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2023年11月23日 (木)

手回しローストワックス鋳造法。混沌としたアメ横。2023年11月23日

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昭和20年代まで行われていたローストワックス鋳造。
ハンマー投げのように鋳型をぶん回し、その遠心力で鋳造した。
失敗したら溶けた金属が飛び散る大変に危険な技法だった。
20歳の頃、老歯科技工士からこの方法を聞いた。
その人の話では、機械を使った遠心鋳造より、ずっと精密なものができたようだ。

この技法を目撃した人も、聞いたことがある人も、殆ど生き残っていない。

ローストワックス鋳造とは。
ワックスで原型を作る。ロー型を耐熱性石膏で固め、加熱してワックスを蒸発させる。後に残ったロウ型の空洞に溶けた金属を流し込む鋳造法。

重力で流し込むだけでは精密な製品ができない。
そこで溶けた金属に遠心力をかけ、型の隅々まで溶けた金属を行き渡らせた。主に、精密さを要求される歯科治療のインレー・義歯作りに用いた。

鋳型にする石膏は空き缶に流し込んで作った。
空き缶にはワイヤーが取り付けられていて、それをハンマー投げのように「エイッ!」とぶん回すと遠心力で精密に鋳造できた。

ちなみに私は高圧ガス取扱と溶接の資格を持っている。

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「物憂げなエトランゼ」昨日のアメ横はますますカオスな世界になっていた。
一人旅の若者が、ケバブの店の粗末な木製テーブルで、ビールを前に物思いに耽っていた。

いつもの地下市場の中華食材の店へ行った。
女主人は留守で大柄な息子が店に立っていた。
いつものように450円の紅腐乳を二つ息子のところへ持って行くと、彼は聞いた。
「这个多少钱?」
「値段がわからないの。450円だよ」
「明白了。明白了。450円です。大丈夫です」
彼は照れくさそうにお金を受け取った。
中国語の心得はないが「銭」とか「明白」など共通項は、なんとなく分かる。

紅腐乳は塩味は強くなくて食べやすい。
私はこれに粉鰹を混ぜて食べる。
塩ウニのように濃厚で美味しくなって、ご飯が止まらなくなる。

使われている紅麹の薬効・コレステロールの抑制作用・血圧降下作用・リフレッシュ効果・赤い色素成分による抗酸化作用。

他に粉寒天500g3000円を買った。
大きめの黄色い林檎、シナノゴールド6個で500円は安かったが、買い物が多いので諦めた。
アメ横は、無国籍の混沌とした空間を漂う楽しさが今まで以上に増した。

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