2日は浅草へ行き隅田川を下って豊洲へ行った。米国の都市部では年収1千万は低所得層。2023年11月3日
2日の浅草観音様は海外旅行者が多く、日本人は2割程だった。
夏と違い、レンタル着物のセンスが良くなっていた。
それまで似合わなかった欧米人にも、ドキッとするほど粋に着こなしている人がいた。
欧米系にもアフリカ系にも着物が似合い始めていて、一段とレンタル着物姿が増えた。
これは一時の流行ではない。
レンタル着物業者の日本特有の凝り性のおかげで、これからますます流行る気配だ。
4時10分、吾妻橋の船着場へ行った。
豊洲行き最終便が売れ残っていたので即買った。
今年はまだ一度も船に乗っていないので嬉しい。
4時20分に豊洲行き出発。
船は小さく、乗船客は30人ほど。
隅田川を下り石川島の高層団地群の分岐点を左へ行くと、すぐにアーバンドッグららぽーと豊洲に着いた。
写真はアーバンドッグららぽーと豊洲。
昭和の面影のある風景だ。
使われなくなったクレーンはネオン管で彩られ、赤、緑、青、オレンジと変化しながら輝いていた。
豊洲からゆりかもめに乗車した。
運河から来たため土地勘が狂い豊洲駅への道にまごついた。
しかし、道を聞いた若い子も警備員も、懇切丁寧で迷わずに着いた。
始発駅なので見晴らしの良い先頭座席に座った。
"you Raise Me Up"などランダムに聴きながら眺めた、都心の高層ビル群の夜景は未来都市のように美しかった。
夕暮れのゆりかもめは東京一素晴らしい路線だ。
これで、行きたかった場所全てへ行った。
これから心置きなく仕事に集中できる。
画像、昨日11月2日の豊洲行き遊覧船の記憶を描いた。
隅田川沿いには昭和の面影が強く残っていた。
"Paycheck to Paycheck"
給料を貰っても、その全てがすぐに支出に消えてしまう状態。
簡単に言えば貯蓄が出来ない生活のことだ。
今、その階層が米国人口の80パーセント近く、年収700万から1000万の階層へ拡大しつつある。
彼らは高額な健康保険料は支払っているが、ちょっとした病気、例えば虫垂炎の手術をしただけで破産する可能性がある。
もっと簡単な、2.3本の虫歯治療をしても、生活は危うくなる。
だから、虫歯くらいなら放置して、自分で抜歯する。
マスコミは日米所得格差を話題にするが、生活の質で比較すべきだろう。
ちなみに米国の都市部では年収1000万は生活ギリギリの低所得層とされている。
その低所得者たちが日本観光に来ると、突然に富裕層に変身する。
その快感は忘れられず、かくて欧米人の日本愛は深まるのである。
病気になった時の日本医療の手厚さは世界トップだ。
医療費無料で最高水準と言われている北欧でも、受けられる医療の質は劣悪だ。
もし、日本と同水準の治療を受けたければ、高額治療費を自費で支払わなければならない。
それは欧州全てにあてはまることだ。
先日、日本のGNPがドイツに抜かれ4位に落ちたとマスコミが騒いでいた。
しかし、治安・食生活・医療の心地よさなど、別視点で比較すべきだろう。
日本政府から奨学金をもらい日本の大学を卒業した中国人が「日本企業に就職しても初任給15万と劣悪だ。とても日本では就職などやってられない」と文句を言っていた。
それなら、即刻帰国して本国で就職すればよいだけのことだ。
彼らは今の中国に帰国しても、就職はほぼ無理である。
中国政府は「日本が中国人学生の受け皿になって欲しい」と、密かに親中政治家に打診しているようだ。
それは移民を望んでいる日本企業には願ったり叶ったりだが、一時的な労働力不足解消のために、将来に禍根を残すことは絶対にやめてほしい。
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