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2020年12月30日 (水)

年の暮れ。ソロキャンプと、新型コロナ・東京変異種と、新作絵皿の納品。令和2年12月30日

コロナ疲れがある。寒くて眠れない夜はソロキャンプや焚き火を思い浮かべる。テントも良いが、小さくて簡素な小屋なら更に良い。外は雪か寒い雨。狭い空間で、ぬくぬくと寝袋で寝ている自分を想像すると、何故かとても安らぐ。
それで最近、延々と「ソロキャンプ」の動画を見ている。ただし、日本の動画はキャンプ用品の宣伝を兼ねているものが多くてつまらない。しかし、米国の動画はカナダ・アラスカの雄大な自然での原始的なキャンプで素晴らしい。持参する道具は、斧・ナイフ・組み立て式の鋸などとシンプルなものばかりだ。まず、無尽蔵な木材で小さな小屋を建て、炉を設えて食事を作る。屋根には、倒木の木皮や、豊富な苔を使う。草地があれば枯れ草をベットや壁、屋根葺きに使う。

米国やカナダでは、大型犬を同伴しているキャンパーが多い。ワンコは設営には役にたたないが、傍にいるだけで可愛くて安らぐ。
彼らの食材は肉と玉ねぎくらいで、美味しそうに見えない。もし、キャンプ地近くに湖や川があれば、弓矢でカモを狩猟したり、釣りをしたりして、食事は豊かになる。米国人でもラテン系は、ワインやチーズや多彩な香辛料を持参していて、料理は豊かだ。キャンプ料理では、日本のソロキャンプの方が食材が豊富で、圧倒的に美味しそうだ。

多くのキャンパーが、北欧製の取っ手に独特の二つ穴がある木製マグカップを使っている。私も手に入れて、外でコーヒーを飲む時にそれを使ってみたい。
今、傍のテレビで、NHKの「72時間」のベスト10を選んで放映している。今の時間は第5位の栃木の屋台コーヒーだ。野外の寒い空間が好まれるのは、ソロキャンプに合い通じるところがある。
第6位は宮崎の「ナゾの巨大魚を追え」だった。その番組で157cmの超大物のオオニベを釣ったのは鹿児島から来た21歳の青年だった。番組始めに青年は「竿を振らないと釣れないわけで・・」と、哲学的に話していた。その朴訥な青年に幸運を授けた神様は奥が深い。ちなみにオオニベ(グチ)は食べても美味しい高級魚である。

キャンプだけでなく、日常生活でも日本人の食材は豊富だ。
アメリカ人や中国人と比べて、日本人の腸内ビフィズス菌は20倍ほど多く、免疫力が強いらしい。コロナ発症が少ないのも、多彩な発酵食品による腸内細菌のおかげだ。殊にコロナ禍の今は、欧米で納豆が高く評価されている。最近、コロナは血管を傷つける病気だと分かって来た。だから、血栓を防ぐ納豆食は理にかなっている。

日本でのコロナ死は3000人を突破した。ただし、ガンや血管系疾患などの他疾患や事故で死亡しても、CTR検査で陽性だったらコロナ死に加えられる。だからコロナ死の実数は3000人よりかなり少ないはずだ。昨年、インフル患者は1000万を越え、インフル死者は3575人だった。今年のインフル患者は600分の1と激減し、インフルによる死者は数人だろう。それらを総合すると、コロナ禍なのに日本の総死亡者数は例年より減少し、皮肉にも人口は自然増に転換している。その現実を無視して、パンデミックと呼ぶことに違和感を覚える。

日本のコロナ禍は、政府とマスコミが起こした人災だ。
日本の医療逼迫は公立病院が少ないことが原因だ。
ベット・医師・看護師の絶対数は逼迫していない。
仮に民間病院が公的支援を受けてコロナ患者を受け入れたとしても、コロナ差別により一般患者が離れ、コロナ後の経営は成り立たなくなる。マスコミの煽りで生まれたコロナ差別は深刻だ。風評による医療崩壊を防ぐために、マスコミは煽りを自重してほしい。コロナ差別がある限り、政府がどんなに支援しても医療逼迫の危険水域から脱出できない。

このところ、東京での陽性者数が増加し続けている。ウイルス学者によると、東京変異種が生まれている可能性が大きい。もし事実なら、陽性者数が落ち着き始めた北海道など地方で、再増加が起きるはずだ。
ただし、ウイルスは変異する都度、弱毒化するのが普通だ。もし東京変異種が生まれていたとしても、1月にピークアウトし、気温と湿度が高くなるに従い収束するはずだ。
新型コロナは、普通のインフルより後遺症が多いが、日本では経済を止めなければならないほど深刻ではない。ちなみに、人口100万人あたりの死者数は、アメリカ-50人、フランス-40人。ドイツ-36人。日本-2人。日本の医療崩壊は、風評被害と医療システム上のもので、民間病院がコロナ患者を受け入れられるように保証すれば解決する。

今の陽性者増は気温と湿度低下が原因だ。殊に湿度は免疫に与える影響が大きい。喉や気管でのバリア機能は、湿度10%になると線毛は殆ど機能を失い病原菌などの異物を排除できなくなる。湿度50%では気道表面の組織の修復が正常に戻る。湿度40〜60%が理想で、喉や気道の線毛機能が正常に保ててコロナ防止に役立つ。
我が家では洗濯物は部屋干ししている。それだけで、湿度は10パーセント上昇する。

京都大学ウイルス学者・宮沢孝幸准教授 による100分の1コロナ予防方法。
マスクなしで大声で話さない。
手洗いを頻繁にして、汚れた手指で目・鼻・口に触れない。
以上を厳守するだけで、体に付着したり吸い込むコロナウイルス量は100分の1に減少する。宮沢氏はそれを「100分の1予防法」と呼んでいるが、その簡単なことを実行すれば、コロナに感染しない。

