« 東京オリンピックのフェイクニュース。「天城越え」「映像の世紀・パリは燃えているか」優れた音楽は真実や情熱を蘇らせる。2021年8月3日 | トップページ | 日差しは強いが、空は秋めいてきた。新宿東口、巨大三毛猫。2021年8月20日 »

2021年8月16日 (月)

オリンピックを終えて見えたこと。日本は二つの敗戦によって文化的な成熟を選んだ。2021年8月16日

経済視点だけなら、利潤を得られなかった今回のオリンピックは大失敗だった。しかし、文化視点で見れば、間違いなく成功だった。
開会式で心に残っているのは、青と白に色分けしたパフォーマーによるピクトグラム。これは人が演じているとは思えないほどに見事だった。MISIA氏の「君が代」独唱も、最後の大坂なおみ氏の聖火点火も良かった。空に浮かんだ光で描いた巨大な地球は、1800機以上の中国製ドローンを、インテルが独自技術で制御したものだ。本来なら、日本テクノロジーの得意分野だ。しかし、現状では力足りず、残念な出し物だった。

閉会式の、宝塚の袴姿の「君が代」合唱は凛として、心に沁み入った。
キラキラと流れる光の粒が流れ落ちて、五輪マークを形作る演出は、どのような仕組みだろうと一生懸命考えた。後日、競技場現場の人たちには見えない、放送用の合成CGだと知った。だから、参加した各国選手たちは競技場のスクリーンに映し出された光の流れを眺めていただけだ。
宮沢賢治「星めぐりの歌」大竹しのぶ、については世間の一部で炎上している。私は宮沢賢治が好きなので、深く考えずに気持ちよく聞いた。

閉会式から1週間が過ぎて、隣国以外の世界各国からは、今も賛辞が集まっている。
しかし、主要マスコミは、海外マスコミによる悪評ばかりを報じている。
今はインターネット時代だ。個人で調べれば、真実はすぐにわかる。

海外発SNSでの悪評は少ない。
それらを要約すると以下のような賛辞となる。
「コロナ禍で大変な中、日本だからやり遂げられたオリンピックだ」
「選手村などの日本人のホスピタリティは見事だった」
「莫大な資金を投入して、大損失を被ったのに、示してくれた日本の好意には感謝しかない」
「世界一の技術のヘアサロンとネールサロン。それらを選手村で無料提供できたのは、日本のアメージングだ」
「24時間いつでも、無料提供されていた出来立ての食事、お菓子、飲み物。それらの美味しそうな食事を見ていると、選手たちに限りない羨望を覚える」
「選手村を走り回る自動運転のバスが素晴らしい。日本はいち早く未来社会に突入したようだ」

今回のオリンピックにより、「味の素の餃子」「果汁グミ」「おにぎり」「たまごサンド」「骨なしフライドチキン」「チョコモナカジャンボ」と数多くの日本食品が世界デビューした。
オリンピックを経済面だけで評価するのは間違っている。
今回の最大成果は、コロナ禍に疲れ切った内外の国民たちに安らぎを与えたことだ。「必ず大失敗し、コロナによる大惨禍を招く」と内外マスコミは予測した。しかし、70%以上の国民がテレビ中継に噛り付いて楽しみ、オリンピック開催を起因とする、コロナ爆延は起きなかった。

そして、オリンピックをコロナ禍と結びつけて失敗させようとしたマスコミは、トヨタなどの大スポンサーからの厳しいしっぺ返しを受け、オリンピック特需を失った。
今回のオリンピックは歴史的な転換期かもしれない。
オリンピックとコロナ禍を機に、民放、新聞社などの既存マスコミは衰退に向かい始めたようだ。

今回はマスコミの傲慢さが目立った。
「選手村のお粗末なダンボールベット。お粗末な食事。それらに対して各国選手たちから不満が噴出している」
マスコミは真相を取材することなく、フェイクニュースをたれ流した。
しかし今回は、動画投稿サイトが普及して、最初に開催されたオリンピックだ。
すぐに現場の選手たちから「食事は美味しい。ダンボールベットに問題はない」と反論動画が発信され、フェイクニュースは瞬殺された。ひと昔前ならフェイクニュースが一人歩きし、真実が明らかにされることはなかった。

食事も、ダンボールベットも、選手村からの美しい都心風景も、現場の選手たちが発信する動画によって、世界中から賛辞を集めた。
大手マスコミがフェイクニュースを垂れ流した経緯は、大手通信社が選手のジョークに悪意を加えて流したことによって起きた。マスコミは、通信社の記事に、更に尾ひれをつけた。彼らは、現場の当事者たちが、個人的にすぐにニュースを発信できる時代に変化していることに、まだ気づいていない。

今回、中国選手の投稿動画も見た。
世界の選手間で高評価されている焼き餃子を、水餃子にこだわる中国人がどう批評するか興味があった。しかし、動画には好評だった選手村の食事風景は殆どなかった。中国選手発の動画は丁寧に作られていたが、可もなく不可もなく、面白みは皆無だった。原因は、現政権の厳格な管理下にあり、自由な発言を制限させられていたからだろう。

