報道の変化に新型コロナ終息が見えた。人口激増に備えての昆虫食。令和2年10月19日
恐怖を煽るばかりのワイドショーに世間は嫌悪と疲労を感じ始めていた。それに対応するようにマスコミの多くは陽性者数に一喜一憂しなくなった。最新研究では、新型コロナ感染ルートのほとんどは飛沫感染だと分かった。従来、危惧されていた接触感染と空気感染はほとんどない。さらに、陽性者の20%のみが感染力を持ち、残り80%は人に感染させない。だから、感染力を持つ2割の陽性者がマスクをして飛沫を飛ばさなければ感染拡大は止まり、終息に向かうことになる。
その反対に、マスクなしで大声で喋れば周りに感染が広がる。
日本の満員電車でクラスターが発生していないのは、乗客全てがマスクをして、大声で喋っている人がいないからだ。
ワクチンについては、新型コロナ感染での死者より、ワクチン副作用での死者の方が多くなるとの試算がある。使われた年月が長く、問題点が出尽くしているインフルエンザワクチンと違い、慌てて作ったワクチンは問題が多すぎる。普及するのは、中国が人体実験を兼ねて配布するアフリカ諸国だけだろう。
最新の研究で、ネアンデルタール人の遺伝子を持つ者が重症化しやすいと分かった。アジア系が重症化しにくいのは、ネアンデルタール人遺伝子が少ないからかもしれない。
接触感染は、ウイルスに汚染された手で、口、鼻、目などの粘膜に触れることで起こる。
実際に、モノの表面にウイルスが残存するのは数時間ととても短い。公表されているウイルスの長い生存時間は実験室の特殊な環境の結果で、現実的ではないだ。だから、公共施設のドアノブやエレベーターボタンなどを介しての接触感染はとても少ない。それでも、衛生観念として手洗いや消毒に務めるのは正しいマナーだ。
人混みでマスクなしで話さない。マスクなしで息が荒くなる行動はしない。
風邪気味の人は自宅で自重し、人混みへ出かけない。
以上2点を厳守すれば、新型コロナは自然に終息する。
ニューヨークでは誰でも自由に無料でPCR検査を行えるようにしたが、コロナ2波が起きた。原因は上記2点を市民が守らなかったからだ。PCR検査万能信仰があるが、PCR検査は感染防止に関して補助的役割しかない。
今、日本や欧米でコロナ陽性者が増えているのは、検査体制が整ってきたからだ。
第二波発症者の死亡率は重症化防止対策が功を奏し、第一波の5分の1以下に低下した。
コロナを制圧している台湾に興味深い事例がある。台湾で陰性だった人が、日本では陽性と診断された。理由は、日本基準が台湾基準より厳しかったからだ。コロナのPCR検査基準は未確立で、厳しければ厳しいほど正しいとは限らない。コロナの免疫は絶えず軽いウイルス暴露を続けなないと免疫活性が弱る。だから、コロナを完全消失させず、軽い蔓延を維持している台湾方式は疫学的に正しい。
精度7割のPCR検査に頼らず、一人一人がきっちりとマスクをして人に感染させないようにすれば、低コストでコロナは終息する。この方法は、言われたことを生真面目に守る日本人に適している。
京都大学の上久保教授の研究によると、日本人のほとんどが新型コロナに対する免疫、IgG抗体を持っていると言う。重症化防止も進化し、次第に特別な病気ではなくなりつつある。あとは指定感染症の分類を下げて、医療施設への負担を下げるべきだ。そうすれば医療崩壊を防ぐことができる。
これから冬へ入り、インフルエンザとの同時流行を危惧する声がある。しかし、ウイルス同士は干渉する性質があり、同時に感染するケースはほとんどないらしい。ウイルス干渉とは、インフルエンザウイルスに感染すると、新型コロナは感染した粘膜などへ侵入できず、その逆のケースも同じ。
今、日本に必要なのは、ヒステリックで病的な恐れを捨て、冷静に科学的に対応することだ。それだけで、ワクチンなどには頼らず、確実に終息する。
日曜日の新河岸川夕景。久しぶりに夕日を見て、月曜は天候回復すると思ったが、今日も肌寒く午後から雨だ。洗濯物が乾かないのが憂鬱。
先日、無印良品のコオロギせんべいをもらった。薄く軽くてサクッとしていて、エビセンのような香ばしい香りだ。コオロギ感は皆無で、えびせんの風情と味だ。エビカニ類は海の昆虫と呼ばれているくらいだから、昆虫の味がエビに似ているのは当然だろう。材料のコオロギは大量生産しているタイあたりから輸入したものだ。
この夏のニュースで、公園で食用のためにセミを大量に取る者が増え、「食用その他の目的でセミ等を大量捕獲するのはおやめください」の看板が出た。取っていたのは中国人らしい。
長野の友人から「子供の頃はセミを捕まえ焼き鳥みたいに串刺しにして、焼いておやつにした」と聞いたことががある。羽化前の幼虫がことに美味で、甘エビのような味らしい。
余談だが、米国では13年毎や17年毎にセミが大発生する。そのシーズンになるとセミいりのチョコレートなどが発売される。米国でもセミを食べるようだ。