健康科学研究所所長 大阪市立大学医学部・井上正康名誉教授によると、日本と英国のPCR検査は鋭敏すぎて、感染させる恐れがない偽陽性者まで拾い上げ、医療を逼迫させている。台湾の検体の増幅数は30サイクル。対して日本は40サイクル。疫学的には台湾方式で十分で、30サイクルに増幅数を抑えるだけで日本の陽性者は激減する。もう一つの医療崩壊を防ぐ方法は、指定感染症2類を5類のインフルエンザ並みに落とすことだ。安倍総理も辞任前にそれを言っていたが、管政権は触れようとしない。

老人の外出を控えさせようとするメッセージは、体力と免疫力を低下させてしまう。
程よく外出して、様々な雑菌に触れることで老人の健康は保たれる。

救世主と思われている遺伝子ワクチンにも問題がある。
今回の遺伝子工学で作られたワクチンは、元々家畜に使われて来たもので、余命が長い人間での長期影響はよくわかっていない。悪影響を残す可能性にADE=抗体依存性免疫増強がある。新ワクチンは将来、人体内で悪玉抗体を作る免疫異常を不可逆的に起こす可能性がある。
遺伝子組み換えの小麦などを、環境保護団体は反対してきた。それは人為的に作られた食物の遺伝子が人の細胞核に入り込み、問題を起こすことを危惧したからだ。
今回の新ワクチンでは、遺伝子組み換え食品とは違い、直接、新型コロナのRNAを体内に入れる。新型コロナのRNAが体内でDNAに複写され、細胞核に侵入して遺伝子に組み込まれた例が報告されている。それが将来、どのような害悪をもたらすか、よく分かっていない。もし悪影響があるなら極めて深刻で、それを理由に新ワクチンを打たない医学者は多い。だから日本は、のんびり欧米の新ワクチン接種者の経緯を見てから、実施するのが賢明だ。これまでも、サーズ、マーズ、エイズなどの遺伝子ワクチン開発が進められたが、ADE=抗体依存性免疫増強を理由に、それらの開発は中止されている。

クリスマス前に注文作品を納品した。

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始めはアリスのウサギを描いていたが、気分が乗らなかった。
それで、シンプルな野ウサギに描き変えた。
絵皿素材は海外産の桐に似た軽い木材。
30年前、日暮里のロクロ屋さんに作ってもらった。
表裏にキャンバスが貼り込んであるので、とても丈夫だ。

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上野公園のスターバックス。
店内に入らず、オープンスペースで、絵皿の注文主とカフェラテを飲んだ。
この場所は広々として、実に気持ちが良い。
写真に写っているように、テーブルごとに傘型の遠赤外線ストーブが置いてあるので、外でも寒くない。
上野公園は、異次元の紅葉の美しさだった。公園は改装によって、上野駅公園口前の道路はなくなり、直接、公園と繋がった。

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夕暮れの不忍池弁天堂。
枯れたハスが美しかった。

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少し早い初詣代わりに、弁天堂にお参りした。
今年は台風が上陸しなかったので、紅葉がとても美しい。

先日の「NHKスペシャル・患者が命を終えたい、と言ったとき」は重すぎて見るのを敬遠していた。しかし、他の番組がつまらなすぎるので、チャンネルを合わせた。
今年7月、京都のALS女性患者に対する嘱託殺人の疑いで、患者がSNSを通じて知り合った2人の医師が逮捕された。番組はそれを元に、難病・ALALS患者で「命を終えたい」と訴える患者や、末期癌の患者に向き合っている医師たちを長期記録したものだ。
この番組で「鎮静」との医療用語を知った。痛みや苦しみを薬物で強力に取る終末医療で、それを最後に命を終える。昔、肺がん末期だった知人も、容貌が変わるほどの苦しみを見るに忍びなかった家族の要請で医師は「鎮静」を施され、静かな死を迎えた。

次第に筋力が衰えていくALS患者は、自発呼吸ができなくなると気管切開して人工呼吸器が装着される。そうなると、言葉が発せられなくなるので、眼球の動きで言葉を伝える。最後は眼球の動きもままにならなくなり、外部との繋がりは全て断たれることになる。それは孤独で想像を絶する苦しみだ。だから、人工呼吸器の装着を拒否して、死を早めるALS患者は多い。

「幸いにも」の言葉は適切ではないが、番組に記録されていた末期がん患者の一人は、鎮静を受けずに自然死した。
しかし、もう一人の71歳のがん患者は、昼夜休みなく続く堪え難い激痛に苦しみ、最期は自ら鎮静を望んで、静かに逝った。
人工呼吸器を装着するかどうか悩んでいたALS患者は、医師の説得を受け入れて装着した。
しかし次は、胃瘻をするかどうかで悩むだろう。

呼吸機能がじわじわと弱っていくのは苦しい。呼吸器を受け入れることは理解できるが、胃瘻によって生き永らえるのは更に辛い。しかし、絶食による死は自然死に近く、違和感はない。老衰による死は理想的と言われている。老衰の死因は栄養を取れなくなるからで、餓死に近い。欧米では、老人の胃瘻・人工呼吸器は基本的人権を犯すもので、通常はなされない。日本の医療制度は自然に逆らう異常なものだ。

70代後半に入って、年々、近づいてくる死の足音を間近に感じている。
先日、一年ぶりに東京郊外に住む友人を訪ねた。
「死ぬことばかりとか、生きていることばかりを考える人生は間違っている。生と死をバランスよく生きるのが良い」
そのようなことを、友人夫婦と食事をしながらしみじみと会話した。
多くを語らなくても、気持ちが通じる古い友人はありがたいものだ。

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