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2022年8月 3日 (水)

猛暑の中でのノスタルジー。2022年8月3日

海外に永住している人たち。
例えば、南米でジャングルを開梱して苦労の末の成功。
そのような人たちは、とても共感できる。
欧米へ結婚して移住した人。日本で仕事などで失敗し、逃げるように移住した人。研究のために移住した人。それらも理解できる。
しかし、ただ何となく移り住んでいるだけの人たちは
「よくもあのような無味乾燥したところに住めるものだ」と理解できない。

知人に、日本を捨てた者が複数いる。
彼らにとって日本は辛い国ではなかったのに何となく移住した。
共通しているのは、豊かな日本文化を全く知らずに成長したことだ。
彼らは裕福な家庭で育っている。
しかし、両親は朝から晩まで仕事に熱中し、子供時代の食べ物はインスタントばかりだった。
正月、お盆と、日本の年中行事を楽しむことも一切なかった。
だから、何の戸惑いもなく日本を捨てたのだろうと思っている。

時折、10年ぶりに帰国した日本人の視線で東京を眺めてみる。
昭和の香りが残る商店街。
コーピゼリー、カスタードプリン、大福、カツ丼に天丼、ポテトサラダ、コロッケ、トンカツ。
ワカメの味噌汁に薬味と削り節を乗せた冷奴。
木の芽和えの茹で竹の子。ナスやキュウリの浅漬け。
もし、それらを10年ぶりに食べたとしたら、感動して大泣きしてしまうだろう。
年中行事も心を打つ。
ホオズキ市、七夕、お盆、酉の市、年の暮れ、正月。
江戸から続く行事はどれも、懐かしくて感動する。

30年前まで、欧米から一時帰国した知人たちと毎年のように会っていた。
彼らに会うと、西欧風に染まった考えを押し付けられ、うんざりしていた。
そのタイプの移住者は、今は減っている。
それだけ、日本の高い民度に日本人自身が気づいたからだ。

昨日、「マディソン郡の橋」を見た。
ナショナルジオグラフィックのカメラマン、ロバート・キンケイド=クリント・イーストウッドとフランチェスカ=メリル・ストリープの中年の恋。映画を見ていると、30年近く昔の思い出が蘇る。イーストウッドもメリル・ストリープも油が乗り切っていて、実に魅力的な中年を演じていた。

好きなシーンは二つある。家族たちがイリノイ州の農業祭へ出かけた夜、ラブラドールの愛犬が、一人で留守番しているフランチェスカの膝に飛び乗った時。
「あんたのことは好きじゃないの。なつかないで」
彼女の愛情溢れる台詞がとても良かった。
抱っこされた愛犬の嬉しそうな顔も実に可愛いかった。

もう一つは、フランチェスカにマディソン郡の橋を案内してもらった時の車中。車を運転していたキンケイドが、ダッシュボードに手を伸ばしてタバコを取ろうとした時、手がフランチェスカの足に触れた。それはゾクッとするほど色っぽい膝頭だった。
懐かしかったのは、キンケイドがフランチェスカの家の冷蔵庫にコダックのフイルムをしまうシーンだ。私も、いつもコダック・フイルムを冷蔵庫に入れていたことを懐かしく思い出した。
本当に泣ける映画だった。今流行のネトフリでは、ポリコレに縛られて、このような不倫映画は作れないだろう。
「良い映画は自分の過去の一部になる」
誰の言葉だったが忘れたが、それにぴったりの映画だった。
今、疲れた人を癒してくれる映画だった。

ヒリヒリするほど金がないのに、のんびり過ごせるのは猛暑のせいだ。
酷暑は脳を麻痺させて、現状を冷静に判断する能力を鈍らせる。
30年間、厳しい生活を続けている。
潤っていたのは、絵描きに転向して5年ほどだけだった。
当時はバブルの余韻があって、今の4,5倍は収入があった。
収入の主力だった出版や広告は、共に衰退業種になってしまった。
当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった電通など、政府事業のピンハネ企業に落ちぶれてしまった。
この状況で、よく生きてこれたと不思議になる。

マスコミは物価の値上がりばかり報じている。
私のインフレ対策は、買い物先を廉売の店に変えただけで簡単に達成できた。
歳を取ったせいで、贅沢をしなくても我慢できる。
住まい周りは広々とした風景なので、ストレスも少ない。
何よりいいのは、暑くても元気なことだ。
考え事をしながら住まいの階段を登っていると、自分の階を通り過ぎて最上階まで行ってしまうことがよくあるほどだ。

コロナ給付金詐欺のニュースが突然消えた。なぜだろう。
私は恥ずかしながら28万もらった。
最初は端数を切り捨てた20万だった。
後日、端数も給付されて、計28万になった。
10億も給付金詐欺をしたグループがいるが、それくらいの金で人生を失うのは、まったく割りが合わない。

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「おじいちゃんのバス停」から・・・
翌朝 目覚めた時、キツネの演説が本当だったのか、夢だったのか、よく分からなかった。
でも、窓辺にドングリが一個 おかれていた。
このKindle絵本にアクセスしたい時は、左サイドバーから。

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