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2023年12月28日 (木)

シンギュラリティはこの世の天国。しかし邪悪な地獄も魅力がある。2023年12月28日

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「人の知恵なんて空っぽの紙袋みたいなものさ。素敵なものが入っているように見えるけど、ちょっと押すとペシャンコに潰れてしまう」
AIの10倍100倍の能力を持ち人間の知能を凌駕するAGIは10年後には出現して、シンギュラリティの大変革時代を迎えるという。
あと1年で80代に突入する私は、かろうじてその時代を味合えるかもしれない。
春、生成AIに出会ってから、AIについて会話することが増えた。
人が文明を作り上げたのは人類が生き残るためだった。
その叡智の延長線上で、人は自分たちを否定しかねないAGIを生み出そうとしている。

このLinkedin上には、生活を切り開こうと日夜研鑽し努力している人たちが溢れている。
しかし、AGIが登場すれば社会は大地殻変動を起こす。
今まで営々と築き上げて来た価値観は崩れ、努力した人としなかった人の能力格差は消え、社会は限りなく平坦にならされてしまう。

春に生成AIに出会ってから、素晴らしい道具として楽しんで来た。
しかし、アート系の若者たちは違っていた。
彼らは手強いライバルとして恐れ忌み嫌っていた。
確かに猛スピードに進化する生成AIを目の当たりにすると、彼らの恐怖はとてもよく理解できる。

10年後、実現するAGIは精神に深刻なダメージを与えるかもしれない。
人は切磋琢磨し努力することで進化してきたのに、その成功図式が崩壊してしまうからだ。

人はなぜそこにいて、人として生きているのか。
その命題を古来から哲学者や思想家たちは問い続けて来た。
今、その命題は崩れ始めている。本当は人は人らしく立派に生きる必要はなかった。
今の生き方は、生き残るために選んだ一つの方法にすぎない。
他に生き残る方法があるなら、それを自由に選べばよい。
仮に動物たちのように本能に従って生きるなら、AIで悩むことはなくなる。

厳しい野生生活に戻る必要はない。AGIは豊かな生活を保証してくれるだろう。
そうやって人がAGIのペットにされたとしても、恥じることはない。
もし、受け入れ難いならアーミッシュのように進化を否定して生きる道が残されている。

シンギュラリティを迎えれば、アンチエイジングは究極まで進んで、だれでも若さと美しい容姿と健康を享受できるようになるだろう。
本能のみの生き方に後ろめたさを感じる必要はない。
堂々と未来生活を楽しめば良い。
AIが与えてくれる美味しい食事をして、若返った肉体で思う存分SEXを楽しめばいい。

宗教画に天国・極楽の絵がある。そこには享楽の極地が描かれている。
シンギュラリティー とは、この世の天国の実現だと思っている。
しかし、ヒエロニムス・ボスが描く地獄絵には邪悪な魅力が溢れている。
もしかすると、シンギュラリティは天使と悪魔の戦いの始まりなのかもしれない。

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シンギュラリティーは人間の弱さを試す試練の時代です。
従うか、従わないか、その人がどう生きて来たかによって決まります。
無理に突っ張ることはありません。
AGIの庇護の元、享楽の極地を楽しめば良いと思います。
AGIは究極のアンチエージングを実現してくれます。人は健康に長生きするので、介護事業は限りなく縮小します。
80歳から第二の青春を楽しむこともできます。
劇的に低下したエネルギー価格により、だれにでも食物はふんだんに提供され人は労働から解放されます。人が子供を産まなくなるので人口は減り、自然は回復して温暖化は止まります。
AGIは大きな母性です。その時代まで生き延びられたら、今までどおり散歩をして絵を描き、野の花を愛で、美しい女性に声をかける生活を続けたいと思っています。

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