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2020年5月 8日 (金)

コロナ後に中国は覇権を取れない。取るのは世界の民意が作り上げたアバター国家だ。陰性者に通行許可証を与えれば、日本経済は生き返る。令和2年5月8日

数式を駆使して経済を予測することはできないが、世の中の動きが手に取るように見えることがある。今回の武漢ウイルスでもそう感じている。「命を取るのか、経済をとるのか」の二者選択論は絶望的なくらいナンセンスだ。経済を取らないと、医療も生活も命も崩壊する。

このような世の中では、アート活動に期待する。
先日のニュースで、病院通路に発表されたバンクシーの新作を見た。子供が天使の看護婦の人形を手にしている絵だ。今の状況で見ると、ひ弱で心に入ってこない。彼の作品は豊かさのひずみの中で「なるほどね」と皮肉を込めて眺める作品だ。パンデミックの中で人々が求めているのはシンプルで美しい癒しだ。
音楽は大きな力を与えてくれた。静かな美しい音楽は心を癒してくれる。先月、イタリア・クレモナの病院屋上での日本人バイオリニスト横山令奈さんによる演奏を聴いたが、本当に心に染み入り、今も心に残っている。
下画像をクリックすると演奏の動画が開く。

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クレモナの病院屋上

次の演奏もとてもいい。画像をクリックすると動画が開く。

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Audizione a Cremona Ave Maria di Charles Gounod Lena Yokoyama PRO CREMONA

任天堂のあつ森(あつまれどうぶつの森)の世界的ヒットに希望を感じた。
それはネット上のバーチャルな空間で、参加者たちが、それぞれに仕事を創出し協力し合うほのぼのとしたゲームだ。中国からの弾圧が強まった香港では活動家たちが「あつ森」のアバターに扮して、ゲーム上でしたたかに政治活動をしている。そのような時代に合った商品が次々と生まれることに期待している。

コロナ後の覇権について、米国が凋落し中国が覇権を取るとの考えが優勢だ。しかし、アナリスト達の予想は古臭い。コロナ後は、従来型の民意をないがしろにした覇権国家など意味をなさなくなる。米中を超えた貧困層と富裕層の深刻な対立が続き、最終的に新しい思想が生まれて覇権を取る。それは従来型の左右のイデオロギーには属さない。ネット文化やAIなどを巻き込んだ、国などの属性を超えた民意が連合したものだ。
コロナ禍のせいだが、TVワイドショーやネットでは、スタジオを無視してネットで繋がったディスプレー内の人物達が議論を戦わせている。今は撮影伝送されたリアル画像だが、やがて精巧なアバターに変化するはずだ。その機能は進化して、国境を超えた膨大な民意を集約した架空の指導者が生まれる可能性を感じる。彼らは権力持ち、国境を超えた国家を作り、従来型の国家を凌駕し始める。そのようなバーチャルな国家はミサイル攻撃にも、経済支配にも屈しない。「あつ森」から、そのような近未来を確信した。

ちなみに、30年前にホームページを作った時、自分が死んだ後、ホームページはどうなるのだろうと思った。そして「あつ森」に似たバーチャルな空間を発想しブログに書いた。その空間は、商店街、農村、音楽ホール、出版社、撮影所、劇場、墓地、と現実と同じ社会構造で、死後も社会参加を続けられるユートピアだった。しかし、当時のインターネットでは実現は難しかった。今、夢に現実が追いついてきたことに感慨を覚える。

武漢ウイルスは、ワクチンで予防するのがベストなことは誰でも分かっている。しかし、実用化には最短で1年かかる。問題はその間にも我々は生活しなければならないことだ。
その状況で、従来薬で効きそうな国産の候補がいくつもあるのは嬉しい。
ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智・北里大特別栄誉教授が開発したイベルメクチン。寄生虫が原因で失明につながる熱帯病の特効薬だ。イベルメクチンは1錠飲むだけで武漢ウイルスの増殖を抑える。すでに全世界で毎年3億人がこの薬を使っているので、安全性も高い。
日本で開発されたインフルエンザ治療薬アビガンは、初期治療に用いれば7割の効果がある。
リウマチ治療薬のアクテムラは日本初の生物学的製剤で、バイオテクノロジー技術によって作られた。重症化の主因と言われているサイトカインストームに対して著効が確認されている。ただし、免疫機構を抑えるので他の感染症対策が必要。
米国開発エボラ出血熱の薬レムベスビルは、早々と日本政府は承認したが、日本への割り当ては少ない。点滴で使うので重症者に適している。個人差はあるが肝臓、腎臓への負担が大きいので、最後の手段として使われるのかもしれない。

