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2020年10月 3日 (土)

日本学術会議の暗部。寂しくなった銀座。ベランダの夜風に金木犀の香り。令和2年10月3日

菅総理が、日本学術会議が新会員として推薦した105人のうち6人を任命しなかった。マスコミや一部会員たちは「学問の自由を保障する憲法に反する行為」と管政権を激しく批判している。
この経緯は、愛知トリエンナーレ2019「表現の不自由展」と同様、公費を使った反政府活動である点が酷似している。実際は、彼らの言論の自由は全く侵されてはいない。学者が準国家公務員に選ばれなかったら、自由な研究ができないとは、いくら考えても理解不能だ。

任命されなかった研究者たちは、いずれも高収入と安定した地位があり、研究には全く支障はない。さらに「表現の不自由展」出品者たちと同様、日本弱体化を推し進める朝日新聞や赤旗などマスコミや労働組合などの強い味方がいる。
任命拒否された6人の、学者としての偏差値=論文の評価などを点数化した数値では、ノーベル賞クラスを40点以上とすれば1点以下だ。たとえは悪いが、縁故裏口入学者を政府が拒否したようなものだ。その点も、政治活動のみに長けた「表現の不自由展」の自称芸術家たちの立場と似ている。

日本学術会議は10億の公費が投じられた国家の組織だ。学術会議を運営する50人の職員は一人当たり年780万が支払われている国家公務員だ。会員たちも準公務員で、選別に国が干渉するのは当然のことだ。ちなみに、学術会議が国の機関である国は世界で中国と日本だけで、それ以外の国々は全て独立法人となっている。会議は国費を利用した左翼の外郭団体で、一般国民のためのものではない。

任命拒否された米軍基地辺野古移転に反対している法学者岡田教授が、ワイドショーで政府に反論していた。
「すぐに使えなくなるポンコツ辺野古基地移転の費用は1兆円。それと比べたら学術会議予算10億は微々たるものだ」
彼の反論は強引だ。左傾したワイドショーで非論理的に反論すべきではない。法学者なら法に従って、粛々と告訴するのが正しい対処だろう。最も裁判に訴えればほとんど負けるはずだ。会議を擁護している学者たちも本音を隠して、会議に嫌われたくない気分が透けて見える。

日本学術会議は日本の国防研究には断固反対しているが、侵略国家中国への協力は惜しまない。
具体例として、中国が軍民共用研究のために世界から研究者を集めている千人計画には積極的に協力し、北朝影響下にある朝鮮大学や中国からの研究者たちを歓迎している。更に、日本の先端技術研究への中国人研究者=米国でスパイと断定されている人民解放軍の若手研究者たちの参加を推し進めている。その一方、防衛大や自衛隊出身研究者の大学研究への参加を断固拒否している。
以前、北大の研究者が防衛大から資金提供を受け、船底に微細な泡を発生させて水抵抗を減らす技術を研究していた。その時、省エネの汎用技術であるにも関わらず、軍事研究だと難癖をつけ、大勢で恫喝し研究を中止させた。それらの実例をみても、学問の自由を侵しているのは政府ではなく、日本学術会議であることは明白だ。

会議の会員たちは民主的に選ばれたものではない。会議内の左派有力者たちによって縁故採用されたものだ。
有力者たちはやがて学士院へ横滑りして、文化勲章受章の任命権を持つ。
学士院会員になれば、年6億の予算から終身年金の恩恵を受ける。

日本学術会議は官僚に対しも大きな影響力を持ち、三陸大津波の後、国民負担を増やして景気後退を招く復興増税を民主党政権と一緒に推し進めた。彼らが推し進めたレジ袋を廃止は、流通に混乱と損害を与えている。レジ袋廃止程度では、プラスチック使用総量は微動だにしていない。レジ袋廃止はエコロジーを掲げて利益を図る海外の機関投資家を利するポーズにすぎない。彼らの功績??はその二つだけだ。このように国を害すばかりの組織は廃止すべきだ。

