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2023年4月20日 (木)

ホワイトとブルーが逆転するAI革命。生き残る道はアナログな人間臭さか。2023年4月20日

去年あたりから、GAFAで大量リストラが始まっていた。「あの巨大企業でも厳しくなってきたのか」と思ったが真相は違っていた。彼らはAIの進化により多くの社員が不要になると予測して先手を打っただけだった。今思うと、あれがAI乱世の序章だった。
日本でも、数年前からホワイトカラーの仕事をAIが代行し始めた。
保険会社などでも多くの事務職がリストラされている。

チャットGPTの登場について、経済評論家や企業家たちが座談会をしていた。
「これからの時代は、一層デジタル教育を充実させなければなりません」
一人がそのようなことを話すと、他の者も賛同していた。
彼らは恐ろしいほど、現実を理解していなかった。

チャットGPTのようなAGIは自然言語でIT処理ができるようにして、パソコン音痴のおじさんたちの、ビジネス・アプリへの抵抗感をなくそうとしている。
だから、プログラミングなどのデジタル教育は無用だ。
それは本当に優秀な人たちだけが研究すればいい。
教育の本来の姿は、知性や創造性を高めるためのものだ。

知識集約型の仕事ほど、少数精鋭主義になっていく。
その代表が弁護士などの語尾に「士」がつく職業だ。
弁護士の安定した収入源は企業の顧問だった。
これからの企業は、問題が起きたら六法全書や判例の全てを熟知しているAIと真っ先に相談するはずだ。
極めて低コストで手に入れた答えは、少数の優秀な弁護士のチェックを受けて実行される。

それは、公認会計士など総ての「士」に当てはまる。
今後、それらでは大量の余剰人員が生じる。
ニューヨークの真子さんの夫・小室圭氏が務める法律事務所が16人のリストラを断行したのは、そのような訳だ。

これまで先進国の労働者はホワイトカラーが多くを占めていたが、その大部分は不要となった。
例えば東大卒の上位100人くらいはエリートコースを歩くかもしれない。
しかし、知識集約型の職業ほどAIの影響が大きく、その他大勢ははじき出される。

医師の地位は法律で守られているが、チャットGPTのアバター医師の診断は、深く静かに進行するはずだ。
将来の医師や保健師の仕事は患者とAIを取り持つことが主になる。
現実に、診断やレントゲン写真の読み取りなどの正確さは、AIが優れていることが実証されている。

荒川土手近くで、高級マンションの建設が始まった。
日曜になると、購入予定の若い夫婦などが見物に来ている。
夫の職業は一流会社のサラリーマンが多く、若妻たちは美しい。しかし、マンションが完成し、入居して4.5年経つ頃、AIの進化により夫がリストラに会う可能性は大きい。その頃、美しい若妻たちが生活にやつれる姿を想像すると胸が痛む。

今起きていることは革命に近い。
たとえば大工、左官、建築現場の労働者、美容師、整体師、など、腕に技術をつけたブルーカラー階層は生き残るはずだ。
AIがいくら優秀でも、棚を吊る作業をロボットにさせていてはコストがかかりすぎる。下水管の修理、配線工事、屋根の水漏れの修理、散髪、いずれも人間が行う方が低コストだ。
だから、これからは、親は子供に「勉強しろ」とは言わず「腕に技術をつけろ」と言うようになるかもしれない。

近年、給与が停滞している日本を捨て、海外に活路を求める若者が増えた。
しかし、ホワイトカラーの需要減は世界規模で起きている。
よほど優秀でないと、海外では即リストラされるだろう。
その点、寿司職人とかラーメン料理人とかは強い。
中には富裕国で、年に1億近く稼ぐ寿司職人も出現している。

知識は生きるために大切なもので、楽にお金を稼ぐためだけのものではない。
未来教育でも知識の重要性は変わらない。
ただし、AIのアバター教師が生徒一人一人を個別指導するので、凡庸な教師はリストラされる。

車については、自動運転が実現すれば運転手の大量リストラが始まる。
試算では、自動運転の時代は必要な車の台数は今の3分の1以下に減少し、停車したままの車は激減する。車を使いたいときは、スマホなどで近くを走っている車を呼び出せば事足りる。自分で運転するのは趣味の世界に変わりそうだ。

