浅草へ行ったら異邦人の気分になった。紅腐乳に粉鰹節をかけたらウニの味になった。2023年9月8日
「大きなピアノの夢・昼寝している私」
少し暑さが和らいだので、毎日出かけている。
6日は浅草へ出かけた。ニュース画像のように海外観光客が多い。
私の印象では5割はアジア系。2割は欧米系。残り3割が日本人だ。
この環境では、自分が限りなく異邦人になった気分になる。
昼間、浅草へ来たのは10年ぶりだ。毎年、酉の市の帰りに浅草寺もお参りしているが、いつも夜で本堂は閉まっていた。
昼間、本堂を見上げて見ると壮大で美しい。
いつのまにか海外観光客と同じ気分で観光していた。
雷門近くのスタバに入って、注文カウンター傍の壁際に腰掛けた。
多彩な来客を眺めていると飽きがこない。
浅草地元の女性も来ている。
彼女たちは言葉使いと足元でわかる。
みな揃って良い靴を履いている。
お水系の40前後の女性はミント色のピンヒールを履いていた。
それがゾクッとするほど似合っていた。
彼女たちは、ちょっと生意気な視線で私を見た。
それは嫌な気分ではない。むしろ、とても可愛いく感じた。
中国系の女の子も多い。
服装はまあまあでスタイルがよいが、履き物がアンバランス。
楽に歩くためだとしても、ベトコン・サンダルでは興醒めする。
韓国系は良くも悪くも個性もなし。
男の子は一様にマッシュルームカットで、女の子は野球帽。
それは彼らの韓流の誇りのようだ。
小さな子供のマッシュルームカットは可愛い。
しかし、ゴツい大人顔だとかなり気持ちが悪い。
よく考えてみると、アジア系の趣味の良い人は国籍が分かりにくい。
しかし、趣味が悪い旅行者は国籍が明瞭になる。
帰りはアメ横で買い物した。
訳ありだが新鮮で大きなトマトが8個で600円。
同じく胡瓜が10本で300円。
リュックが満杯になってしまった。
「エメラルドの戦士」生成AI・Bing Image Creatorにて生成。Photoshop加工すみ。
50年前、宝石商と親しくしていた。彼はコロビアの超危険地帯に単身乗り込み、大量のエメラルドを仕入れて大儲けした。
現地で買い付ければ儲かることを誰でも知っていた。
しかし、命の危険を伴うので、試みるものはあまりいなかった。
コロンビアに飛んだ彼は、当時貴重で高価だったヘリを雇った。
そして、決めた時刻に迎えに来るように頼んだ。
彼は現地で大量のエメラルドを安価に購入した。
安価に売ってくれたのは、配下の者達が途中で待ち伏せし、売った品を奪う手筈になっていたからだ。
彼がジープを疾走させて現場を離れると、すぐにヘリが迎えに来た。
彼は危機一髪でヘリで脱出できた。
そして無事帰国して、大儲けすることができた。
その方法は早いもの勝ちで、二度とできない。
彼らは戦地で銃を撃ち合い殺し合いをしてきた世代だ。
現代人とは胆力が違っていた。
彼のお嬢さんは、NHKのアナウンサーをしていた。
一度、彼の家にオパールを買いに行ったことがある。
「好きなものを選びな」と彼はテーブルにザーッと山積みにした。
その中から良品を買って転売したら、かなり儲かった。
あの頃は本当に面白い時代だった。
先日アメ横で買った紅腐乳450円の美味しい食べ方を工夫した。
腐乳とは豆腐を塩漬けにして発酵させた食品。
紅腐乳の紅色は紅麹の天然色素だ。
沖縄の「豆腐よう」は紅腐乳を参考に、泡盛の麹で作られている。
ちなみに臭豆腐のような強烈な悪臭はなく、麹の美味しそうな香りがする。
紅腐乳に粉末鰹節をかけてみた。
すると下関の「磯粒うに」にそっくりの味になった。
美味しくて、ご飯が何杯でも食べられる。
鰹節の磯の香がウニの風味に近づけたようだ。
鰹節は削ったものより粉末の方が、よりウニ味に近くなる。
ぜひ、試して欲しい。
下関のウニの瓶詰めは大変に美味しくて大好物だが大変高価だ。
それを知っている下関の知人が、定期的に送ってくれる。
台風13号の大雨が予想されたが、今は小降りになり止みそうな気配だ。
吹き込んだ北方の風のおかげで昨夜から涼しく、
買い物へも出かけられそうだ。
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