コロナ中とコロナ前の焼き鳥屋情景。2023年7月13日-4
コロナの中、営業制限がやっととれて焼き鳥屋が再開できた頃の光景だ。
焼き鳥屋の青年が馴染みの客と外テーブルで話していた。
「おやっさん、再開できて、本当に嬉しいよ・・・」
青年は泣きながら繰り返していた。
馴染み客はただ「ウン、ウン」とうなづいていた。
あれは、本当に罪作りな病だった。
私の周辺にも、人生を狂わされてしまった人が多くいる。
コロナ前の冬、上記と同じ焼き鳥屋風景。
寒い夜、食事を終えた祖母と母親と男の子の三人が幸せそうに店から出てきた。
3人の顔立ちはそっくりで、善良さに満ちていた。
「とても美味しい焼き鳥だったね」と男の子は繰り返していた。
子供を眺める母親と祖母の笑顔がとても良かった。
その光景に、昭和への郷愁を感じた。
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