学術会議は左翼が牛耳っている利権団体だ。政府に説明責任を求める先に、学術会議側に説明責任がある。早速、野党は、第二の森かけ桜にして管政権にダメージを与えようといきり立っている。これを機会に、日本学術会議の暗部が明らかにされることを切に願っている。

今も左翼は主要マスコミに対して影響力を持ち、言論弾圧をしている。昔は出版の仕事で右寄りの考えを話すと、編集者や作家たちに嫌われた。だから、右寄りの発言は慎重に避けていた。今は以前より自由に発言できるが、左翼の偽善体質は健在のようだ。

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浮間が池公園。背景は彼岸花が満開の荒川土手。

中秋の名月、散歩帰りの7時に荒川土手に出るとほの赤い満月が出ていた。子供の頃、月は青白く冴え冴えとしていたが、月自体に変わりはない。くらべて、地球も日本も、すっかり変化してしまった。
自然公園へ毎日母を連れて行っていたころ、中秋の名月には母にせがまれてススキの穂を少し抜いて持ち帰った。ススキは紅白二色がある。ベランダ傍の母の部屋にその紅白の穂と月見団子を飾って、明かりを消して月をぼんやり眺めていた。
そんなことを満月を見上げながら思い出した。

散歩へ出るのはいつもお昼すぎだ。まだ日差しは強いが、日陰には朝の冷気の名残を感じる。
去年、散歩道に小さな喫茶店が開店した。経営は厳しく、最近コロナ対応として庇下の狭いスペースに、テーブルと椅子を置いた。入ったことがない店だったが、庇下の席に惹かれてコーヒーを頼んだ。静かな通りを眺めながらコーヒーを口にすると港町の香りがした。オープンスペースの雰囲気が、広々とした港埠頭に似ていたからかもしれない。

深夜、トイレの窓から明かりのない荒川河川敷を眺めた。
窓の外枠に、小さな蜘蛛が直径10センチほどの可愛い巣を張っていた。
先月中ころ、その小さな蜘蛛は、台風余波の強風に何度も吹き飛ばされながら、一生懸命破れた巣を修復していた。小さな蜘蛛は巣の真ん中でとても満足そうだった。これからは日に日に寒くなって、蜘蛛の巣のお客は減って行く。このちっちゃな蜘蛛を見ると切なくなる。
蜘蛛を毛嫌いする人がいるが私は大好きだ。彼らは人への敵意がないからかもしれない。蜘蛛の中ではハエトリグモが殊に好きだ。夜、パソコンをしていると、ちっちやなハエトリグモがカーソルを追いかけたりする。その仕草がネコみたいでとても可愛い。

夜、ベランダに洗濯物を干していると夜風に金木犀が香った。いつの間にか秋は進んでいた。

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彼岸花も満開になった。彼岸花は少し蕾が残っている時が一番美しい。全てが満開になると、古い順に色あせ始める。

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まだカモは来ていない。中央の建物はゴルフ場のレストハウス。
少しいるカモたちの通年住み着いている。

過去へ戻れるとしたら、どこまで戻りたいか考えることがある。
平成始めまで、赤羽台の自然林に囲まれた一軒家に住んでいた。買い物は赤羽台団地の商店街で済ませていた。団地の商店街には食品から衣類雑貨まで扱う飯田百貨店という小さなスーパーがあった。今でも、店内の陳列棚の隅々まで鮮明に思い出すことができる。
最大人口を占める団塊の世代が成人したころで、日本には活力が満ち溢れていた。午後になると、団地商店街のアケードを、買い物客が賑やかに往来していた。買い物客と子供たちのざわめき、舗道の向こうの豊かな緑地、それらが眩しく記憶に残っている。
今、団地は無機質な高層に建て替えられ、かっての賑わいは消えてしまった。
当時の私は若く豊かで、今の月収を1日で遊びに使い果たすことがしばしばあった。しかし、幸せ度は今の方が高い。老いて初めて、幸せは若さや経済だけでは計れないと痛感している。

