« 報道の変化に新型コロナ終息が見えた。人口激増に備えての昆虫食。令和2年10月19日 | トップページ | 「風の音」シリーズの老いの世界に達し、嫌なことと嫌な人との付き合いを止めた。令和2年10月23日 »

2020年10月21日 (水)

段ボール細工でコロナ禍鬱解消に、エコロジーで格安で楽しく、幸せホルモン・セロトニンとオキシトシン分泌。令和2年10月21日

段ボール細工を楽しんでいる。楽しいと幸せホルモンのセロトニンやオキシトシンが分泌されて元気になる。段ボール細工はコロナ禍鬱の解消にうってつけだ。材料の段ボールはスーパーでタダで手に入れたものだ。廃品の段ボールから、役に立つ箱や道具やアート作品まで、軽く丈夫に作れる。物作りは楽しい。ことに段ボール細工は簡単で、自然な色合いは部屋に馴染み、眺めていて気持ちがいい。

夏に通販で2000円ほどのグルーガンを買った。接着剤の溶融スティクは100本で1000円ほど。グルーガンとは電熱で接着剤のスティクを溶かし、引き金を引くとノズルから溶けた接着剤が吐出され、対象物を素早く接着させる。今は、家具作りから雑貨まで広く使われている。

新グルーガンは郵送する絵を梱包する時に使っただけで、使う機会がなかった。無性に何かを接着したくてたまらない。それで、段ボール細工を始めた。
それまでは道具箱などは木材で作っていた。頑丈な箱ができるが、材料費が高く手間がかかるのが欠点だ。さらに、鋸の音や鋸屑や木屑の処理も厄介だった。
しかし、段ボールはスーパーでタダで貰える。鋸不要で、カッターで自在にカットできる。カットした段ボールはグルーガンで気楽に接着して組み立てた。少々サイズが合わなくても、段ボールを強引に曲げてグルーガンでくっつけた。作業は気楽で素早い。切り屑は軽くゴミ箱に押し込める。段ボール細工は不要になったら、簡単に潰して廃棄できてエコロジーだ。

段ボール細工の長所と欠点は切り口だ。アートとしては切り口を生かすが、道具箱など実用品では、切りっぱなしの鋭い縁で指を切ることがある。そこで、水張り用のクラフト紙のガムテープで補強を兼ねて切り口を覆った。

最初に買ったグルーガンは米国製の「ホットメルト」だった。ニクロム線加熱方式で、接着材のステックが溶けるまで10分ほど要した。スティクの溶融温度も高く、手につくと火傷するので気楽に使えなかった。
新グルーガンの加熱はセラミック式の一般用で、接着力はやや劣るがスティクの溶融温度は低く、手についても火傷しないので使いやすい。

他に、段ボール細工に他に必要なのはカッティングマット 。
1200×900×3mm 15000〜20000円 。620×450×3mm 5000円前後。これは広いほど使いやすい。
カット用のステンレス定規。1m の2000〜3000円の定規があると作業効率が良い。
小回りがきく30cm定規は1000円ほど。

M_3_20201021092301

奥の黒いグルーガンが40年前に買ったプロ仕様の米国製。値段は15000円ほどで、7000円ほど接着ステックを箱買いした。
長年重宝し、20年ほど昔に野外彫刻を作った時は針金のつなぎ目の被覆に使った。
手前黄色のグルーガンが新グルーガン。加熱はセラミックヒーターで、素早く4,5分で接着剤は溶融する。
丸棒状のプラスチックが接着剤で100本で1000円ほど。本体は2000円ほどと昔と比べて格安になった。

使い終わったら、ノズル周りに付着した接着剤を溶けているうちに拭き取っておくこと。
敷いてある白いプラスチック板はテフロン樹脂。耐熱性があり、固着した接着剤が簡単に剥がせる。
300×300×2mmで4000円ほど。
私は、絵の具パレットとして使っていたものを転用した。
今使っている仕事用のテフロン樹脂は、仕事台全面を覆う5mm厚で重く高価だ。

