マスコミ・医学・為政者に無視されている研究者たちの新型コロナ異説をまとめた。令和2年8月8日
小池知事がテレビに出るとすぐにチャンネルを変える。
「緊急事態です!!」彼女はこの不毛で科学的根拠の薄い言葉を連日発して、都民を煽り飲食業界を衰退させている。彼女が都民を勇気付けたり、元気にするようなことを話しているのを聞いた記憶はない。もしかすると、彼女にはそのような知力はないのかもしれない。
同様に、テレ朝の玉川徹・岡田晴恵教授コンビが出てもチャンネルを変える。
「PCR検査を直ちに増やさないと危機的事態を招く。」彼らはこの言葉を発するばかりだ。理由は様々あるだろうが、その根底に安倍政権打倒があるように思える。
7月16日国会で、野党から招聘された児玉龍彦名誉教授がとても熱い演説をした。
「8月に東京はニューヨークの二の舞になっているだろう」
彼が熱弁をふるってから3週間が過ぎたが、ニューヨークの事態には程遠い。
他にもコロナ禍で様々な学者がマスコミを賑わせた。その最たる人が"8割おじさん"こと西浦博教授だろう。
日本は8割自粛には達しなかったが彼の予測は大きく外れ、第1波は自然沈静化した。厚生労働省のクラスター対策班を務める氏は、今、北海道大学から京都大学大学院医学研究科へと移籍しコロナ対策にあたるようだ。
先日のNHKでは、登山中、他のグループとすれ違う時、マスクをするように奨励していた。この過剰反応には呆れてしまう。
今の日本では、不安を煽る学説や政策が主流で、それに反する考えは異端視され排除されている。その結果、マスコミ不信に陥った国民はネット上の多様な考えに接近し始めた。
若い視聴者から見放されたマスコミはクライアントが離れ、衰退が早まっている。制作費の大幅ダウンにより番組内容が薄くペラペラになり、テレビ好きの私ですら食べ歩きや芸人の内輪話しばかりに辟易し、ほとんど見なくなった。
実際に新型コロナを多く診察した医師が感じた新型コロナの初期症状について。
発熱は1日だけ終わることが多く、ほとんどの人は無症状。
弱い間質性肺炎の症状があり、聴診器を当てるとチリチリとした雑音を感じる。
基礎疾患がある人が発症しやすいと言われているが、格別な治療を必要としない人は関係ない。発症しやすいのは、それまで様々な薬物治療などで基礎免疫が低下している人たちだ。
そのように伝統的な手法だけで新型コロナは診断はできる。
もし感染が疑われたらCTスキャンをする。現在、CTスキャンがもっとも正確な新型コロナの診断法として確立している。幸い、日本の病院のCTスキャン保有率は世界一だ。
それに対して、PCR検査に頼ると誤診が著しく増える。その結果、陰性と思い込んだ介護・医療関係者などが不用意に動き回って感染者を増やしているケースがある。それにも関わらず、玉川徹・岡田晴恵教授コンビを始めとするマスコミ関係者にPCR検査信仰が根強い。時系列に陰性から陽性への変化を掴めない状態で、感染を広げた人物を特定するのは無意味だと思うのだが。
対策の基本は陽性者数を減らす数字遊びではなく、新型コロナとの穏やかな共存だ。
最近、ポビドンヨードが話題になったが、私は昔から、喉噴霧タイプのポビドンヨード溶剤を愛用している。
私は1月28日に新宿で友人たちと食事をした。隣席は春節で日本へ来ていた中国人グループだった。それから少しして喉が痛み、気怠さを感じた。もしかすると新型コロナに暴露したと思い、日に数度、ポビドンヨード溶剤を喉に噴霧した。すると、すぐに痛みは消え、遅れて倦怠感も消えた。
新型コロナスに暴露するとウイルは粘膜中に留まり、ほとんどは自然免疫によって撃退される。この段階でポビドンヨード溶剤を喉に噴霧すれば、私が実感したようにウイルスは撃退されるかもしれない。しかし、粘膜層を突破して体内に入ったら、ポビドンヨードは効かないだろう。
新型コロナの毒性は弱く、ウイルスが粘膜を突破して侵入しても殆どは自然免疫で撃退される。
