コロナ陽性となって起きる不都合と差別。Go Toトラベルの見直しは非科学的。令和2年11月22日
疫学史上ありえない、実験室レベルの厳しい検査体制が世界規模でとられ、コロナ禍を招いている。陽性者の8割は感染力がない。残り2割も、感染前日と感染後7日間だけにしか感染力はない。検出したコロナウイルスも、土着コロナウイルスを誤って検出しているかもしれない。それらをトータルすると精度は7割ほどだ。
日本でコロナ禍を増幅させているものにコロナ差別がある。
例えば地方都市で、新型コロナを疑われPCR検査を指示されたとする。検査を受ける病院は保健所などに指定される。たとえ住まいのすぐ近くに検査ができる大病院があっても、そこで検査を受けられるとは限らない。指定検査所へは公共交通機関を利用することはできない。自分の車で行くか、車がなければ防護服ドライバー運転の車が保健所から手配される。その時、迎えに来てもらう場所を住まいから離れている人通りの少ない場所に設定しないと、近所に濃厚接触者であることが知れ渡る。被害者が犯罪者のようにコソコソ振舞わなければならないのは理不尽だ。
検査のあと、被験者は自宅に帰され連絡を待つ。
2,3日後、陽性とわかれば、防護服の一団がやってきて、陽性者は車へ乗せられ隔離病棟へ運ばれて行く。
異様な防護服一団が現れれば町内に知れ渡り、その日からその家族は差別にさらされることになる。家族の出社、登校、登園、通所拒否などはまだ穏やかなケースだ。最悪では、玄関に「すぐに町を出て行け」の張り紙。ガラス窓への投石。電話での嫌がらせ。子供達の学校でのいじめ。もし、小さなスーパーや飲食店を経営していたら、経営は一瞬で悪化し倒産に至る。
もし陰性と判明しても、自宅に2週間閉じ込められる。たとえ一人暮らしでも、買い物へは行けない。希望すれば、インスタントラーメーやスナック菓子など、糖質・脂質中心の劣悪な食品が段ボールで送られてくる。さらに、その間の仕事の休業保証はない。
そのような対応が嫌で、最近は検査指示された人の1,2割が拒否するようになった。都議会では拒否者に対し5万ほどの罰金を検討している。罰則を設けるなら、手厚い保障もすべきだ。
コロナ差別はそれで終わらない。
周辺の住人や通っている会社、学校の同級生や教師たちは濃厚接触者として半ば強制的に検査を受ける。その結果、クラスター発生となれば上記と同じコロナ差別が広がって行く。
国民が本当に恐れているのは、病気そのものではない。
コロナ差別と過剰で無配慮な隔離措置だ。
その現実に対して、無症状でも陽性者はウイルスを拡散し、数ヶ月後にハゲる後遺症が起きることがあると脅している。ウイルス拡散防止は理解できるが、ハゲの後遺症については治療法がない。時として起きるハゲの後遺症は検査を受けようと受けまいと同じだ。
政府はコロナを過剰に煽って国民を不安に陥れたマスコミに対し厳しく注意すべきだ。そして、誰でも隔離生活を安心して受け入れられるようにきめ細かく配慮すべきだ。
新型コロナは欧米と比べ日本では軽微に推移し、感染力もさほど強くはない。
40歳以下なら、ほとんど重症化せず死にもしない。
コロナ禍が経済を脅かすほどに肥大化してしまったのは、コロナ対策の特別措置法によるものだ。
朝から晩までコロナ関連の放送ばかり。
街へ出れはマスクだらけ。
そのように恐怖を煽られることで国民は洗脳され、コロナ禍を招いてしまった。
日本国民のほとんどは国の指針を真面目に守っている。欧米のようなロックダウンは日本には必要ないことが、統計で判明している。忍耐は限度を超え、10月から自殺者が急増している。問題なのは、マスコミ、医療関係の一部、政府の冷静さを失った非科学的な恐怖の煽りだ。
マスコミと一部医療関係者と政府の一部が、経済と人の命を危うくしている。
PCR検査を増やしても完璧ではない。
無料無制限に検査を誰でも受けられるニューヨークでは一旦終息に向かった。それをPCR検査の成果だと、テレ朝などは連日ワイドショーで発信し続けていた。しかし、秋が深まるにつれ陽性者は激増し、学校休校と飲食店の営業停止と市民生活の制限が発令された。それは、PCR検査が新型コロナ終息に対して絶対的な予防法ではないことを示している。
ウイルス専門家によると、PCR検査による陰性証明の効果は3日間だけだ。3日すぎると再感染する可能性があり、再検査が必要となる。それでは、PCR検査を月に10回受けなければ完全でない。検査一回の費用が2万円なら、一人月に20万、1家族4人なら毎月80万円が必要だ。それなら各家庭に毎月80万円支給して、仕事を休ませたほうが終息にも経済にも効果は大きい。
マスコミや一部医療関係者が考えているコロナ対策は、陽性者を0にすれば終息するとのマイナス思考ばかりだ。それは交通事故防止のために車をなくせと言っているのと同じだ。
車をなくせば交通事故はなくなる。しかし、それが不可能なことを国民は知っている。だから「交通事故をなくすために車を0にしろ」とは誰も言わない。昔は、ビールを1,2杯飲んで「自分は酒に強いから」と平気で運転するものが普通にいた。今、そのような無茶を言う者は稀だ。そのように一人一人が安全運転しようと心がけた結果、近年、交通事故は激減した。
コロナも同じだ。全国に蔓延したコロナウイルスとは共存するほかない。
