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2023年11月30日 (木)

クリスマス漫画と母と競馬。2023年11月30日

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「クリスマス」30年前、携帯画面のために一コマ96×96ドットで作った。
1ドットづつ白黒を手作業で描きこんだ。今眺めると新鮮だ。
英文はいい加減に入れてあるので適当に読んでほしい。

キャラクターは私が作ったオカメペンギンのポチと宇宙人のタマの二人。

ポチが街を歩いていて、クリスマスツリーがあった。

「そうだ、靴下を編もう」

コオモリや月が不思議そうにポチの編み物を見ていた。

ポチはやっと片方だけできた。
嬉しくなって、靴下をかぶった。

ポチとタマが会った。
タマは靴下の帽子が欲しそうだった。

ポチが靴下の帽子をあげると、タマは櫛をくれた。

タマは靴下の帽子をかぶって、嬉しそうに歩いて行った。

ポチはサンタに出会った。

「櫛をあげるよ」
「毛がないから使えない」とサンタは笑っていた。

ポチがトボトボと歩いているとタマがいた。

「ぼく、クリスマスツリーを持っているよ」
タマは帽子を取って見せた。

ポチとタマのクリスマスは楽しくなった。

よかった、よかった。
おわり。
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「根岸競馬場跡・お台場海水浴場・モガの母」90年以上前の写真だ。
母はお台場の海水浴場へ渡し船で行っていた。
お台場は東京市に払い下げられていたので可能性はある。
母は水泳が大好きで、雨の寒い日に泳いで風邪をひき、悪化させて肋膜炎に罹った。
その治療に稲毛のサナトリウムに入り、1年間静養して生還した。
元画像は古い白黒だがPhotoshopでカラー化した。

母が退院する日、同じく入院していた若い女性が物陰から恨めしげに見送っていた。肋膜炎は結核性で、罹った者の大半は亡くなっていた。だから、先に元気に退院する母が羨ましかったのだろう。

賭け事好きの母は久留米からしばしば上京して、完成したばかりの横浜根岸競馬場へ通っていた。根岸の競馬場は庶民のものではなく、馬券はとても高額だった。
競馬場で母は中国財閥の息子と知り合った。中国領事館によく招待され、本場の豪華な料理をご馳走になったと話していた。

楽しい東京生活は長く続かなかった。
頼まれたら引き受けてしまう祖母は、さほど親しくない他人の保証人になって、今の額で2億ほどの借金を負ってしまった。母はその処理のために久留米に帰郷した。
母は借金の10分の1だけ用意した。それから債権者たちを一堂に集め「これ以上は一円も払わない。不満なら帰って欲しい」と言い放った。元々、祖母が一円も受け取っていない借金だ。債権者たちは10分の1だけ受け取り、渋々債権を放棄した。
あっさり諦めたのは、母の知り合いに九州の大侠客がいたからだと私は思っている。彼らは無理を通すと大変なことになると恐れていたのだろう。

母は自分勝手な祖母に愛想を尽かし、近くの温泉へ行くと言って満州へ家出してしまった。
1年ほど満州で過ごし、戦争の気配が迫ってきたので半島経由で帰国した。
祖母への土産には朝鮮名物の鶴の味噌漬けを買った。鶴を食べると長生きすると信じられていて、大人気の土産だったようだ。
「ずいぶん長いお風呂だったね」
祖母は皮肉混じりに母を迎えた。

母は思い立ったらまっすぐに突っ走る典型的な九州女だった。
もし母がインデアン女なら、fire arrowと名付けられたはずだ。

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