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2021年6月28日 (月)

ワクチン接種対応様々。劇団四季・アナと雪の女王を観た。2021年6月28日

会社経営をしている友人が、新型コロナワクチン接種を受ける受けないで悩んでいる。
彼の父親は医学部教授だった。そして、兄弟親戚も医師をしている家系で、合理的な医学知識はある。彼は仕事上、人と会う機会が多く、ワクチン接種を受けたいと思っている。しかし、夫人は熱心な自然主義者で「体に入ったRNAはDNAに悪影響がある」と信じて猛反対している。彼は"糟糠の妻"を真っ向から否定できないで悩んでいる。mRNAワクチンは極低温で保管しなければならないのは、壊れやすく不安定だからだ。RNAは体内に入って免疫を作るとすぐに壊れてしまう。
全てのワクチンに当てはまることだが、害より益の方が多いから使われている。それが世界の認識だ。

それに関して、最近、以下のようなデータが発表された。
米国・CDC=疾病対策センターの分析では、5月に新型コロナで死亡した1万8000人以上のうち、ワクチン接種を完了していた人は150人ほどだけで、99%以上の死者低減の効果があった。また、5月の時点で、ワクチン接種者の99.9%はコロナに感染していない。

京大・ウイルス再生医科学研究所・古瀬祐気准教授の予測では、危惧されている第5波が起きる起きないは、オリンピックとはほぼ無関係なようだ。今、感染者が増加しているのは、未接種の若年層が感染して、無症状のまま家庭に持ち込んで感染を広げているからだ。若年層のワクチン接種が増えれば、感染は縮小する。
殊に、インド株は若年層も感染しやすいので、ワクチン接種の若者への普及は必須だ。
これから秋にかけて、ワクチン接種が進めば、感染しても発症しにくい、普通の風邪に変化する可能性が大きい。
1日150万人のワクチン接種が進んでいる。
オリンピックのあるなしに関係なく感染は落ち着き、世論は変化するだろう。
現実に、ワクチン接種が進んでいる高齢者の、重症者と死者は減少している。

しかし、友人夫妻のように、行きすぎた自然主義がワクチン接種の壁になっている。
最近、ワクチンの冷凍庫のコンセントが外れる事故が連発して、数多くのワクチンが廃棄された。「なんと迂闊な」と単純ミスに怒りを覚えたが、実情は違っていた。管理者はコンセントが外れないように粘着テープで固定していたのに、外れていた。
ネット上には「冷凍庫のコンセントを抜こう」との呼びかけが飛び交っている。
冷凍庫の故障も多く、大切なワクチンが多く破棄されている。
それらが、ワクチン反対派によるテロだとしたら、憂慮すべき事態だ。

コロナ禍に突入して、すでに500日。
随分、時間を無駄にしてしまった。
75歳を過ぎると、老いに加速度がつく。半年前までできたことが、できなくなることは珍しくない。80歳を過ぎるともっと衰えは加速する。我々の1年は若者の3年以上の価値がある。
「この一年、一度も電車に乗っていない」
同年齢の知人たちからよく聞く言葉だ。

先日は劇団四季の「アナと雪の女王」の招待日だった。
上演する四季劇場「春」は竹芝桟橋近くにある。
その日は早めに出かけた。
短い距離だが、あえて新橋からユリカモメに乗った。
車内は空席だらけで、私の前に、地方から上京したらしい家族連れが1組いただけだった。

竹芝桟橋からレインボーブリッジやお台場を眺めた。
四季劇場は去年11月「オペラ座の怪人」に来て以来だ。
劇場は桟橋近くにある。
劇場近くの、海が見えるレストランのオープン席は満席だった。
コーヒーを飲みながら、隣の浜離宮や遊覧船を眺めた。
久しぶりに、伸びやかで贅沢な時間だった。
開演までの1時間はあっという間に過ぎた。

劇場は招待客で満席だった。
ブロードウェーでの「Frozen=アナと雪の女王」公演は新型コロナウイルス感染拡大によって終了している。だから、世界で公演しているのは劇団四季だけだ。ブロードウェー版のクリストフ役はポリコレにより黒人が演じたようだ。その点、ポリコレが厳しくない日本では、公演しやすいだろう。
自由に創作すべきアートの世界に、政治思想を持ち込むべきではない。
すでにポリコレの目的は変異し、ポリコレ全体主義として、新たな思想弾圧が生まれている。この状況では、これからの米国から名作は生まれそうにない。今、米国では、歴史的な名作、例えば「風と共に去りぬ」などが上演できなくなっている。
ポリコレ=ポリティカル・コレクトネスとは、社会の特定層に不快感や不利益を与えないよな政策、対策を表す言葉。

