« コロナ後に中国は覇権を取れない。取るのは世界の民意が作り上げたアバター国家だ。陰性者に通行許可証を与えれば、日本経済は生き返る。令和2年5月8日 | トップページ | コロナ禍以来、街の光景も雰囲気も変わった。令和2年6月4日 »

2020年5月17日 (日)

海外とは違う特殊な動きをする日本でのコロナ禍。秋からの経済悪化の時、来年のオリンピクが世界の気分を明るくする。母親の愛情を知らない子供たち。令和2年5月17日

今回のコロナ禍で日本政府はドジばっかり繰り返しているのに、死者も感染者も極端に少ない。そんな日本に世界の医学者たちは面食らい、首を傾げるばかりだ。それについて、日本の医学者たちが様々な仮説を立てている。

仮説1。
政府がまごまごしているうちに、弱いタイプの中国コロナウイルスが観光客によって大量に持ち込まれ、国民の多くが免疫を獲得した。そこに、絶妙なタイミングでヨーロッパで強毒化したウイルスが侵入したが、すでに獲得していた免疫のおかげで、被害は小さくすんだ。
仮説2。
日本古来の弱毒性の土着コロナウイルに、日本人の多くが感染済みだった。その結果、日本人の多くは中国コロナウイルスへの抵抗力があった。PCR検査が不正確なのは、土着コロナと中国コロナの区別がつかないからだ。

医療現場の意見は興味深い。
「PCR検査を増やせ、増やせ」とマスコミは騒ぎ立てているが、現場の医師の考えは違う。
PCR検査は、前記したように誤差が大きすぎて、診断の決定力にはならない。
診断で一番正確なのはCTスキャンだ。患者の自覚症状がない段階でも、重症化の予兆はCTスキャンの画像に明瞭に現れる。その段階で、アビガンなどの新薬で対処すれば、多くの患者を救命できる。しかし、それを今言うとマスコミから袋叩きにあうので、表向きは沈黙している。

新薬ではノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が開発したイベルメクチンが有望だ。寄生虫が原因で失明につながる熱帯病の特効薬で、中国ウイルスの増殖を抑える可能性が大きい。すでに全世界で毎年3億人がこの薬を使っているので、服用した人たちの中国コロナの感染率を調べれば、イベルメクチンの効果が確かめられる。

前記したようにPCR検査の問題点は、中国コロナウイルスと日本土着のコロナウイルスを区別できずに陽性反応をすることだ。それが、日本での誤差率を高めている。仮説だが、現在の陽性者の多くが軽症なのは土着コロナ感染によるものが多く含まれているからだ。土着コロナは毒性が弱く、ほとんどの感染者が軽症なまま治り、重症化しにくい。

中国コロナウイルスは夏には終息するだろう。そして秋から再流行するが、その時は毒性が弱まっていると想定されている。なぜなら、ウイルスは基本的に宿主の命を奪わないように、時間とともに弱毒化する特性があるからだ。もし、毒性が強いままだと、宿主になってくれる人間が減少してウイルス自体が生き残れない。弱毒化はウイルスの生き残り戦略でもある。
しかし、毒性が弱まっていても、コロナ禍による負のスパイラルは終わらない。緊急措置が本当に終わるのはワクチンが完成して普及する、2年後あたりからと予想されている。

今、ようやく経済の重要さが世間で論じされ始めた。
私が生活に窮する都度、絵を買って助けてくれていた友人は、月に2000万の赤字が続いている。
彼がそうだが、成功する者は、成功した仕事や手に入れた不動産などを担保に金を借りて再投資し、事業を拡大し巨大な資産を形成する。その成功図式は平和と安定があって初めて成り立つ。しかし、一旦、社会に混乱が起きると、一気に負のスパイラルに入り、起業家は巨額債務を負い破綻してしまう。

今はコロナ禍によって、オリンビックをあてにしたホテル投資、民泊、インバウンド目当ての施設、地方の民宿、飲食業の大半と、日本は負のスパイラルに捕らわている。それは、コロナ禍が終息してもすぐには回復しない。今彼らは、あまりにも急速に訪れた危機に軽い興奮時様態にあり、嘆くことさえ忘れている。自殺者が急増するのは、真夏の一時的な終息の後だ。第二波が流行り始めた秋から年末にかけて、国民は冷厳な現実に晒され、絶望して自死が増える。