自然免疫で撃退されても、その段階でPCR検査をすると陽性になる。そのように不確かな陽性者を発症者と同一視する報道が多いが社会不安を煽るだけだ。欧米と東アジアでは人種差により、重症度も後遺症も大きく違う。
マスコミは多量の感染者の中から特異者だけをクローズアップして、繰り返し報道し、あたかも全ての感染者が味覚異常・酷い倦怠感・呼吸困難、に見舞われるように思い込ませている。これは一種のプロパガンダだ。味覚異常は普通のインフルエンザでもよく起こる。風邪を引いた時、嗅覚と味覚が鈍磨し、食事がまずくなるのを多くの人が経験している。
特異な症状は他の全ての疾患で起きている。ただ、国民は知らないだけのことだ。
日本の年間死亡者数は140万人ほど。新型コロナが日本でさらに猛威を振るったとしても、死亡者に占める割合は0.1パーセントに満たない。99.9パーセントは他の病気や事故で死ぬ。
しかし、そのような冷静な判断は報じられない。例えば、餅を喉に詰まらせて死ぬ人は年間千数百人だが餅の販売禁止にはならない。風呂で溺れて死ぬ人は年間1万数千人だが、風呂禁止とはならない。新型コロナによる肺炎に比べて、誤嚥性肺炎は4万人以上が罹っている。
欧米での新型コロナは感染力も毒性も強力で「恐怖のウイルス」のイメージを定着させてしまった。しかし、東アジアの実態はかなり違う。100万人あたりの死者は、東アジアでは欧米の100分の1以下だ。パンデミックを引き起こしていると言われるのは、欧米基準を東アジアに適用した結果だ。東アジアでは、ほとんどの感染者は軽症または中程度で、特別な治療を必要とせずに回復する。
新型コロナの感染者と死者数は、季節性インフルエンザと比べて極めて少ない。毎年、日本で流行するインフルエンザでは、約1000万人が感染し、直接死は約3000人。関連死を加えると約1万人が死亡している。比べて新型コロナは8月4日現在、日本では陽性者が4万1118人、死者は1037人(クルーズ船を含む)と極めて少ない。
そのように圧倒的に季節性インフルエンザの方が深刻なのに、医療崩壊は起こさない。その理由は、指定感染症ではないからだ。インフルエンザと人類の付き合いは長い。しかし、いまだに決定的なワクチンも治療法もない。それでも、インフルエンザは自宅療養が原則で、重症化しない限り入院しない。
指定感染症の新型コロナでは、無症状でも隔離が原則になっている。その制度が医療逼迫・崩壊を招いている。今、世間を騒がせている危機は、数字遊びが招いたものだ。世間では新型コロナワクチンや治療薬に期待しているが、それは年内も来年も実現は無理だ。むしろ、細心の注意を払って自然放置し、獲得免疫に期待する方が合理的で解決は早い。
今日の東京の陽性者は429人。陽性者の急増はPCR検査数が増加した結果だ。東京都では4月始めの1日検査数は500件に満たなかったが、7月には1日に3500件以上、多い日は5000件を超した。4月ごろの検査対象は高熱が続くなど重い症状が出た人に限られていた。今は無症状の若年層が6~7割を占めているので、重症者と死者が極めて少ない。累計感染者が1万人を超えた東京都では、感染者が急増しているにもかかわらず、重症者と死者は少ない。8月4日現在の重症者は21人(4月28~29日は105人)、7月中の死者は16人(4月104人)。
新型コロナの特徴は、高橋泰・国際医療福祉大学教授(公衆衛生学)によると、以下のようなものだ。
新型コロナとインフルエンザの違い。
毎年流行するインフルエンザは毒性が強く、曝露した多くの人が自然免疫で克服できない。2日~1週間で獲得免疫が活性化し、インフルエンザウイルスと戦う。その際、発熱などの風邪症状が出るが1週間~10日で回復する。しかし、中には肺炎などになり、死に至る患者もいる。
インフルエンザと比べ新型コロナは毒性が弱い。
多くの場合、自然免疫で克服し、本人に自覚がないまま無症状か軽い風邪症状で終わる。ただし、感染者の一部は自然免疫では克服できず、獲得免疫を得る過程で発熱などの症状が出る。
