ましい・・と賛辞を送っている。しかし、両国の100万人あたりの最新死者数はドイツ33.41人、対して日本は0.81人。それなのにどうしてドイツが優秀で日本が劣っているのか、さっぱり理解できない。そんな不毛な愚痴を延々と繰り返しているので、音声を止め字幕にしている。それでもテレビをつけているのは速報を見るためだけだ。

11日土曜の東京の感染者数は197人。12日日曜は166人。13日月曜は91人。急減したのは、休日明けで検査数が少なかったから。14日火曜は161人。15日水曜は127人。土曜の最高値から順調に減ってきた理由が、自粛の結果ならありがたい。
気になるのは日曜の166人のうち90人が一つの病院で起きたクラスターであること。病院での集団感染は全国各地で起きていて憂慮すべき事態だ。

前回、病院の受診者について書いた。
病院を訪れる患者も見舞客も全て、事前に別棟で検査して陰性と判明した人だけを病院へ入れる。検査をしていない患者は、急患以外は受け付けない。そのように、病院内感染は絶対に避けなければならない。コロナ感染と無関係の病で入院したのに、感染させられて死に至るほど悲惨なことはない。これが度重なるなら、大きな基幹病院は自衛隊の防疫隊の支援が必要だ。自衛隊なら、完璧に防疫をやってくれるはずだ。

世界中で金持ちが清浄な地方の別荘へに逃げ出している。しかし、「都会からウイルスを持ち込む」と地元での警戒感が強くなり、歓迎はされていない。高級別荘地であっても医療体制は脆弱だ。本物の金持ちなら主治医同伴で避難して来るので問題ないが、小金持ち程度なら、都会にとどまる方が得策だ。殊に、私の住む北区あたりは空気が清浄で、個人医院も多く快適に過ごせる。

前回記入した、英キングス・カレッジ・ロンドン教授・WHO事務局長上級顧問の渋谷健司氏は「集団免疫を得るには人口の7割程度が感染し、抗体をもつ必要があります。日本の人口の7割だと、約8千万人が感染し、死亡率1%未満としても、対策を講じなければ数十万人以上が亡くなる計算になります」と言っている。彼は死人と生きている者の判別すらできない。このようなステレオタイプの学者の言うことに煽られることはない。環境が変われば、疫病の動向は変わる。彼は環境を無視して、北極で「熱中症に気をつけろ」と言っているようなものだ。

死者数が多いのは、冷涼で乾燥した欧米ばかりだ。上手く武漢肺炎を管理している台湾・香港はともかく、温暖で湿潤なタイ・ベトナムなど東南アジア諸国の衛生環境は欧米より劣るのに感染者は少ない。全土が封鎖されたインドは13億人の人口と劣悪な衛生状態なのに感染者も死者も少ない。さらに衛生が劣悪なアフリカ諸国でも爆発的な感染は起きていない。

すでに、コロナウイルスは湿度と紫外線に弱いと判明している。政府指示を国民がしっかりと自覚実行すれば、5月に沈静化し、夏には終息するはずだ。秋から冬になれば再流行が始まるが、アビカンやエボラ治療薬などを上手く組み合わせて、被害を小さく抑えることはできる。アビガンはドイツをはじめ、希望している約30カ国に日本から無償提供される。しかし、国内では薬害エイズ事件で担当課長が刑事罰を受けたことを怖がって、厚労省が認可に慎重だ。安倍内閣は超法規措置を使ってでも認可して、国民を不安から解放すべきだ。なぜなら、重症化する前に素早く使ってこそ効果がある薬だからだ。重症化してからでは効果はさほど期待できない。

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緑道公園のハナミズキ。

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