隣国発ニュースは、どれも日本人の期待を裏切らなかった。
よくぞここまで粗探しをして、恥ずかしげもなく発信できるものだ、と感動すら覚えるほどだった。
その一つに、隣国重量挙げ選手が「ダンボールベットが壊れて安眠できない」との投稿がある。
ダンボールベットが発表された時、隣国選手の中に、自らダンボールベットを壊して、「日本は安物ベットを使って、メタルをとらせない算段だ」と言い立てる選手が現れると予想していた。それがドンピシャリに当たって驚いている。「貧乏になった日本は、ダンボールベットしか提供できないのだろう」との隣国人たちの的外れの記入も予想通りだ。
あまりに予想通りの行動をされると、漫画みたいで笑ってしまう。

ボルダリングで最難関だった壁は放射状に形作られていた。早速この壁を「戦犯旗である旭日旗をボルダリング競技に使って、軍国主義の復活を窺っている」と隣国ネット民たちはコントみたいに大騒ぎしていた。このような驚くべき狂気は、陰鬱なコロナ禍の中、爽やかな笑いを感じるほどだ。これからも隣国は、なまじ先進国らしき節度・良識などは身につけず、今まで通り狂気に邁進し、日本国民に笑いを与えてほしい。

今回、海外動画を無数に検索して確信したことは、日本人は清潔で心やさしき人々であったことだ。その資質は、大昔から列島にあったものだが、明治維新以降、日本は軍国主義に走ってしまった。しかし、敗戦によって、軍国主義は実にあっさりと捨て去り、平和的な経済戦争に突入した。
それが最高潮に達したのはバブル期だ。しかし、バブルは終焉した。バブルからの軟着陸は可能だったが、為政者の失敗により、失われた20年に突入した。それは経済戦争における、日本史上最大の敗戦だった。

日本は二つの敗戦によって、世界の中でいち早く、軍事・経済侵略の愚かさに気づいた。
バブル崩壊により、お金第一の虚しさに気づいた日本人は、世界史上初めて、心の時代を歩み始めた。その後の歴代政府は無駄遣いを奨励し、物価・賃金上昇のためにインフレ政策を図ったが失敗した。失敗の原因は、国民の心を理解していなかったからだ。
心の時代は副作用として貧困層を生む。
その重い課題は、今も解決できないでいる。それは、従来型の経済政策での解決は難しい。それは、これから少子高齢化を迎える、先進国全てが抱える大きな課題だ。だから世界は、日本のこれからに大注目している。

経済は重要だが、伝統や文化を失ったら、豊かになっても幸せは得られない。欧米先進国の移民・難民政策はあまりにも企業本位だった。経済と引き換えに文化や伝統を失ってしまった。彼らは経済的に停滞している日本が、文化と伝統を保っていることを賞賛している。
移民・難民たちは、好き好んで母国を捨てたわけではない。できることなら、母国が豊かになって、母国で一生を終えたいと望んでいる。異国で差別を受け、苦労することを望んでいる者などいない。本当の移民・難民対策は、彼らの母国を豊かにすることだ。

M_3_20210816010201

ずっと寒い雨が続いている。
昨夜の外気温は21度。
明け方、夏布団にタオルケットを重ねた。
夏風邪を引けば、コロナにも感染しやすい。
コロナは恐れていないが、甘くは見ていない。
副作用の味覚嗅覚の鈍麻や慢性疲労は、一生続く可能性がある。
散歩と料理好きの年寄りである私は、その事態だけは避けたい。

日本のコロナ禍の大半は、反政府活動家とマスコミによって扇動された情緒的なものだ。
確かに数値上、コロナ第5波が猛威を振るっている。
しかし、マスコミ発表は情緒的すぎて信用できない。今は誰でも科学的な国際機関の情報にアクセスできる時代だ。それによると、日本の実効再生産数のピークは8月1日の1.79。それ以後は一貫して下がり続け、8月15日は1.14だった。実効再生産数と死者数・重傷者数は、時間的な食い違いは生まれるが、概ね連動する。そのように、さほど深刻でもないのに問題が生じている。その原因は、医師会のサボタージュと、有効な司令塔不在によるものだ。さらに、必要予算が30兆円も準備されているのに、手は付けられていないままだ。

最後に、海外動画を見て、国それぞれの匂いを知った。
日本の電車や人混みで感じる匂いは「洗剤の香り」
ニューヨークの地下鉄の匂いは、「生ゴミとし尿の混ざった匂い」
隣国の匂いは「隣国特有の食物と排ガスの匂い」

匂いはその土地を的確に表現する。
6年前、秩父の友人の別荘へ行った時、一瞬で嗅覚が野生化して、自然の香りを溢れるように感じた。
そして帰京すると、都会の強烈な排ガスなどの匂いを感じた。
今、荒川土手へ登るとマスクを外す。
すると、夏草の爽やかな香りに包まれる。

Ma_3

Ma_4

Ma_5

Mas

|

« 東京オリンピックのフェイクニュース。「天城越え」「映像の世紀・パリは燃えているか」優れた音楽は真実や情熱を蘇らせる。2021年8月3日 | トップページ | 日差しは強いが、空は秋めいてきた。新宿東口、巨大三毛猫。2021年8月20日 »