M_5_20201021092301

水張り用のガムテープ。一巻き150円ほどで画材屋で売っている。幅は普通サイズと幅広サイズがあり、両方あると便利。色はカラフルに揃っている。
テープの裏には水溶性の糊が塗布されている。霧吹きで濡らし、平筆で水滴を広げて使う。昔と違い、今のテープは接着力が強く、ストレスなく素早く貼り込める。

M_11_20201021162401
段ボールで難しいのは目に逆らって折り目をつけることだ。
それには簡単な方法がある。
私は大皿の縁を転がすように押し付けて折り目をつける。この方法で好きな角度で折り目をつけることができる。

M_12_20201021170001

段ボールの目に逆らった難しい折り目も、大皿で綺麗に簡単につけることができる。

M_1_20201021092301

プリンター・スキャナーの埃除け。プリンターもスキャナーも埃を嫌うので、段ボールで埃除けを作った。埃除けの上面は平らで、プリント用紙など色々小物を置くことができる。

M_2_20201021092301

埃除けの下辺に受け皿が設けてあるので、上に置いたものをそのままにして立てかけられる。
この構造を木材で作ると複雑で面倒だが、段ボールでは1,2時間でできて、しかも丈夫で軽い。

M_7_20201021092301

A3対応スキャナーの埃除け。上面が平らなので小物などを置ける。四隅に木材で足をつけて埃除け全体を浮かせ、スキャナーに負荷がかからないように工夫した。

M_10_20201021092301

新A4対応エプソン・スキャナーの埃除け。差し込んだままのUSBコードのプラグに負荷がかからないように、内部にストッパーを設けた。スキャナーの受け台はコード類を跨ぐようにコの字形の足をつけ、デイスプレー横に本立てのように置いた。本立て状の受け台は、パンフレットなども一緒に立てられるので便利だ。

M_4_20201021092301

台所用ビニール袋1000枚巻きの縦型ホルダー。1000枚巻きの値段は700円。木材をグルーガンで接着して作った。ビニール袋はカットして、すぐに使えるように段ボールで作った箱に詰めてある。

M_6_20201021092301

ゴミ袋を整理しておく段ボール製トレー。常用している木製トレーにぴったりの大きさの整理トレーが欲しかったが適当な品がない。それで、段ボールで作った。ピッタリと重なるのは気持ちが良い。

M_8_20201021092301

絵皿を描いている。絵皿用の箱はないので段ボールで作った。
昔、箱屋さんに頼んで作った時は15000円かかった。
プロの出来と比べると劣るが、材料費はタダだ。

M_9_20201021092301

小物入れ。この手のものは百円ショップで買える。しかし、手作りでは置き場所ピッタリのサイズが作れて気分が良い。

段ボールの品質。
雑貨や電気製品用の段ボールのほとんどは中国製で、概ね品質は悪い。
日本の食品メーカーや農産品の段ボールはほとんどが国産で、品質は良い。

そのうち、室内に段ボール小屋を建ててみたい。
寒い夜、狭い空間にコタツを置き、ネット映画なんか見ながら過ごしたら楽しそうだ。
リモートワークで家仕事をしている人は、室内に自分専用の部屋を段ボールで作ったら楽しいだろう。広い段ボールは専門店で安く手に入るが、持ち帰りに車が必要だ。
私は絵の梱包などで広い段ボールが必要な時は、スーパーでもらった段ボールをグルーガンでつないで作っている。

Ma_3

Ma_4

Ma_5

Mas

|

« 報道の変化に新型コロナ終息が見えた。人口激増に備えての昆虫食。令和2年10月19日 | トップページ | 「風の音」シリーズの老いの世界に達し、嫌なことと嫌な人との付き合いを止めた。令和2年10月23日 »

趣味」カテゴリの記事