映画のシーンも自分の過去の一部になる。
先日、TV放映された「DESTINY 鎌倉ものがたり」は楽しかった。映画は「まんがタウン」双葉社に連載された西岸良平の漫画作品の映画化だ。原作漫画は読んでいないが、魔物が普通に彷徨している鎌倉の街角風景を見ていたら、無性に鎌倉へ行きたくなった。
映画では少女性と大人の女が共存している一色亜紀子役を高畑充希が好演していた。「先生」、と夫一色正和役の堺雅人に甘えるシーンはかなりコケティッシュだった。映画ではあの世行きの江ノ電のタンコロが死者たちを運んでいた。昔風の木造の終点黄泉駅では、先に逝った大勢の家族たちが、黄泉の国へやってきた死者の名を呼びながら出迎えていた。その光景を見ながら、あの世があると信じられたら、死を楽に迎えられそうに思えた。

新型コロナについて、様々なことがわかって来た。
ビタミンDを十分に摂取していると、重症化率が半分になる。免疫力を高めれば、暴露しても発症しにくい。生姜、にんにく、玉ねぎ、納豆、ブロッコリー、などを十分摂取していれば免疫力は高まる。ウイルス学の宮沢孝幸准教授は、怪しいと思ったらすぐに葛根湯を飲むと言っていた。
アマビエなどのお札やお守りを信じることでも、僅かだが免疫力は高まることが実証されている。

PCR検査についてはまだ問題が多い。日本の検査基準は厳しく、コロナウイルスの破片が含まれていても陽性と判断してしまう。その結果、隔離不要の人まで制限を受けてしまう。その対処として、現在の指定感染症の水準を下げることが検討されている。
期待されているワクチンは万能ではない。ワクチンで免疫がついても4ケ月後には活性を失うことがある。それを防ぐために、弱いウイルス暴露を続け、免疫システムの活性化を維持する必要がある。

コロナ禍で世の中が激変した。
ソーシャルディスタンスにより、大勢が集まる冠婚葬祭は縮小した。その結果、生花業も大変な苦境に追い込まれている。これをきっかけに葬儀へ大金をかける風潮が衰退し、直葬が増えるのは確かだ。

インバウンドの回復は、予想より長引き、2024年になりそうだ。航空業界の低迷は長引き、世界的にCAの解雇が激増している。世界の観光業が回復まで耐えられるとは思えない。これをきっかけに、サービス業の縮小が進み、失業したCAの再雇用は先に行ってもないだろう。飲食、アパレル、銀行を始め、多くの企業でも対面接客部門のリストラは大きく進む。

テレワークの定着による都心の縮小と終電切り上げのため、都心で飲み食いしていたサラリーマンも激減した。
先日、銀座から丸の内へと歩いたが、雑居ビルで空き店舗が目立っていた。丸の内仲通りのお洒落なレストランはコース料理1800円と入り口のメニューに表示していた。内容はその倍でも高いとは言えない。その安さでも店内は空いていた。
それでも東京は世界の投資家たちから注目されている。ただし対象は雑居ビルではなく、大型物件のみだ。

劇団四季の「オペラ座の怪人」11月公演の招待状が届いた。ソーシャルディスタンスはしばらくは続くので、劇団四季の経営は苦しい。私は仕事で関わっていたが、これからさらに疎遠になりそうだ。
アート活動はネットだけでは無理だ。感動は人と人が密に接することで得られる。パソコンのディスプレーが高度に発達しても、舞台や演奏や作品は、直接触れ合ってこそ感動は得られる。

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午後の荒川土手。若い"おばあさん"が、虫取に夢中な孫たちを幸せそうに見守っていた。

トランプ大統領が新型コロナの陽性が判明して、日本の株式市場は急落した。日本の経済界はトランプ大統領再選なら経済は活況、バイデンなら低迷と判断しているようだ。中国マネーの影響下にある米国民主党を、日本の経済界は信用していないようだ。
米国民に浪花節的感情があれば「トランプ頑張れ」の機運が高まり、苦境を乗り越えるかもしれない。

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