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2020年10月15日 (木)

激安、A4対応エプソン・スキャン専用機の予想外の実力。撤去されない従軍慰安婦像にドイツ親日の都市伝説を疑う。令和2年10月15日

以下の経緯で、激安のA4対応のエプソン・スキャナーを買うに至った。
夏前に、価格ドットコムのトップにあった、他社のA3対応スキャナーを4万ほどでで買った。12万ほどするA3対応のエプソンの機種と比べると大変な激安だ。私の絵はB3のボードに描くことが多く、A3対応なら2分割スキャンで済み、データ化が楽だと期待した。
しかし、スキャンした画像は再現性が悪く、黄色が赤茶に傾いていた。さらに、マチエールはぼやけ、気持ち悪くヌメッとしていた。

試しに、20年前にスキャンしたエプソンの画像データと比較してみると、A3対応のスキャナーの画像は、面相筆のタッチが切れ味悪くボケている。元々、この機種は電子図書への自炊用で色調のズレは問題にならず、高評価を得ていたようだ。しかし、作品の画像保存が目的の私にはまずい。だが、12万のエプソンのA3対応のスキャナーを買うゆとりはない。

悩んだ末、新たにエプソンのA4対応スキャナー専用機を買うことにした。調べてみると9000円台だ。その値段ならダメ元で買える。早速、池袋のビックパソコン館へ出かけて買って来た。値段は9800円。10パーセントのポイントがつくので、実質9000円を切る激安だった。

早速セッティングし、昔の絵をスキャンしてみた。この作品はセピアを主調にしていてスキャンが難しい。しかし、このスキャナーは激安にも関わらずプロフェッショナルモード付いている。この機能があるとソフトが勝手に色調整をしないので、ストレートな画像データが得られる。もし色調調整をしたければ、好きなように詳細に可能だ。

B3サイズの絵を4分割してスキャンしてみた。4枚の画像間の色味はぶれる事なく正確に読み取られれ、Photoshop で繋ぐのはとても楽だった。ちなみに、20年前に買った古いエプソン・スキャナでは、明度が5ポイントほど違っているのが普通だった。この機種での色調ズレはほとんどなく、最大1ポイントの調整で済んだ。

下画像が、9800円で買ったA4対応エプソン・スキャナの画像だ。
分割画像で問題になるのは空などのフラットな色調部分だが、完璧に繋がっている。

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「風の音」導入部の絵。15年前、老いた自分はこうありたいと想像しながら描いた。
今、その年齢に達して眺めると、しみじみとした感慨を覚える。

M_2_20201015022001

絵の中央を拡大したもの。
面相筆の細かな筆跡は切れ味よく再現されている。

M_3_20201015022001

デイスプレーに立てかけてある白い機器が9800円のエプソン・スキャナ。
ノートパソコンほどの大きさで、軽くて使いやすい。
近年、これほどコスパの良い、最高の買い物はなかった。

新製品の注意点は、USB電源なのでパソコン本体に繋がないと供給電力不足のために誤作動を起こす。私は電源付き7ハブを使っているので、問題はなかった。もう一つの問題点は、今年からMacが48ビット以上へのサービスを止めたので、厳格な色調を求める高度な印刷原稿の場合は注意が必要だ。Windowsの対応はよくわからない。

このエプソンA4対応スキャナと先述したA3対応スキャナと比較をすると、色調整が殆ど不要な分、4分割しても画像を繋ぐ作業時間はとても短い。

ちなみに、すでに使っているA3プリント対応のエプソン・プリンターはA4スキャナ付きの複合機だ。付属のスキャナーの機械的性能は激安スキャナとほぼ同じだ。ただし、プロフェッショナルモードがなく、読み取った画像を付属ソフトが勝手に自動処理して派手な画像データしか得られない。しかし、それはそれで一般向けには便利な機能だ。

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ドイツ人は本当は日本を嫌っている。もちろん、親日のドイツ人はたくさんいる。知人の在日ドイツ人たちがそうで、極めてフレンドリーだ。彼らは堅物で融通が利かないイメージからは程遠いラテン気質だ。それは彼らが、イタリアに近い南ドイツ出身だからなのかもしれない。

「ドイツは親日」の都市伝説生まれたのは第二次大戦での日独伊同盟以降のものだ。それ以前の多くの旧日本軍人たちは英国との親和性が高く、中国戦線の拡大下、対戦国に軍事援助を続けるドイツへの不信感があった。
一方ドイツ側にも、日ソ不可侵条約を結んだ日本への不信感があった。この不可侵条約のおかげでソ連は東の守りに気を使うことなく、全面的にドイツと対峙することができた。もし、日本が日ソ不可侵条約を締結していなかったら、日本が真珠湾奇襲をすることはなく、世界情勢は大きく変わったかもしれない。