破壊された世界経済の中で、中国の狡猾さばかりが目立つ。世界経済の弱体化を突いて、彼らは海外の優良企業の買収に動き始めた。コロナ禍を無為に広げてしまった自分たちの失策は棚に上げ、自分たちの成功を誇り、コロナ禍で弱った海外諸国を蔑み、さらに狡猾に動き回って富を奪取する。そのような中国を、世界は決して許さないだろう。

私は絵を売って生活している。絵は景気悪化が本格化する前から売れなくなる。景気回復しても絵が売れ始めるのは最後のことだ。社会に本当のゆとりができて初めて絵は売れ始める。しかし、自然な回復は待っていられない。私が元気に活動できる年月は残り少ない。コロナ禍で激変した社会構造を利用して、生き残る方法を一生懸命に模索している。

絵だけではなく、すべてのアートと文化は破壊された。ディズニーランドや、繁華街にマスクは似合わない。
今はどこに行っても、社会的距離とマスクばかりだ。無表情な群衆は不気味だ。私は人気のない公園などではマスクを外す。爽やかな5月の風は本当に素晴らしくて香しい。

元気をなくした世間が元気を取り戻すには、ワクチンが普及するまで最短1年以上はかかる。それからやっと復興が始まり、元の元気に戻るまで10年以上ははかかると予測されている。
米国の今の失業率は、低所得者層を中心に15%。これから秋にかけて、さらに10ポイント上積みされれば、戦前の大恐慌を上回ることになる。

私はオリンピックには反対だった。しかし、今は違う。このような暗い時代だからこそ、世界を元気付けるイベントが必要となる。それに一番ふさわしいのはオリンピックだ。主導力を発揮するのが不得意な日本だが、オリンピックを掲げるなら世界は賛同し、ついて来るはずだ。もしかすると、オリンピックは世界を覆う暗い気分を一掃するかもしれない。秋あたりから、世界復興を掲げたスローガンを日本は世界に発信すべきだと思っている。

現場の医師によると、中国コロナウイルスと従来のインフルエンザ予防の方法は同じだ。昔から言われているように、ぞくっと来たら布団に潜り込み体を温めて横になることだ。横になり体を温めると全身の血行が良くなって免疫力が高まる。栄養はビタミンDとCの摂取が重要。食事は消化の良いものを控えめにとる。ことに、免疫力を強める働きがある腸の健康を保つのが重要だ。そのために下痢と便秘は避けなければならない。そしてさらに重要なのは水分補給だ。
そのような休養を2,3日続ければ、武漢コロナの発症を予防できる。迷惑なのは、発熱しても出勤して働く人たちだ。本人は責任感から発熱をおして働いていると自己満足している。しかし、そのような人たちがクラスターを作っている。

M_1_20200517120301

連休の終わりあたりのことだ。
お昼までは好天だったが、午後、散歩へ出るとすぐに小雨が降り始めた。
予報では雷雨が近づいていると言っていた。

リュックから折り畳み傘を取り出して、土手道へ登り始めると、母親と小さな子が坂道を下りて来た。
母親は自分だけフードを被って、子供は小雨に濡れながら一生懸命に歩いていた。始めは、濡れるのもかまわず、歩きたがっている元気な子だと思った。

二人とすれ違う時、子供はつまづいてこけそうになった。すると、母親は物をぶら下げるように、片手で乱暴に引き起こした。その時、様子が変だと思った。立ち止まって振り返ると、母親は歩調を緩めず、子供を強引に引きずるように下って行く。そして、土手を降り切ったところにある自転車止めのところで、子供は再び転び、一瞬、泣き声を出した。すると母親は「どうして、あなたは転ぶの!!」とヒステリックに怒鳴りつけた。子供はすぐに泣くのをやめ、必死になって歩き始めた。母親が怒鳴りつける金切り声は切れ目なく続き、二人は路地に消えた。しばらくは、あまりに異様な雰囲気に、何が起きているのか理解できなかった。

子供がすぐに泣き止んだのは、怒鳴りつけられるのが日常だったからだと、すぐに分かった。子供が人生で初めて知ったのは、一番大切な母親の愛情が拒絶されていることだった。人生の辛さと悲しさを知る前に、優しさがない母親の現実を知った子供は、あまりに不幸だ。
それ以来、街で母親の溢れるような愛情を信じ切っている普通の子供に出会うと、幸せに思えてならない。

Ma_3

Ma_4

Ma_5

Mas

 

|

« コロナ後に中国は覇権を取れない。取るのは世界の民意が作り上げたアバター国家だ。陰性者に通行許可証を与えれば、日本経済は生き返る。令和2年5月8日 | トップページ | コロナ禍以来、街の光景も雰囲気も変わった。令和2年6月4日 »