これからの社会では、ゲームとか、おもちゃとか、役にも立たない遊びが主役になる。スポーツなどその最たるものだ。郊外で原始的なキャンプ生活とか、薪でご飯を炊くような不便な生活も素晴らしい。
客と対話しながら衣服を仕上げる、昔風の仕立て屋も再評価されそうだ。
料理人はマニュアル化されたチェーン店ではロボットが取り入れられるが、高級レストランや寿司屋では人間の料理人が尊重される。

ペットも強い。
ニュース番組で、AI関連のベンチャー企業を取り上げていた。
若い創立者は得々として、AIの優秀さを語っていたが、その瀟洒な社屋を可愛いムク犬がトコトコ歩いていた。
「これは会社のペットです」
彼は楽しそうにムク犬のことを話した。
「なるほど、人の能力を超えることを考えているエンジニアでも、何一つ仕事をせず、ただ寝てドックフードを食べるだけのムク犬が重要だと認めているのか」
ペットが寛ぐ環境に、本当の快適な社会が垣間見えた。

これからは、アナログだと馬鹿にされていた労働形態が復権しそうだ。
例えば、決済にハンコをもらいに行くとか、
新橋の裏通りで、飲みながら仕事の話をするとか、
昭和のサラリーマンが復活しそうだ。

すでにパソコンに精通した若者の価値は薄れ始めている。
まったくパソコンを扱えないアナログおじさんでも、AGIは懇切丁寧に対応してくれる。
おじさんたちの天敵WordとExcelは、AGIが優秀な専属スタッフとして手伝ってくれる。
アナログおじさんが好き勝手にOffice AIに命じれば、忠実に素晴らしい仕事をこなしてくれる。
これから職場で役に立つスキルは、昔ながらの付き合い上手なのかもしれない。

ITを活用した経済合理性を追求した欧米型の社会は豊かさを手にしたが、心は荒廃した。
その中で日本は、経済合理性を後回しにした結果、30年間停滞したままだ。

しかし、快適な社会を世界に先駆けて作り上げている。
街へ出ると多くの海外観光客を見かける。
彼らは一様にのんびりした笑顔をたたえている。
「道路にはゴミがなく、とても綺麗。日本人はとても優しくて親切だ。衛生状態も清潔で食べ物も美味しくて安い。トイレは異次元に素晴らしい。犯罪はほとんどなく、女子供でも安心して夜道を歩ける」
彼らの多くが楽しそうに語る。
識者や海外がどんなに日本の停滞を揶揄しても、現金やFAXが生き残っているアナログな日本こそ、世界が目指すべき社会かもしれない。

AGIが普及したら、アナログな人間臭さが復権する予感がある。
この30年、一貫してデジタル人間がもてはやされてきた。
しかし、チャットGPTが登場してから突然に大地殻変動が起きた。
新しい環境で生き残るには、人間臭さがキーポイントとなる。
どんなに優秀なAIでも、愛とか恋とか、人に真の幸福感を与えることは無理だからだ。

画像生成AIについては、その登場より15年前あたりからイラストレーターの仕事は激減し絶滅危惧種になっていた。
だから、イラスト界への影響は限定的で、3%の需要が1%に落ち込んだくらいのものだ。
元々低迷していた絵描きの世界も似たようなものだ。
こちらもまた人間臭くコツコツと、絵具を筆で塗り続けて行けば、何とかなると思っている。

AI時代では、アナログに対してデジタルの優位性はまったくない。
キーボードにIT言語を速射砲のように打ち込むスキルは意味をなくした。
IT言語を使わずとも、自然言語でAIに指示できるからだ。

司法試験に人生を費やすような知識集約型の勉学は無意味だ。
感性を磨き人間臭く自由に生きることで、AI時代を生き抜くことができる。

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画像生成AIに描かせた「アマゾンの密林に佇む、巨大な猫のオブジェ」
この画像をAIに描かせることができたのは、頭の中の完成図を見ながら指示したからだ。
このような理詰の画像は生成AIは得意だが、繊細な情感を描くのは不得意だ。
しかしすぐに、それもこなすようになるだろう。
それでもこれからは「アナログな人間臭さ」「非能率な手仕事」などが、生活に輝きを与えてくれると思っている。

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