世間はやっとコロナ禍と共存し始めた。混乱が続いても、今までより自然に適応しそうだ。令和2年9月21日
コロナ感染者の多くに鬱状態が見られる。社会全体にも鬱傾向は横溢していて、私自身、コロナ関連のニュースが流れるとすぐにチャンネルを変える。その解決は日常を取り戻すことだ。連休の期間中、リスクを恐れず、Go To Eatキャンペーンに乗って旅行者が増えているのは、心のバランスを取ろうとしている自然な流れだろう。
昨日、知人から飲み会に誘われた。世話になった方なので、さして考えずに承知してしまった。しかし、なぜか気が重い。日頃「65歳以上は夜の街へ出かけるな」と言っていたのに、自ら破ることへの罪の意識があったからだ。それに気づいて、すぐに飲み会参加は断った。
よく考えてみると、断ったのは罪の意識だけではなかった。コロナ禍以前も、知人から飲み会の誘いを受けるのが憂鬱だった。私は人と会わず、家での仕事と散歩を繰り返す毎日が好きだ。もしかすると、閉塞した今の社会に居心地の良さを感じているのかもしれない。
荒川土手の彼岸花。やっと開花がお彼岸に間に合った。
涼しくなって仕事が捗っている。
秋から冬にかけて、インフルエンザとコロナが複合してひどいことになるとマスコミが煽っている。しかし、疫学の専門家によると、インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスは人の体内で共存しにくい。インフルエンザウイルスが先に増殖している粘膜には新型コロナは侵入しにくく、その逆も成立する。生物界では良くある現象で、例えばセイタカアワダチソウが休耕田で猛繁殖したのは、対抗する植物がいなかったからだ。休耕田が荒れ地化した時、最初に侵入したのはパイオニア植物で痩せた土地を好むセイタカアワダチソウだった。セイタカアワダチソウが繁殖すると次第に土地が肥沃化し、日本の在来種が復活して、セイタカアワダチソウは駆逐される。荒川河川敷でも、以前はいたるところセイタカアワダチソウが繁茂していのに、今はほとんど見られなくなった。
新型コロナと流感ウイルスも同じような関係がある。去年末から今年始めにかけて、米国で新型コロナが抑えられていたのは、インフルエンザが猛威をふるっていたからだ。秋から冬にかけて同時流行が危惧されているが、実際はどちらかが主流になるだけで、同時に猛威を振るうのは難しいだろう。現に、新型コロナ第二波が流行っている今、異常なほどインフルエンザ発症は抑えられている。
一説だが、インフルエンザワクチンを打つと免疫系全てが活性化して、新型コロナ感染も抑えられるようだ。実際にどう推移するのか、専門家たちは注視している。
新型コロナの終息のため、ワクチンの実用化が期待されているが一筋縄にはいかない。ワクチンによって得られる抗体には善玉・悪玉二種がある。悪玉抗体ができると逆にウイルスは全身で増殖し悪化させてしまう。善玉抗体も維持されるのは半年ほどと短く、インフルエンザワクチン同様にコロナワクチンも毎年打つ必要がある。
ワクチンより、人工増殖された善玉抗体の方が期待されている。製法は新型コロナから回復した人の血液から集めて、クローニングして大量生産する方法だ。善玉抗体はすでに米国・中国で治験が行われ、重症化を抑え快癒させる効果が確認されている。
Go To Eatキャンペーンに反対している人の多くは年金生活者や生活が安定している人たちだ。彼らは経済の落ち込みにさほど影響受けない。しかし、観客制限を受けているアート界や遊園地関連、観光地や飲食業の落ち込みは生死に関わるほどに深刻だ。マスコミはほとんど報じていないが、コロナ禍原因の8月の自殺者が急増している。自殺者は、これから暮れにかけてコロナ死者数を更に凌駕すると予測されている。
群馬での新型コロナ陽性者の7割は在日外国人だった。国全体でも、相当数が在日外国人だと推測されている。在日外国人の陽性率の高さは、人と人が密に接触する生活様式に原因がある。感染防止策を在日外国人に徹底し、差別を生まないように配慮しながら事実は事実として発表すべきだろう。
ダイヤモンド社の「コロナ感染源の中国人を、イタリア人が嫌っていない意外な理由」漫画家ヤマザキマリ氏著の記事を読んだ。
