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2022年3月24日 (木)

ウクライナ戦災の中で閉鎖寸前お台場ヴィーナスフォート「有吉を笑わせろ」は哀愁があった。50年以上使い続けた国産品。2022年3月24日

ゼレンスキー大統領の国会演説は全文翻訳を後で読むことにした。山東昭子議員の演説が始まったのでチャンネルを変えた。こんな時は世相に流されない12チャンネルとEテレがある。今回はEテレの「忍たま」を見た。忍たまたちが手に入れた大砲の弾は大きなネズミ花火だったのがおち。バカバカしさがとてもいい。

NHKに戻ると、ニュースで大統領演説が始まったので、再度チャンネルを変えた。
今度は、お台場の閉館直前・ヴィーナスフォートからの「有吉を笑わせろ」。
やっていたコントは、キッズランドみたいな店を訪れた変な老人。
「子供の頃から馴染んでいた。閉館が寂しいよ」
嘆く老人に「そんなに古くからはやっていませんよ」と冷淡な店員。
「ここは国立昭和記念公園じゃないのか」
閉鎖寸前の店舗での、バカバカしいほどのズレ感がシュールだった。
3月27日に営業は完全終了し、新感覚の商業施設が建設される。だから、いつもは許されない過激なコントが許されている。ヴィーナスフォート開業は1999年だったが、私は一度も行ったことがない。

失業、離婚、不倫と不幸ネタが、閉鎖寸前施設とピッタリ共鳴しているのが可笑しい。
バンクシーをもじった壁への落書きも良かった。
白壁へ書きなぐる書道パフォーマンスも、閉鎖寸前だから許されたコントだ。

「この水で入れたコーヒーは評判いいんです」
施設の象徴のヴィーナス噴水にポリタンクで水を汲みに来た、「小さな喫茶店経営」夫婦の貧乏コント。
他客には尊大だったのに、妻に逃げられたと語る客に「冷蔵庫を只で持っていけ」と言う失業寸前店員の哀愁もいい。
お洒落な店で、お洒落自慢の客を店員が思いっきりバカにしていた。日頃の鬱積が暴発してとても可笑しい。
ネタは、どれも冴えていた。
バブルの余韻を残したヴィーナスフォート自体がお笑いだったのかもしれない。
喜劇王のチャプリンは「悲哀や理不尽さの隣に笑いがある」と言っていた。

番組の後、ネットでゼレンスキー演説の訳文を読んだ。演説が遅れて生放送に変わったのは、米国議会でのパールハーバー奇襲発言に対し、日本国内から批判があったからだ。内容は可もなく不可もなく「戦後復興を日本に期待している」とほどよく纏めてあった。日本は長年の援助国で、西側諸国のような歴史上の軋轢はない。

連日、朝から晩までウクライナの戦災映像を見せつけられて、心底憂鬱だ。今はただ平和を渇望している。一時的にでも停戦しないと、ウクライナ国民の心身は完全に壊れてしまう。

先日のTBS「ごごすま」で、ゲストの中村逸郎教授はトランプとプーチンとの和平会談を期待していた。
それに対して石塚元章解説委員はトランプの名が出たことに不快そうだった。ゲストの鈴木紗理奈が「一時的でも平和になったらいいじゃないですか」と中村教授に賛同すると「停戦すればいいと言うものじゃない。その後を考慮しない停戦は如何なものか」と不満げだった。切れ味の悪い石塚氏の言葉裏に「トランプが成功すると大統領選で民主党が負ける」との本音が垣間見えた。

16日夜11時36分の東北での地震。宮城・福島では震度6強。
東京では突然に停電して10秒ほど後に激しい揺れが来た。揺れは長く11年前の三陸大震災の時を思い出した。
すぐにベランダに出て「ついに東京直下型が来たか」と、揺れる夜の光景を眺めた。
停電はこの地区だけで、新河岸川向こうは停電していなかった。
後で、東北の火力発電所が3箇所が緊急停止したための調整停電だと分かった。

停電は辛い。いつも懐中電灯を4個を、住まいのあちこちに置いてあったので助かった。一番大きな懐中電灯を垂直に立て、白い天井を照らした。反射光が柔らかく拡散して、室内は程よく明るい。この場合、光源を目に入れないように設置するのがコツだ。眩しい光が直接目に入ると虹彩が閉じて、室内は暗く感じる。

停電になると、スマホなしなの私には情報がまったく入らない。それで非常用の、手回し発電ラジオを出した。これは、三陸大震災の直後、携帯電話代金のポイントで手に入れた。それ以来、初めて役に立った。ハンドルを100回ほど回すと15分ほどラジオが使える。ただし中国製のチューニングは粗雑で、肝心のAM・NHKは雑音がひどくて聞き取れなかった。しかし、FMはよく入るので青山の民放に合わせた。青山も停電中だ。局員はよく頑張っていたが、肝心の情報量は少なかった。
そのうち、部屋の受信場所を変え、なんとかAM・NHKを受信できた。雑音混ざりのNHKニュースで、電力システム保護装置が自動動作し、東京電力管内の260万箇所が調整停電したと分かった。

停電のため水道が止まり、寝る前の風呂に入れなかった。トイレは、タンクに溜まっていた水で使えたが、2度目以降はダメだ。停電は2時過ぎにやっと復旧して安堵した。ささやかな不自由の中、戦災でもっともっとひどい目に遭っているウクライナの人たちの苦労を思った。

