運気の流れは些細な行動で変化し幸運を招く。カラシ・玉ねぎ・鰹節・納豆の組み合わせは最高の健康食品。2022年8月23日
昨夜の映像の世紀バタフライエフェクトは「中国 女たちの愛と野望」だった。宋氏三姉妹の父親が上海で事業が大成功しなかったら、国民政府財政部長・孔祥熙夫人宋靄齢(そう あいれい)・孫文夫人の宋慶齢・蒋介石夫人の宋美齢は生まれず、中国史は大きく変わった。
米国での蒋介石夫人宋美齢の抗日プロパガンダは大成功した。パリモードに身を包んだ美貌の彼女は、南部なまりの流暢な英語でルーズベルトから米国国民まで魅了した。プロパガンダの結果、南京大虐殺は肥大化し、日本は世界中から非難された。もし、彼女が居なかったら、日本は満州の権益を守り、真珠湾奇襲・日米開戦を起こさずに済んだはずだ。
昭和18年末のカイロ会談で、連合国の対日本政策と戦後アジアの処遇が決定された。その時、チャーチルは首脳の蒋介石の言葉は耳に入らなかった。しかし、蒋介石夫人・宋美齢の言葉だけは明瞭に記憶している。さほどに彼女は魅惑的な女性だった。
宗美麗の働きによって、米国の中国人に対する好意は強固に確立した。その好意は後年、ニクソンの日本頭越し訪中によって結実した。それは日本人にとって苦々しい記憶だ。あの時、米国政府への不信感が生まれ、今も消え去っていない。上海の宗家が大財閥にまで大成功し、美しい三姉妹を若くして米国南部に留学させたことが、中国近代史と日本の戦争遂行と戦後史にまで大きな影響を与ていた。
本筋から外れていたが、清の西太后も同番組に登場した。西太后は歴史に残る悪女だが、4500キロの鉄道網を敷設し、欧米から教授を招いて名門清華大を創設し、女性の権利を確立させようとしていた。歴史上、完璧な悪の支配者はいない。暴君ネロだって、民衆に愛される側面があった。その逆に、どんなに公明正大な名君でも必ず悪の要素を含んでいた。
運命の糸は、始めはか細くても、いつの間に強靭なスチールワイヤーに変化する。
運気が冴えないと思っていたら、いつもの習慣を少し変えてみると幸運が訪れる。私はいつも右足の靴紐を先に結ぶが、昨夜、うっかり左足の靴紐を先に結んでしまった。それは10年に一度の間違いだ。しかし、その間違いで自分の運命は大きく良い方向へ変わるかもしれない。ただし、自助努力が伴わないと、その幸運は私ではなく他所に訪れることになる。
小さな出来事が大きく変化することをバタフライエフェクトと言う。語源は「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こす」との寓話によるものだ。ささやかな出来事が、巡り巡って巨大な事態を招くことは確かだ。
例えば、ヒトラーが片思いした金持ちのユダヤ人娘が彼に応えていたら、ユダヤ人虐殺も世界大戦も起きなかった。
もし、毛沢東に歯磨きの習慣があったら、中国革命は違ったものになっていた。同じように、太宰治が歯磨きをきちんとしていたら、彼の名作は生まれなかった。この二人はまったく歯磨きの習慣がなく、ひどい味噌っ歯だった。歯を蝕む菌は毒素を分泌し、心身を損なう。毛沢東と太宰治は口臭が酷かったと言われている。毛沢東の大躍進政策や文化大革命などは、もしかすると歯から発生した毒素が脳を犯していた所為かもしれない。
ちなみに、太宰治が銀座のバーで屈託なく撮られている名写真は、歯科医に強く勧められ総入れ歯になった後だ。この写真を見ると、彼自身も味噌っ歯へのコンプレックスがあったのだろう。
文化大革命の先頭に立ち、押し進めたのは毛沢東のパートナー江青だった。彼女は上海映画界の女優だった。しかし、人気がでない上にスキャンダルを起こし、上海から毛沢東などの革命家が篭る延安に逃れた。
彼女は毛沢東に近づいて籠絡し、政治権力を手に入れた。後年、彼女は文化大革命を実行し、中国の知性を叩き潰した。