ウイルスに軽く暴露され続けることで免疫が刺激され、生ワクチン効果が生まれる。終息への自然な対策は、地道に一人一人が気をつけることだ。大勢での食事での談笑、大騒ぎをやめる。人混みではマスクをして人にうつさない。その原則を守るだけで蔓延は止まり終息する。
現実を、冷静に見つめてほしい。
日本では、新型コロナによって死亡率は増えていない。
コロナ死者のカウントにも問題がある。例えば無症状の陽性者が心臓病・脳梗塞・がんなどで亡くなっても、コロナ死に加えられている。
深刻なのは、コロナ禍によって病院受診者が減って、治る病気が手遅れになっていることだ。
老人医療も、外出自粛による運動不足で認知症や寝たっきりが増加している。
私は10年前まで母の在宅介護をしていた。
もし、今も母が生きていたら、大変なストレスに晒されていただろう。
PCR検査の精度は国によって大きく違う。
新型コロナを克服している台湾では、新型コロナのRNAの増幅度は35回。
対して日本では40〜45回。実際は日本人検査技師の完全主義により、多くの検査機関は45回を採用しているようだ。
わかりやすく説明すると、日本の精度は台湾の制度の2の10乗倍だ。
台湾の陰性者の一部は、日本で検査すると陽性と診断され、即、隔離されてしまう。
日本の厳しい検査精度では、検体に1個の死んだ新型コロナウイルスの破片が含まれていても検出してしまう。
京大の宮沢氏などウイルス専門家によると、喉鼻の粘膜を採取した綿棒を試験管に運ぶ間に空気中のウイルスが付着して、陽性と判断してしまうことがある。
感染を防ぐ適切な精度は台湾より緩い25回で十分だ。
大雑把に言うと、都会での三密状況での賑やかな会話で飛び散る微細な飛沫1万個に対して、飛沫1個にコロナウイルスが含まれている。それは普通に漂っている飛沫を1億5千万個吸い込むことで、ようやく感染に必要なウイルス量に達する。実際は人が排出する1億5千万個の飛沫を吸い込むことは容易ではない。それには、密閉し汚れた部屋で長時間過ごす必要がある。今ほど清潔に努めている世間では、そのような密室は滅多にない。だから、防止策を守っている人を感染させることはとても難しい。
世界各国は厳しすぎる基準で、陽性者を自ら激増させて大騒ぎしている。感染の厳しさは重症者と死者数で判断すべきだ。今猛威を振るっている欧米でさえ、死亡率は下がっている。ウイルスは弱毒性に変われば感染力を増す。今、増えているのは陽性者であって、発症者ではない。風邪予防と同じく、熱と疲労感があったら暖かくして休むことだ。それだけで発症者は減る。
PCR検査は究極の新型コロナ診断方法ではない。
この検査の精度は70パーセントだ。
感染していてもウイルスが喉鼻の粘膜にいるとは限らない。
逆に、ウイルスがいても感染していないことがある。
さらに、新型コロナではない、土着型のコロナウイルスを検出している可能性がある。
粘膜に何らかのウイルスがいるいないを調べる方法として優れているだけだ。
抗体検査など、複数の診断をしないと正確には分からない。
医療崩壊の原因は、軽症・無症状者が大多数なのに、指定感染症の上から二番目の2類に分類されているからだ。
2類分類により、感染させる恐れがない者まで厳重に隔離されている。
それを最下位のインフルエンザ並みの5類に下げれば、入院隔離は不要になり、医療逼迫は解消される。新型コロナウイルスが消えることはない。これから先も長く付き合っていかなければならないウイルスなのに、なぜこのような愚かなことが起きているのか。
第一の原因は、"8割おじさん"と呼ばれたような恐怖をいたずらに煽る、全体を見通さない一部医療専門家の判断ミスだ。
それに悪乗りしたマスコミの煽り。安全第一の高額年金生活者の老人たちや豊かな階層の自己中な抗議。有効な策を考えず責任回避しようとする役人たち。それに世論を気にする政府の誤った判断の結果だ。
Go Toトラベルが見直されている。
Go Toトラベルが感染拡大の原因との決めつけは、科学的な調査によるものではない。
実際には、多くの旅行者も観光業者も細心の注意を払っていて、京都などの観光地での感染爆発は起きていない。むしろ、観光・飲食業などの経済落ち込みは大きく、派生した困窮によって自殺者は急増している。陽性者増加は寒さと乾燥による季節的なもので、Go Toトラベルをやめたとしても結果は大差ない。Go Toトラベル反対の人たちは国民生活は眼中になく、その根底に政治的意図を強く感じる。それはGo Toトラベルを生贄にした魔女狩りのようなものだ。
米国で発表された新ワクチンに期待する向きもあるが、後遺症など不透明な部分が残っている。
軽症者が多く死者も極めて少ない40歳以下は受けない方が安全との説がある。
安価で優れた対応は一人一人が体調に気配りすることだ。
風邪気味だったら休む。風邪薬を飲みながら働くのはやめる。それだけで自然終息する。
PCR検査は基礎疾患を持つハイリスク患者や老人などに限定すべきだ。
日本では費用対効果が悪い。
一人一人が健康生活を守ることが、コロナ禍終息への確実な道だ。
夕富士。
数日前の夕日は富士山頂と重なった。
日暮れは4時半。
これから冬至の12月22日まで、日に日に日の入りは早くなる。
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