世界ではそれらの薬が7割効いたとか8割効いたとかの臨床結果が発表されている。しかし、日本の専門家たちのもの言いは慎重すぎて、国民の希望を打ち砕いている。今、彼らに語らせていては、ワクチン実用化の前に国民の気持ちを萎えさせてしまう。我々は医療と経済、両方をバランスよく語れる専門家の考えを聞きたい。

政府発表はもっと精神衛生に悪い。聞きながらテレビ画面に悪態をついてしまう。官僚も地方自治体も政府もそれぞれが勝手に動いて、統一する数値がない。流行が始まって3ケ月が過ぎたのに、同じ言い訳ばかり聞かされ続けて欲求不満が溜まるばかりだ。

今回の緊急自粛宣言の延期でも、その理由を明快に説明しない。実効再生産数が一番重要なのに、算出の元になる数値がバラバラで、専門家でさえ正確に計算できない。そのいい加減な数値による自粛延長でGDPの3割が吹っ飛ぶと言われている。それがさらに続けば、日本経済は立ち直れないほどに疲弊し、武漢ウイルスの死者より多い命が失われる。今回と比べたらはるかに小さな危機だった1998年の金融危機では、自殺者が1万人も激増し、その状態が長く続いた。
国民は働きたがっている。しかし、政府にはその意欲を助ける工夫がない。

マスコミ人は致死率と死亡率の区別さえできない。致死率は、同一地域で対応が悪化しているか否かの判別に使う数値だ。検査数が大きく違う国際間で比較する数値ではない。検査数が多ければ致死率は低くなるからだ。
なぜだろう。マスコミはドイツの成果は両手をあげて絶賛するのに、政府に代わって日本国民一人一人が懸命に成し遂げた成果を評価せず、ケチばかりつけている。5月7日のドイツの100万人あたりの死者数は日本の20倍だ。それなのに、なぜドイツ人の方が日本人より優秀なのか。なぜ、死者数多い韓国が日本より優秀なのか。もっとおかしなのは、世界一制圧に成功している台湾のことを報道しないことだ。そのような報道には悪意を感じる。

政府の10万円給付も掛け声ばかりだ。それぞれの地方自治体が書類を発送する手はずだが、聞くところ、申込書の印刷すら始まっていない。その申込書を入れる封筒の調達も不完全だと聞く。代わりにオンラインで申請できると言っているが、その告知は届いていない。仮にオンライン手続きをやろうとしても、煩雑すぎて一般人には難しい。必要なマイナンバーカードを取得するのにも時間がかかり過ぎる。私は3年前に取得したが、その時、申請から取得まで2ケ月ほどかかった。

このままでは失業者の多くが路頭に迷う。例えの「路頭に迷う」ではない。本当に多くの失業者が住まいを失い、路上に迷う。仮に10万が5月末までに支給されたところで、その程度のお金はすぐに消えてしまう。

東京慈恵会医科大学がPCR検査センターを設置した。センターでは機械化によって1検体当たり実費700~800円で検査可能だ。検査結果は半日でわかる。対して、厚労省が決めた保険適用の検査は最低1万3500円。結果が出るまでに3~5日も要する。厚労省は検査に必要な人材がいないと言っているが、医大や医系の研究所によると、その程度の検査ならすぐに対応できる人材が供給できると言う。先日、NHKは検体の移送ですら難しいと言っていたが、その程度のことは自衛隊の防疫隊に任せれば完璧にやってくれる。

抗体とPCR検査を併用して、感染リスクの小さい陰性者を見つけ出し、移動許可書を出して自由に旅行させる。それができるなら、失業者で労働者不足の農村で働いてくれる者が出るかもしれない。これからしばらくは良い気候が続く。ドアや窓を開け放つ条件で、飲食店の営業を再開させても活性化する。人の往来を回復させればダイナミックに日本経済は生き返る。日本にはそれだけの底力がある。ないのは為政者の胆力だけだ。

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7日木曜日、荒川土手の赤い満月。

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