ドイツは、第一次世界大戦で青島や南方諸国の権益を日本に奪われ、第二次世界大戦後は自動車や工作機械などで日本に肉薄され、心の底に熾火のように敵愾心を持続していた。だから、日本に対する仲間意識は元々希薄だった。

ドイツは戦後、徹底的にナチスの残党を追い詰めて厳しく罰した。それができたのは、ナチスドイツは自分たちとは全く違う異分子だとの思い込みがあったからだ。だから、日本はナチスと同罪なのに、反省しない下劣な民族との思い込みが今も彼らの間にはある。ドイツ人の多くは、天皇陛下はヒットラーに相当し、旧日本軍はナチスと同じだと思い込んでいる。

しかし、ナチスは民主的な選挙で生まれた政党で、当時のドイツ国民から熱狂的に支持されていた。
「帰って来たヒットラー」は5年前にドイツで制作された映画だ。それは、ドキュメンタリーとSFを合成したような不思議な映画だ。筋書きは、自殺したはずのヒットラーが、突然に現代に蘇り、巧みに民心を掴んでメディアの寵児になる・・と言ったものだ。

映画に、ヒットラーに扮した役者がオープンカーでベルリン市内を行くシーンがあった。その時、多くの現実の市民たちが彼に対して、ナチス式の片手を上げる敬礼をしていた。その敬礼は違法行為で厳しく禁じられているはずだが、実際は、それで罰せられることはほとんどない。

ヒットラー役が、市民たちに移民問題などを問いかけるシーンもあった。市民たちは口汚く移民たちを罵り、人道ばかり口にするメルケル政権への不満を口にしていた。その移民をテーマにした語りかけは、実に細かく作り込まれていて、ヒットラー役の技量はとても高かった。この映画を見ると、ドイツ人が心底ナチスを嫌悪し反省している、との日本人の思い込みは都市伝説に近い。

そのようなドイツ人心理を利用して、在独韓国人活動家たちはベルリンの公園に従軍慰安婦像を建てた。
ベルリンの当局が活動家の理不尽な要求をすんなり受け入れたのは「日本もナチスと同じことをしたのに平気な顔をしている」とのドイツ人の思い込みがあったからだ。
当然、日本政府は強い抗議をして、慰安婦像は一旦撤去することに決まった。私はドイツ人たちが、すんなり撤去を決めたことにとても驚いた。しかし案の定、韓国側からは激しい抗議と執拗な虚偽の主張が繰り返され、撤去は一時保留に変更されてしまった。ドイツの裁判所は、日韓は話し合って解決するように、と指示した。その経緯を耳にしながら、話し合いで解決など天地がひっくり返ってもできるはずがない、と虚しさを覚えた。

ドイツには炭鉱労働者などとして移り住んだ韓国系ドイツ人が多く住んでいる。彼らは日常的に反日運動を繰り返し、ドイツ人の反日感情を巧みに利用している。加えて、ドイツには、反日に関して韓国中国と同調する気分が根強くある。殊に中国はドイツの最大の貿易相手国で、ドイツ国民の多くは伝統的に親中だ。
一方日本人には、ドイツ人はナチスの罪状を自ら厳しく断罪する崇高な国民だ、との誤解がある。さらに、日本と一緒に戦った友軍との都市伝説が誤解に拍車をかけている。

「日本人はナチスのように20万の無垢な朝鮮の女性たちを犯しホロコーストした」「日本は朝鮮半島から富を搾取し、朝鮮民族を極貧に追い込んだ」「日本に賠償金を拒否されながら、朝鮮人は独力で世界が驚く奇跡の発展を遂げた」
そのような在独韓国人活動家たちのプロパガンダに、ナチスを後ろめたく思っていたドイツ人の多くは喜んで飛びついた。捏造された日本の蛮行はドイツ人たちにとって、甘い免罪符になった。
あまり知られていないが、ドイツ軍は大量の慰安婦を占領地で強制徴用し、彼女たちは証拠隠滅のために処分されている。戦後賠償はユダヤ人たちに対してだけ行われ、ドイツが占領した国への賠償はなされていない。それらの点でも、日本の対応は良心的だ。

民族対立は不幸しか生まない。日本にはすでに非公式を含めて200万の在日外国人が暮らしている。赤羽では、場所によっては5人に1人が在日外国人だ。「日本の未来のために移民を受け入れよ」との企業家たちの大合唱はすでに過去のものだ。今や日本は世界4位の移民大国だ。北赤羽駅近くに新装開店したローソンでは、働いている全てはバングラデッシュ人だ。

違う国籍の人たちが集まれば、混ざり溶け合うことなく対立が生まれる。欧州でのテロやナチズムの勃興の陰に移民問題がある。日本にとってそれは他人事ではない。
さらに朝鮮半島から捏造された日本の罪が世界へ発信され、米国では少数派の日系の子供達が、多数派の中国韓国の子供たちからいじめを受けている。

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