世界人口の激増に牧畜が追いつかず、やがて肉食に対応できなくなる。そこで昆虫食が期待されるようになった。
2013年国連食糧農業機関の報告書によれば、タンパク質1キロを生産するために必要なエサは牛は10キロ、豚は5キロ、鶏は2.5キロ。それに対してコオロギは1.7キロと極めて効率がいい。
必要な水資源は、牛肉タンパク1キロを生産するために水は2万2000リットル、豚は3500リットル、鶏は2300リットル。しかしコオロギは、水4リットルで済む。
排出する地球温暖化ガスは、牛は2.8キロ、豚-1.1キロ、鶏-0.3キロ。対してコオロギは0.1キロと環境にとても優しい。
肉の代わりの魚も漁獲量が減る一方で、水産資源は養殖が主流になる。
問題点は餌だ。餌に同じ水産資源のイワシなどを使っていては解決にはならない。
大豆油かすも使われているが、魚の品質を落とす。
さらに問題なのは、密集して育てると病気が発生しやすく、抗生物質を大量使用が必要となる。
その解決策として、イエバエの幼虫マゴットを餌として使う実証実験が続けられている。
マゴットの提供は日本の昆虫ベンチャーのMUSCA=ムスカ。ムスカが保有するイエバエ養殖の技術は、冷戦時代のソビエトが宇宙開発のために開発した。目標は有人火星探査で、往復4年間のミッションで食料を自給するために、バイオマス・リサイクルに適した動植物をソビエトの科学者が探して、最適だったのがイエバエだった。
イエバエの幼虫マゴットは有機廃棄物から効率的に動物性タンパクを生み出せる。さらに、マゴットの排泄物は肥料として極めて効能が高い。
その後、ソ連が崩壊し、お金に困った研究者がイエバエの技術を売りだし、その技術を買って育てたのがムスカだ。
ムスカは生ごみなどをイエバエに与えて、有機肥料を作っている。同時に、その過程で生まれるハエの幼虫マゴットを養殖魚の餌にする実験が行われている。ハエの幼虫はどのような不潔な環境で育っても、幼虫の体内は無菌状態に保たれている。幼虫が免疫活性化物質を含んでいるからだ。その結果、幼虫を餌に使うと抗生物質がほぼ不要で、魚の成長も4割増しとなる。
昆虫類を直接食べることには抵抗があっても、それで育った魚なら抵抗は少ない。すでに蚕の蛹は粉末にして養殖魚の餌に使われている。蚕の粉末は釣り道具屋でも売られていて、香ばしい美味しそうな香りがする。
ハエの幼虫マゴットは外科治療に使われている。
戦場などで治療できずひどく傷んだ傷口にハエの幼虫がわくことがある。それは悲劇として語られるが、本当は逆だ。幼虫は傷んだ組織だけを食べて健康な組織は食べない。その結果、傷口は浄化されて傷の治りが早くなる。
糖尿病性の壊疽は治療が難しい。壊疽の治療に、壊死した組織だけを医療用マゴットに食べさせる治癒方法がある。その利点は、外科手術で複雑な形状の傷んだ組織だけ取り除くのは難しいが、マゴットは選択して食べてくれて、健康な組織のみ残り、治癒が早まり後遺症も最小限で済む。
御諏訪神社下の土留めの苔。雨が多いせいで見事に密生している。
食肉不足に対して、農林水産省は鹿・イノシシなどの駆除害獣の利用も進めている。
ジビエの利用率は駆除頭数の7パーセントと低い。利用されなかった駆除害獣は焼却処分されている。
ジビエ利用には血抜きを正しく行わないと、強い獣臭さが残り食用は難しい。伝統的な職業猟師は鹿猪は谷川に近い場所でしとめ、すぐに流水に浸けて血抜きを行うほどだ。
農水省はそれらの処理技術を確立して、2025年までに現在の2倍の年間4000トンの食肉利用を目標にしている。
そのシステムが完成したら、ジビエを普通にスーパーで手に入れることができるようになる。私が子供の頃までは、寒くなると山の猟師がリヤカーにイノシシを積んで売りに来ることがあった。母は剛毛が生えたままの肉片を買って、熱湯をかけて剛毛を抜き、イノシシ鍋を作ってくれた。皮付きのイノシシ肉はとても美味しかった。
| 固定リンク
« 激安、A4対応エプソン・スキャン専用機の予想外の実力。撤去されない従軍慰安婦像にドイツ親日の都市伝説を疑う。令和2年10月15日 | トップページ | 段ボール細工でコロナ禍鬱解消に、エコロジーで格安で楽しく、幸せホルモン・セロトニンとオキシトシン分泌。令和2年10月21日 »
「心と体」カテゴリの記事
- コロナ陽性となって起きる不都合と差別。Go Toトラベルの見直しは非科学的。令和2年11月22日(2020.11.22)
- 新型コロナは蔓延しないと終わらない。終息を急ぐあまり、自殺者とシャッター通りを残す愚策は止めてほしい。令和2年11月14日(2020.11.14)
- 上手な嘘と嘘の見抜き方で、営業・企画・宣伝力強化。冷和2年10月29日(2020.10.29)
- 報道の変化に新型コロナ終息が見えた。人口激増に備えての昆虫食。令和2年10月19日(2020.10.19)
- 今日は10回目の母の命日。令和2年7月1日(2020.07.01)