Sentimental Godzilla 2023年7月25日-2

「Sentimental Godzilla」 大堂津小学校蔵。
あの荒廃した時代から長い年月が過ぎた。
凶暴だった彼は、今は心優しく 静かに音楽をかなでている。
そこは南の国。
雨上がりの琥珀色の夕暮れに、彼は栄光の日々を追想していた。

昔、名古屋の美術館で「ゴジラ展」が開催された。
それに出品したこの作品は、中京テレビでメインで放映され注目された。

その後、美術館買い上げが決まった。
しかし、間に入った業者と確執があって、
私は買い上げを断り、母校の大堂津小学校に寄贈した。

ゴジラの無右腕肘の先、柱に右手をかけて佇むのが私の自画像。

今日も猛烈な暑さ。
頭をスッキリさせようと床屋さんへ行ったら連休。
仕方がない、その足でその先にあるOKストアーへ行った。
そこは全商品割引率が表示してあり、人気がある。
業務用冷凍ブルーベリーや牛乳・ヤクルトを買って、セルフレジで精算しようとしたが受け付けない。
係の女の子を呼ぶと、頭っから私の操作が悪いと決め付けている。
それが解決しても、商品のバーコードを受け付けず店員を呼べと指示。
再度、店員を呼ぶと、うんざり顔で操作の仕方が悪いと文句を言う。

いつもの店員なら、何も言わずさっさと解決してくれる。
たまにそのようなハズレがいる。
「今日は悪い日なのかな」
と少し滅入りながら、睡眠導入剤を処方してもらうため、
帰りに、いつもの診療所に寄った。

診察はいつもの女性医師。
いつも明るく元気な人なのでほっとする。
診察は血圧を測るだけだ。
上は116に下は60と悪くはない。
少し雑談して、処方箋をもらって帰る。

「さほど悪い日ではないのかもしれない」
そう思いながら、荒川土手で冷たいお茶を飲んだ。
最後よければ全てよし、と言いたいところだが、蚊に刺された。
実は荒川土手には蚊がいない。
50年ほど来ているが、蚊に刺されたのは初めてだった。