新型コロナに曝露した人のうち98%は、自然免疫によって自覚がないまま無症状か軽い風邪の症状で終わる。獲得免疫を得る過程で、ひどい風邪症状が出るのは曝露者の2%程。さらに、このうちでサイトカイン・ストームが起きて重症化するのは極めて少数。年代別にみると、30歳未満では10万人中5人、30~59歳で30人、60~69歳で150人、70歳以上で300人程度だと推定されている。
日本における新型コロナの特徴。
アジア人は欧米人より自然免疫が強い。
重症化しやすい高齢者で治る人が多い。日本では、老人福祉施設が家族との面会を禁じ高齢者のウイルス曝露が少なかった。
日本特有の清潔好きな生活習慣。
保健所や病院などの優れた医療制度。
高橋教授は政府や自治体の対策は「2%のリスク層」に重点を置くべきだとし、具体的には年齢によるリスク差を考慮した対策を提案している。
重症化のリスクが0に近い30歳未満は、対面授業やスポーツを平常に戻す。子どもや学生からPCR検査陽性者が出ても騒がず、明らかな症状が何人にも出て集団発生が起きたら学級閉鎖すればよい。
30~59歳も通常の経済活動を行ってよい。
罹患した場合は症状に応じて自宅待機などで対応し、集団発生が起きた時のみ職場を閉鎖すればよい。
60~69歳は感染リスクが高まるので、流行期には在宅勤務などを推奨する。
70歳以上の高齢者や持病を持つ人は、流行している間は隔離的な生活をしてもらう。
以上は、新型コロナを指定感染症から外さなければ実行できない。
大橋眞・徳島大学名誉教授(免疫生物学)は、診断・判定基準に問題があるとしている
PCR検査は新型コロナウイルスのみを確認すると多くの人が思っているが、それは誤解だと言う。PCRとは、ウイルスの遺伝子を増幅する技術で、新型コロナに曝露感染していない場合でも陽性になる可能性がある。例えば死んだ新型コロナウイルスの破片が粘膜に付着しているだけでも陽性になる。また、普通のインフルエンザウイルスや他のコロナウイルスでもPCR検査で陽性になる可能性がある。
その結果、インフルエンザウイルスやほかの常在性コロナウイルスの保有者が、新型コロナウイルスの感染者に数えられている可能性がある。PCR検査陽性者=感染者という診断基準を変えない限り、新型コロナの感染者は永久に存在し続けることになる。
米国疾病予防センター(CDC)の指針でも、PCR検査はあくまでも臨床医の参考になるだけで、陽性イコール新型コロナウイルス感染症と診断してはならない、としている。
大橋名誉教授は、風邪程度の健康被害をもたらすにすぎない新型コロナを世界的な「騒動」にしてしまった原点は、不完全なPCR検査にあると主張している。土着コロナの保有者。新型コロナ以外の肺炎患者で、土着コロナの保有者まで陽性となり、新型コロナの感染者にされている。PCR検査は新型コロナウイルスを疫学的に検出する方法ではない。今、世界が経験しているのは「新型コロナウイルスの脅威」ではなく「PCR検査を大規模に疫学調査に使う恐ろしさ」だと教授は記している。
わかりやすく言うと、指定感染症にしてしまったことによって医療崩壊を招いた。
新型コロナの獲得免疫は、その後、暴露を繰り返すことで活性が維持される。
強引にコロナ感染を止めればそれでいい、と言うことではない。
風評によって陽性者は差別され、経済はもがいている。秋になれば蓄えを使い尽くした企業・商店・飲食店の倒産が激増するだろう。そうなれば、コロナ死者をはるかに上回る自殺者が増える。マスコミや世間の冷静で科学的な対応を願っている。
私は気持ちが疲れると、仕事部屋に飾ってあるこの絵を眺めている。
「父は空 母は大地」の原画より
空気は 素晴らしいもの
それは
全ての生き物の命を支え
その命に 魂を吹きこむ。
生まれたばかりの わたしに
はじめての息を あたえてくれた風は
死んでゆく わたしの
最期の吐息を 受けいれる風。
・・・
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