アナとエルサ役は大柄な米国人より、劇団四季の小柄な日本人出演者の方が違和感がなくて可愛い。アニメ版の主題歌も、世界的に日本人の歌声が一番可愛くて魅力的だと評判だった。
大ヒットしたアニメ版を舞台に移す苦労は多かったはずだ。ネタバレになるので具体的には記せないが、あっと驚くような演出が随所にあり、アニメ版にはない楽しさがあった。
やはり生の舞台は、一体感があって楽しい。
コロナ禍の閉塞感の中で、一時、華やかさに浸ることができた。
劇団の旧知の方に会えたのも楽しかった。

ところで、昔、劇団四季と親密な関係にあった電通が本社ビルを3000億で売却の予定だ。テレワークにより今の広いスペースが不要になったから、が建前だが、去年被った1500億を超す赤字が主因だろう。

故浅利慶太氏と共に劇団四季を躍進させた電通のCD、T氏と親しかった。T氏は早期退社されたが、現役の頃に本社によく遊びに行った。聖路加タワーに電通本社があった頃が全盛期だったかもしれない。その後、今の汐留に移ってからは、陰りを感じるようになった。売却予定の本社ビルは幾度か仕事の打ち合わせで訪れている。とても立派な内装で、異次元の世界だった。時代の移り変わりを強く感じる。

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昨日、散歩コースの病院庭には夏草が生い茂っていた。
ベンチで休むと、無数のヤブ蚊が襲撃してきた。
今の時期のヤブ蚊は単純で、「人だ人だ」と夢中なってむしゃぶりつく。
だから、簡単にピシャリと叩き潰すことができる。
ほんの10分ほどで襲撃してきた大半の蚊をやっつけてしまい、すぐにいなくなった。取り逃がしたヤブ蚊が数匹残っていたが、彼らは警戒心が異常に強くなっていた。だから、せわしなくホバリングするばかりで、私から吸血する勇気がない。だから、気にせず放っておいた。

ベンチで森田童子を聴いた。
その中では「G線上にひとり」が好きだ。
歌詞は・・夏草の上に寝そべって、眩しい孤独な夢が広がる・・・で始まる。
昔、大ヒットしたTV連続ドラマ「高校教師」野島伸司脚本のテーマ曲に、森田童子が選ばれたのは、甘い死の誘惑に満ちているからだろう。彼女の曲は自死をテーマにしたものが多い。若者にとって死は甘い誘惑に満ちていても、老人には甘くない。
視線の先の老人介護施設では、窓辺のベットに老人たちがベットに横になっていた。
皆、死んだように目をつぶって、ベットで、ただただ死の訪れを待っているだけだ。

「高校教師」は女子高生・二宮繭・桜井幸子と高校教師羽村・真田広之との恋と心中ドラマ。
繭は有名彫刻家の実の父とも関係している。
このような犯罪に等しい背徳ドラマをゴールデンタイムに放映することは、今では不可能だろう。

羽村と繭が鎌倉に出かけた休日。寒い雨の夜に帰京できなくなった二人は安宿に泊まり、結ばれる。その時、前記の「G線上にひとり」が流れ、枕元の羽村の壊れた腕時計の秒針が動き始めた。
その象徴的な演出は、今も鮮明に記憶に残っている。

「高校教師」はフジテレビの再放送を録画し、全てを繰り返し再生しながら、TVCM用のセル画を1週間、不眠不休で描き続けていた。だから、今も印象深いドラマだ。

森田 童子(もりた どうじ)の芸名は笛吹童子に由来する。
彼女は私より7歳年下で誕生日は1日早い。
笛吹童子はNHKの連続ラジオドラマ新諸国物語の一つだ。
私たちの世代は子供の頃、夢中になって聞いていた。
彼女が3年前に亡くなった時、昭和が遠くなったと感じた。

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板橋から北区までの旧荒川の河岸段丘には鬱蒼とした自然林がある。
この小路に出会うと、この先に田園風景が広がっているような錯覚を覚える。

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傍の崖上の紫陽花。
新緑が美しい。

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海辺のハーレーダビットソン。
かなりデフォルメして描いている。
これで良いとの確信が起きるまで、迷いながら、少しづつ手を加える予定だ。

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先日、皇居前広場へ行った時の丸の内のレストラン。
なぜか、若い女性客があふれていた。

先日のブラタモリは江戸城だった。
前回、アップしたように皇居前広場に行ったばかりなので、とても興味深く眺めた。
二階建てバスから見た皇居と東京都心風景は本当に美しい。
それで録画を、繰り返し眺めている。

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