題名に「イタリア人が中国人を嫌っていない」とあるが誤解を招く。イタリア国民の親中姿勢の裏に、イタリア経済もマスコミもすでに中国に飲み込まれ、批判したり嫌ったりすれば日々の生活もできなくなっている現実がある。中国のおかげで日々安楽に暮らせているのだから、難しいことは考えず、中国語を学び、中国系イタリア人をせっせと増やしていけばいいと、イタリア人は呑気に思っているようだ。
今回のコロナ禍でイタリアは大きな損害を受けた。しかし、イタリア人は中国からの医療援助に感謝していると筆者は語っていた。どうやらイタリア人の心はすでに中国の支配下にあるとようだ。コロナ禍を産んだ原因はイタリア政府の無能さにある。いくらグローバル経済でも、支配するのが人権を否定し周辺諸国を侵略し続ける中国では危険すぎる。地政学的に欧州は中国から遠く、国民に日本ほどの危機感が欠如しているのかもしれない。
今、米国で中国製の動画共有アプリTikTok(ティックトック)が問題になっている。米国だけでなく世界でもてはやされているのは、AIを使ったアルゴリズムを使って、人の好みを瞬時に判断し、好みにあった動画を提供する能力に優れているからだ。
「便利で楽しいなら、それでいいのではないか」と利用者は安易に考える。しかし、大衆の動向が中国の望む方向に誘導されていることに米国民の多くは気づいていない。例えば、米国で頻発する暴動も、その裏にTikTokによる反政府動画への誘導があると言われている。AIの能力は情報量の差が大きく影響する。情報量では大量の個人情報を強引に収集できる中国は世界で一番有利な立場にいる。
この問題で左派評論家たちは「米国も同じことをやっているではないか」と中国を擁護する。その論理が成り立つのは、中国と他国が公平である場合だけだ。中国内ではTikTokに類する海外発アプリは厳禁され排除されている。中国は自分たちに都合の良いアプリは海外へ出して、都合の悪いアプリなどは受け入れることを厳禁している。
TikTokに類するアプリは麻薬のようなものだ。使う者たちの気分をよくさせて、いつの間にか支配して抜け出られないようにする。もし提供者に悪意があれば、使っている国民は、将来、香港、ウイグル、チベット、内蒙古で起きているような不幸に見舞われることになる。
中国は極めて不公正な国家で、中国発アプリによる被害は日本も同じだ。尖閣を始め、中国の侵略体質はこれから先も変わることはない。
中国は産業スパイでも一方的に利益を得ている。現在の中国先端技術のほとんどは米国や日本などから盗んだものだ。例えば、新幹線技術を日本は提供したが、中国はいつの間にか強引に自国の権利にしてしまい、今は海外輸出に励んでいる。
荒川土手にて
古代オリンピックはギリシアの主神・ゼウスに捧げる祭典だったので、戦争をしていても、一時休戦してオリンピックを開催した。
私は成功しようとしまいと、東京オリンピックは淡々と開催すれば良い、と思っている。日本は世界でも希な多神教国家だ。仏式で葬式、神式で初詣や結婚式、キリスト教でクリスマス。崇めるの神を時代とともに、増やしてきた。それにゼウスを加えても違和感はない。
子供時代を過ごした漁師町の三嶋神社では、祭りの期間、無観客でも神楽は淡々と続けられていた。神楽は字のように神を楽しませる神事で、人を楽しませるものではなかったからだ。東京オリンピックもスタジオ観客の多寡にこだわることはない。何が起きようと、淡々と開催すれば、世界のコロナ疲れの人たちの癒しになるはずだ。
傍で付けっ放しのテレビ番組で、ゲストたちが石破氏を賛辞していた。総裁選で敗れた石破氏は今もマスコミや左派からの受けが良い。それは石破氏がマスコミに忖度し都合の良いことばかり言っているからだ。良いことを言う政治家が国を良くするとの思いこみは、幼稚すぎる。石破氏の考えは不明瞭でさっぱりわからない。支持者たちはそれを知っているのに、それでも「国民に人気がある」と強弁しているのは、その根に「森かけ桜」を再燃させたい安倍憎しがあるのだろう。
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