先日、NHKで「子供に平和を教えてくれる絵本」について話していた。
絵本はどれも真摯な内容だが、したり顔に推薦されると偽善に思えてしまう。加えて、誰かに言われて読むことへの反発がある。
子供たちは日常のささやかな不自由さから、平和の大切さを体で学ぶものだ。例えば一食抜くとか、水道・電気が止まるとか、そのような非日常から子供たちは自然に平和のありがたさを学ぶ。
ちなみに、推奨絵本の中でウクライナ民話の「てぶくろ」は、絵も筋書きも大好きで若い頃に買った。その頃はソ連時代で、ロシア民話とされていた。また読んでみたくなり、本棚を探したが見つからない。多分、遊びに来たどこかの子供にあげたのだろう。

ウクライナはロシアから制空権を奪ってくれと西側に頼んでいる。しかし、NATO空軍とロシア空軍が正面衝突すれば第三次世界大戦を招きかねない。この分では空襲はさらに続き、いつまでも廃墟映像と女性子供たちの戦災者を見せられそうだ。

先の大戦末期、日本の制空権も米国に奪われ、東京大空襲と原爆を許してしまった。
しかし、完全に奪われていたわけではない。
米軍資料では、戦闘機と対空砲で撃墜されたB29は485機。損傷したのは2707機。B29搭乗者の死者は3041名。無傷で帰還するB29は殆どなかった。超高額だったB29は、すでにドイツ敗戦が間近だったため、欧州戦線では使われていない。
「日本は完全に制空権を奪われ、米軍機は日本本土を好き勝手に飛び回っていた」との戦後教育には嘘があった。

B29は極めて頑丈だ。砲撃で胴体に大穴が開いても、なんとか南方の米軍基地まで帰還できた。しかし、損傷の多さは米軍の悩みのタネだった。その解決のために硫黄島は攻略され、帰途するB29の避難場所と護衛戦闘機の発進基地として機能した。

先日、米軍記録の敗戦後・日本軍兵器処理の動画を見た。
驚くほど大量の新鋭戦闘機、戦車、野戦砲、弾薬が破棄された。
大戦末期、制空権を突然に失ったのは、本土決戦のために多量の新鋭機とベテラン操縦士の温存を図ったからだった。
そのように戦争の真実は長い年月を経て世に出てくる。
今回のウクライナ戦争の真実も同じだ。現在流れている論調も報道もバイアスがかかっている。去年以前の報道と専門家の論調の方が冷静で信頼できる。

ついさっき、セイコーの目覚まし時計が電池切れで止まった。入っていた電池は単一で、今時の置き時計には使われない大きさだ。
破棄した電池の使用推薦期間は2009年8月。前回取り替えたのはそれ以前だ。その頃母は元気だった。単一電池はずいぶん長く保つものだ。
この置き時計を買ったのは水晶時計が世に出てすぐの50数年前だ。今も、僅かな狂いもなく正確に時を刻んでいる。昔の日本製は驚異的に優秀で頑丈だった。

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 赤外線こたつのニクロム線が切れたので、ヒーター部だけ新しくした。
買ったのは60年前の、赤外線こたつが売り出された頃だ。
電気屋店頭で宣伝用に、紡錘形の赤ガラスから赤々と暖かそうに街路を照らしていたコタツを見て、すぐに買った。赤外線は目に見えないが、ニクロム線の可視光線を赤ガラスで赤く見せていた。当時の一人暮らしの若者たちの暖房はコタツだけだった。

60年も使い続けたのは頑丈だっただけでない。小ぶりで使いやすかったからだ。
足は木製。格子の間に見える天板は今回新しく取り替えた。
ヒーター部は当時の規格が今も使われている。
メトロ社製300ワット小出力ヒーターをネットで見つけて、やぐらにはめ込んだ。
この製品は暖かさが柔らかく心地よい。単純なシステムだが、初期よりずいぶん進化している。
コタツ・コードは以前は白斑点入りの赤が標準だったが、この製品は濃紺だ。
プラグには過電流防止のヒューズが内蔵されている。

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50年前、彫金職時代に手作りした地金粉受けの鉢。
本来はそば粉を練る木鉢を使うが、重いので、国産の竹ザルに和紙を重ね貼りして作った。
金属粉が入り込まないように、和紙にはカシュー塗料を丁寧に何十回も重ね塗りして、滑らかに水研ぎして仕上げた。カシュー塗料はきわめて堅牢で今もひび割れは全くない。彫金に使っていた希硫酸が溢れても全く傷まなかった。

カシュ-塗料はカシュ-ナッツの殻から搾りだした油が原料だ。可食部のカシュ-ナッツを守るため、とても優れた防御機能を持っている。カシュ-の樹は漆科の植物だが、漆のようにカブレることはない。カシュ-塗料は漆のように堅牢で、カシュ-漆の別名があるくらいだ。

素材が竹ザルと和紙なのでとても軽く丈夫だ。今はコタツに入って鉛筆画を描く時、消しゴムクズを受けるのに使っている。
ごみ取り用刷毛は馬の尻尾製。これも50年前に買って使い続けているが、摩耗も抜け毛もほとんどない。昔の日本製は実に丁寧に作られている。

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50年前に買ったマイナスのドライバー。

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AP.AKAWAとワシのマークが刻印されている。
柄の頭には六角の金属がはめ込んであり、ノミのように金槌で叩くことができる。実に丁寧な作りで、刃先の焼き入れも適切だ。乱暴に使っても欠けたことがない。今のプラスチック柄とはまるで違って、手作り感にあふれている。同製品は他に大中小5本所持している。画像の品はドライバーとしては使わず、先を研いでカミソリみたいに鋭い刃を付けた。彫刻刀代わりや電気製品の裏蓋開けに重宝している。

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