あの頃、毎週北京から「人民日報」の週刊誌が送られていた。だから、リアルタイムに中国で起きていることを感じていた。もし、江青と名を変える前の女優「藍蘋(らんぴん)」に人気があったら文化大革命は起こらず、民主的な中国が生まれていたかもしれない。
最近はまっている食べ物。
酢醤油に和カラシを溶かして、温泉卵にかけて食べる。ピータン風味に変わってとても美味い。卵はコレステロールを高めると言われてきたが、近年、摂取制限は撤廃され、日に何個食べても問題ないとされている。食物中のコレステロールの影響は極めて小さく、弊害を起こすコレステロールの大半は体内で作られたものだ。
カラシはボトル入りを使っている。カラシの効能・カラシの辛味成分・アリルイソチオシアネートには殺菌作用や、抗酸化作用がある。同時に免疫力を高め、動脈硬化やがんの発生を予防する。
前述のピータンはアヒルの卵をアルカリに漬け込むことで作られる。アルカリとタンパク質が結びついたものは、腎臓の糸球体にダメージを与える。私の腎機能はやや弱っているので、好物のピータンは、外で中華料理を食べる時のみに限定している。しかし、健康な人なら食べても問題はない。
毎食必ず食べているのは納豆。
納豆は子供の頃から大好きで、薄味で薬味をたっぷりかけ、ご飯なしで食べている。納豆の成分・ナットウキナーゼは強力に血栓を溶かす働きで脳梗塞・心筋梗塞・高血圧を防ぐ。血栓弊害は夜間起きることが多いので、夕食に最低大匙いっぱいの納豆を摂ることが推奨されている。
納豆には細かく削ったかつお節を加える。子供の頃はガラスの破片で薄く薄く削っていた。ガラスが一般的になかった昔は、磁器の破片を使って削った。薄く削ると、すぐに舌で溶けて絶妙な旨味が生まれる。
かつお節は良質のタンパク質だけでなく、高血圧予防や筋肉の動きをよくするカリウム、強い歯や骨を作るリン、ビタミンDなどを含んでいる。 また、体内では作ることができない8種類の必須アミノ酸もたっぷり含む。 こうした栄養分のおかげで、脂質の代謝を促進し、コラーゲンの働きが活性化して老化予防に役立つ。
納豆の薬味は、以前は青ネギを使っていたが、今は玉ねぎのみじん切りを使う。納豆・玉ねぎは、コレステロールの弊害を強力に取り除く最高の組み合わせだ。玉ねぎに含まれている硫化アリルは動脈硬化の原因となる血栓を溶かし、コレステロールの代謝を促進する。血液をサラサラにして抗菌作用もある。その他、ニンニク同様の疲労回復や精神安定効果がある。玉ねぎは刻んでからしばらく置くと、硫化アリルが空気に触れてアリシン=血液サラサラ成分に変わる。同時に、玉ねぎの辛味が抜け食べやすくなる
納豆・玉ねぎの抗血栓作用だけでは不十分だ。さらに魚に多く含まれるEPAの摂取で、脳梗塞・心筋梗塞・高血圧を強力に防ぐ。オメガ3を多く含む油、アマニ油・エゴマ油は体内でDHA・EPAに変化する。私はエゴマ油・大匙1杯を野菜ジュースと一緒に飲む。その結果、野菜やトマトのカロチン・リコピンは効果的に吸収される。
リコピンは強力な抗酸化作用を持ち、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぎ血流を改善する。カロチン、リコピンは、そのまま摂っても吸収されない。一旦油に溶かすことで腸管から吸収されやすくなる。DHAは脳細胞の働きを良くし記憶力や思考力を高める。体の司令塔である脳の健康を保つと、全身の健康もよくなる。
「おじいちゃんのバス停」から
夏の日差しは とても強い。
おじいちゃんは 額に汗を浮かべて、
じっと バスを待っていた。
左サイドからリンク。
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